レスキューボーイズ 第五部 聖獣四天王編〈その三十三〉
水薫「竜馬、皆んなを連れて、この場所から離れてくれ。」
竜馬「わかった……皆んな、避難するのだ。」
弟子1「なぜですか、水薫様。」
レッドル「こんな近くでは、二人の戦いに巻き込まれるということさ。」
ブルーバ「こんな場所に居あわせてみろ、命がいくつあってもたりないぜ。」
弟子2「まさか、お前達、波動拳同士の戦いを見たことがあるのか。」
レッドル「ああ、見たことがある。」
弟子3「どんな戦いなんだ。」
ブルーバ「まあ、見ていればわかると思うが、度肝を抜かれるぞ。」
竜馬「いずれにせよ、この場所にいれば危険だ。皆んな、移動するぞ。」
そして、一同は数百メートル離れた高台に避難することとなった。
水薫「では、始めようか、項志。」
項志「はい……お願いします。」
そう言うと、右手を天に、左手を地に向けた。すると、その周辺の天候が一変した。そして、晴天無風の天気であったのだが、空には雷雲が発生し、その周辺には、強風が吹き荒れて行った。
水薫「塔賀山を離れた後、かなりの修業をしたようだな。」
項志「霧風先生との約束ですから。」
水薫「いいだろう、全力で来い。」
その後、項志の右手と左手とに風が集まり、その風自身が意志を持ったかのように、巨大な虎の姿に変貌して行った。
項志「行くぞ、聖獣波動風神凰牙ー」
弟子1「あれが聖獣波動風神白虎の姿なのか。」
レッドル「そうだ。」
弟子2「何て気力なんだ。」
ブルーバ「それだけではない、凄まじい戦闘力も秘めている。」
水薫「風神凰牙か……おもしろい。」
そう言うと、水薫は両手を水平に広げ、それを胸の前でクロスに組んだ。そして、こう叫んだ。
水薫「聖獣波動水神砕波!!」
その掛け声と共に、島の周りの海水が水薫の頭上に集まり始めた。そしてそれは、水薫を中心に回り始め、渦を巻きながら一つに巨大な亀に姿を変えて行った。
竜馬「水神砕波だとー」
項志「げ、玄武。」
レッドル「これが玄武なのか。」
次回は、三月十五日頃の予定です。




