レスキューボーイズ 第五部 聖獣四天王編〈その二十六〉
そのかけ声と共に、男達の持っている木刀に抜倒牙が炸裂したのである。そして、粉々に砕け散ったのであった。男達は金縛りにあったかのように、その場を動けなかった。
サン「まだやるのか、ガキども。」
男一「ウワー化け猫だー」
男達は一目散にその場から逃げて行った。
亜輝「すごい破壊力だなーどこでそんな技を覚えたんだい。」
マル「マンガ本だよ。」
礼子「ああ、読んだことあるわ……人を襲う熊を倒すために、犬が空中で回転する必殺技ね。」
ナナ「犬にできるんなら、猫にもできるんじゃないかって特訓してたの。」
亜輝「さすがですね、スリーニャンズ。」
マル「おまえの方こそ、可愛い彼女ができたらしいな。」
亜輝「まあ、彼女というより、同志と言った方が正しいかもしれません。」
礼子「……それより、なぜ猫がしゃべれるの。」
亜輝「礼子さん、小山田博士って知っていますか。」
礼子「ええ、遺伝子工学の先駆者だった人って聞いてるけど、テロ事件に巻き込まれて亡くなったんでしょう。」
亜輝「その小山田博士に飼われていたのが、この三匹の猫なんです。」
礼子「ということは、この猫ちゃん達、遺伝子操作されてるの。」
亜輝「ええ、そうなんですよ。」
マル「亜輝、アルカトラズの戦い、ご苦労だったな。」
亜輝「なぜ知っているのですか、マルさん。」
サン「なぜなら……」
そう言ってコスモスの一員である八枚の花びらのついた入隊章を、その肉球の上に乗せていたのである。
亜輝「まさか、コスモス軍に入隊したのですか。」
マル「ああ、そうだ。」
礼子「えー亜輝君、コスモス軍て、猫も入隊できるのー」
次回は、十一月十日ごろの予定です。




