第7話 ふわふわのWhiteDayからの美月の願い
ValentineDayが終わりいよいよWhiteDayに向けての戦略会議をしている洋平と美月と営業部の部長の一ノ瀬。ランサムウェア感染中のため極力PCを使わずにしている。
「なぁー美月。」「んっ。」自販機の横で、話している2人。ランサムウェア感染中の営業部。
Sweets課「一ノ瀬部長。」「この場で言うようなことではないが、大沢補佐少し休ませようということで話があがっている。」「えっ。」驚く美月。「驚くもしょうがない。今回のランサムウェア感染の件、強く責任を感じているのではないかと思ってね。」「あぁー。シェルドラの件見たく。私の責任で・・・。」「そういうこと。」泣き崩れる美月。泣きながら過呼吸発作を起こしている。優しく抱きしめる洋平。「昔からそうだ。なんでもかんでも自分1人で抱え込んで、苦しんで、過呼吸発作を起こして。俺たちがいるだろ。少しは頼れ大バカ。」数分後泣き疲れて、洋平の腕の中で眠る美月。会議室のソファーに寝かせた。「よく眠っている。無防備な顔で。少し寝とけバカ美月。」そう言い残すと、ブランケットを取りにオフィスに行く洋平。ブランケットをかけて、その場を離れる洋平。オフィス内には、公平が待っていた。「そうでした。お2人は友人関係でしたね。補佐落ち着いたみたいで安心しました。」「少し眠れば大丈夫かと。」「申し訳ない。僕のせいで。補佐泣きじゃくることになるとは。」「あいつ少し泣きそうな顔で、僕の方を見ていたので、何か悩んでると思ったのですが、肝心なことは聞き出せず。」「そうでしたか。てっきり、僕のせいかと。改めてですが、お2人友人関係でしたね。」「まぁー親友が部下になるとは、思わずいましたが。」「申し訳ない。Sweets課を新設する計画で、大沢さんには来てもらいたくて。でも偶然にもシェルドラが経営破綻し、その再建をすることになるとは思わず。」「ですね。僕もお菓子に関しては、一応知識あります。」「あぁー勿論。課長には市川君をあてる計画だったからね。市川君と大沢さんの2人で軌道に乗せれたらというのが上の目論見だ。」「とは言えその目論見通りに進んでいるが、上にしては計算外のことが。」「あぁー。RCC調理製菓専門学校の運営をすること。」「えぇー。偶然にも、僕と大沢補佐の2人がここの卒業生であることと現在大沢補佐が客員講師で教壇に立つこと。」「あぁー前々から話はきていたが、Sweets課を立ち上げるタイミングで改めて話がきてね。引き受けたというわけ。」「でもよかったんですが??今のSweets課の面々を来年度入学させても。」「あぁーみんなにも学校のこと知ってもらいたくてね。製菓衛生師と調理師の2資格を取得することを条件にしてね。」「あいつら喜びますよ。お菓子好きばかりが集まっているので。」「だね。僕からの命令で4月1日付で、3年の休職をすることにするよ。」「あぁー全員一気に行かすのですから、そうなりますよね。」「あぁー2人には長いリフレッシュ休暇として。」「はぁー。」「大沢補佐にはRCCの方に専念してもらうよ。」「そうですね。あいつらが卒業するまでの3年は。」「そう言えば課長2年の休職願。」「あっ。」「あっって。偶然3年の間があいたわけなので、もう一度学生として行ってきてください。部長命令です。」「はいっ。グループの方の専門へいくので。」「社会福祉士の資格を取りたいとかで。」「大沢補佐と共通の知り合いのお子様の関係で。」「そっかー。」数日後にはWhiteDay商戦「お前ら、気合い入れて行くぞー。Sweets課休職前だからな。」「はいっ。」シェル・ドランカの店舗は閑散としているとこもあればそこそこのこともある。Sweets課3年間の全職員休職するのは、社内メールで報告されている。事務処理に追われているSweets課の面々。「担当店舗の挨拶状だ。俺と各店舗の担当者の連名で作っている。あとHUFUHUFUも挨拶行くときに、忘れず持って行けよ。」1年後Sweets課の面々が、製菓科を卒業。「みんなおめでとう。」「ありがとうございます。大沢補佐。」「こらっ。ここで大沢補佐と呼ぶのは厳禁と言ってるでしょー。あと2年頑張るんだよ。」「そうでした。調理科の方。」「そういうこと。」「嬉しいです。憧れの大沢補佐と同じ学校を卒業出来て。」「泣かせないの。」「久しぶりに見た大沢補佐の泣き顔。」「私と課長もだけどみんなは、MIYABIのみんなも先輩になるんだからね。」「あっそうでした。」「ほらぁーみんな並んだ。美月お前も中入れ。」「いえいえ市川さんも中に入られて下さい。」講師の1人に声をかけられて驚く。「おそらく一ノ瀬さんへの報告の撮影でしょうから。」「えっ?!市川課長ぉー。」「そういえば来賓紹介できがつくべきだった。」「天然ばかりそろってるからなぁー。一ノ瀬部長の代理だ。一昨日盲腸で入院されたからな。」卒業して数日後MIYABIへ、製菓科卒業の挨拶へ行く。「みんなおめでとう。」「ありがとうございます。」「ふふっ。みんなが後輩になるとはね。」「あと2年ありますが。」「あっそうか、調理の方かぁー。2年コースで入学するのか。」「そういうことです。」「お2人と同じコースを歩くのか。」話を聞きながらポカーンとするSweets課の面々。「あっ。みんなの直属の上司の2人のことね。」「あぁーそういや2人も調理師免許持ってたはず。」「そういうこと。」「あの資格バカ市川課長ですかー。」「多分それ禁句だと。」「知ってますよ。」「ふふっ。あの2人仲いいしね。僕らもあの2人みたいになりたいって思っているよ。」「憧れの大沢補佐なのはみんなもだけど、僕らもなんだ。担任が憧れの方で驚いたけど、でもあの1年はかけがえのない1年だよ。」「僕たちも濃密な1年でした。パティシエになるのこんなに大変だとは。」「華やかでかっこいい世界と思っていたけど、地道な作業の連続。でもみんなの笑顔は見たいその一心で、勉強に打ち込んだはず。」「えぇー。シェルドラのスタッフの皆さんの大変さというものを実感しました。」「ふふっ。」2年後「洋平かっこよすぎ。」「ばぁーろぉ。お前のためだ、1人で抱え込む癖がある大沢美月を救いたくてな。公認心理師は持っているが、それだけでは救えない気がしてな。」「バカ洋平。」「バカでも何とでも言え。」「ありがと。優香ちゃんのために。」「バカ。お前から相談されてから行くことを決めたわけではないからな。偶然だ。偶然。」「はいはい。んっ洋平おめでとうそしてありがと。」ブーケを渡す美月。「俺のために用意してくれたのか。ありがとな。」「バカ。私と一ノ瀬部長と瀬川主任から。洋平へ。」「美月と同類の瀬川かぁー。あいつはただのスイーツバカ。美月はスイーツ大バカだからな。」「むっ反論できません。というか洋平もでしょ。」「お前と一緒にするな。お前と。」「卒業おめでとうございます。市川君。相変わらずだな。」「一ノ瀬部長。ありがとうございます。あとこれも。」ブーケを見せる洋平。「気にするな。僕からというより妻からだ。」「お気遣い嬉しいです。」「あと1年あるが、どうするつもりなのかな??」「そうでした。あいつらの卒業まで。」「瀬川君は、1年あるから製菓の勉強をしたいというので、来年度のRCC製菓科へ入学。心配なくちゃんと試験は受けているからね。もちろんあの子たちも。大沢補佐は、RCC講師の方に専念してもらうことにしているが。また旅行にでも行くかね。それとも商品開発でもする。課長だけで。」「えっ??」驚く洋平。公平の口から商品開発というワードがでるとは思わなかったので、かなり動揺している。「商品開発ですか??シェルドラで販売することがGOALですよね??」「もちろん。実は、大沢補佐と学生にはなるが、瀬川主任にも商品開発をお願いしているんだ。あとは、MIYABIの方でも。」「はぁー。」「通年販売。焼き菓子でもいいし、洋菓子でもいいし、和菓子でもどれでもいい。思いつくまま作ってほしい。市川君と大沢補佐は、製菓に関しては、プロの方だ。」「僕なんかただ、資格を持っているだけのことで。大沢補佐の足元にもおよびませんよ。」「食品衛生責任者・製菓衛生師・調理師・市川君だったけ??河豚処理師の資格。ちなみに河豚処理師は僕もあるよ。瀬川主任と同じ釣りを趣味にしているから。そう言えば市川君もだったよね。今度みんなで行かないか??釣りに。」「僕だけではなく、確か瀬川主任と大沢補佐も持っていたはずです。瀬川主任釣りが趣味でもあるので、偶然釣れたらさばけるようにしたいって言って取ったはずですから。」「そして今度は、この休職期間を使って、もう一つの趣味であるお菓子作りを極めたいとのことで、RCC調理製菓専門学校製菓科へ入学をして、食品衛生責任者・製菓衛生師を取得することを目指す。」「主任らしいです。」「あの子たちもだけど、瀬川主任も2人の後輩になるわけだ。」「あっそうでした。部長に言われるまできがつきませんでしたよ。」「ラ・フランス君。卒業旅行行くつもりでしょ。この大沢美月が、特別にプランニングしておいたぞ。ポンコツ課長の卒業旅行。」「誰が。ポンコツじゃー。誰が。」「あっ。超ポンコツ課長。」「なんとでも言え。バカ美月。」「では、お言葉に甘えて…。」美月がなにか捻り出そうとしているが、思いつかず沈黙の時間が流れている。「ふふっ。いつもの光景だ。夫婦漫才みたいで。このテンポ、僕は好きだよ。せっかくだ商品開発のヒント探しの旅に行っておいで。」「はぁー。お言葉に甘えて行かせて頂きます。」数日後洋平が、お土産をもってSweets課へ来る。「そういや。誰もいなかったんだっけー。」隣の部屋。ここは商品開発のOPENKITCHENになっている場所。コックコートを着ている美月。「いったぁー。あぁー指包丁で切ったぁー。煮詰まってるしもういっかぁー。」廊下に私服だが洋平がいるのに気が付いた美月。無言で、紙袋を渡す洋平。仲がいいので改めてお土産とか渡すのにもテレがあるのか終始無言の洋平。美月もその場でお土産を見る。「なに??一六タルトって。やっぱりAプランの道後を選んだんだ。のの字のタルト可愛いもんね。っていうか高いの買ってこないって。1個だけぇ。」「ほれっ。お前へのだ。色々あって、迷ってな。オススメ聞いたら柚子っていうから。みんなには、安心安定のぽえむだ。どうせRCCの学生なんだから、あいつらは。でっ行ったついでに実家に帰ってきた。」「そっかぁ~実家愛媛だもんね。新居浜だったけ??もぉー洋平君大好きぃ。その箱はもしや部長へ。」「お土産ワンパターンとかあいつらには言われそうだが、嬉しがるとこを見ると俺も嬉しい。これは部長の奥様へのブーケのお礼をかねてな。一六タルト1本購入。」「もう一本隠し持ってるみたいですがぁー。」「これはMIYABIのみんなにだ。卒業の時に、花束もらったから。お礼なお礼。」「ふーん。」「MIYABIに行って俺は帰るからな。手きをつけろよ。ドジ美月。」「変なとこ見ないのバカ洋平。」「ヘイヘイヘイ。」手を振りながらOPENKITCHENを出ていく洋平。「ったくぅ。調子狂うなぁーあいつがいると。」KITCHENのテーブルに座ると、ステックのコーヒーを淹れて一六タルトを食べている美月。「ベビーぽえむもくれたんだっけあいつ。」ぽえむは、トースターでトーストしてから食べるのが好きな美月。「ふふっ。出来上がりに近い感じになるんだよね。ベビーぽえむとぽえむはあとで食べよ。」廊下に公平がいることに気が付かずにいる美月。公平が、中に美月がいるのに気が付いた。「んっ。大沢補佐。」「あっ。一ノ瀬部長。」「どうやら煮詰まったみたいだね。商品開発のKITCHENでコーヒーを飲んでいるということは。」「お察しの通りです。久しぶりの商品開発なので、思うようにいかず。でも、市川課長の卒業旅行の愛媛土産が少しヒントに。」「根詰め過ぎない様に。市川君から少し聞いたよ。色々と。」「シェルドラのこととかですか??」「あぁー。深くはつっこまないよ。1年あるから。じっくり納得のいくものを作ってほしい。」「分りました。」数日後険しい表情で、KITCHENに立つ美月。一六タルトをヒントにして、商品を作ろうとしている。だが思うようにいかず苛立ちを覚えている。このOPENKITCHENは最大3人が同時に商品開発できるように独立型のKITCHENになっている。このKITCHENを使うのは、主に美月と順平の2人。たまに息抜きという名目で洋平が使う。使う場所も決まっている。美月は、入口のドアに近い場所。順平は、好んで一番奥のKITCHENを使う。また、洋平も美月と同じ場所を使うが美月がいるときは、真ん中のKITCHENを使うのがお決まり。プレートが差し込まれていたらそのKITCHENは使用中を意味している。入口のドアに近い場所には、美月、一番奥のKITCHENは順平のプレートが、ドアのことろにささっている。「あっ。煮詰まりましたか大沢補佐。」「ふふっ。主任もですか??」トースターは2台あるが、同時に使用中。カップには濃いめのブラックコーヒー。そしてここには美月と順平の2人しかいない。同時にオーブントースターの扉を開くとおなじぽえむが出てくる。「主任もぽえむは、トーストして食べる人でしたかぁー。」「えっ?!補佐もですか。これは驚いた。」「やっぱり。無論濃いめのブラックで。」「あぁー。そこまで同じとは。」「ふふっ。謎多き瀬川主任の一面を見た気がする。」「氷の女王の大沢補佐には言われたくないです。その言葉。」「まぁーまぁー。あったかいうちに食べよう。」出来上がりに近い感じになっているぽえむを食べつつ情報交換をする2人。「主任は、作るとしたら焼き菓子ですよね??この間のクッキーおいしかったし。私は全般だけど、どうも焼き菓子は苦手だから。」「パティシエなのにー。」「ふふっ。」笑ってごまかす美月。「この間のクッキーあれは僕からのWhiteDayです。」「チョコチップクッキー。焼きたてぽかったけど。」「すみません。一ノ瀬部長に頼まれて。ご心配なくみんなの分も作るように言われてたので。」「ふふっ。たまたま思い付きで作ろうとしたところで、一ノ瀬部長と鉢合わせしたのが運の尽きだったね。」「そうみたいです。お相手クッキー好きと言う情報だけ頂いていて思いついたのがクッキーで、偶然の産物みたいな感じで、ちょっと足りないかもと思って課長にお願いをして、調達して貰ったというわけです。」「だからあいつ。KITCHENにいたんだー。滅多といかないやつだから。」「僕の材料を持ってきてもらったというわけです。」「ふふっ。部長さっき言ってたよ。瀬川主任のクッキーおいしかったって。」「よかったです。ちょっとドキドキしたので。」「私も食べたけど。素人にしてはおいしかったよ。ごめん上からで。」「課長に言われるならカチンときましたが、元パティシエの補佐ですから、嬉しいです。みんなもきっと大沢補佐に褒められることを目指して将来ここを使う時が来るかもしれないですね。」「うわぁーKITCHEN戦争かぁー。」「そうなれば、講師の練習台なくなりますね。」「えっ。」「あれあれ気が付いてないとでも。課長もですが僕もですよ。大沢補佐のRCC講師の練習台でここを使っていることを知っているの。」「あの大バカーあれだけばらすなって。」「補佐怒らないでください。僕がそう思っていたけど、本当にそうだったとは思わずに言っただけなんで。」「分かった。」「ありがとうございます。」2ヶ月後「チョコレートを担当します。大沢と言います。みなさん知っているかと思いますが、元シェルドラのオーナーパティシエをしてました。1年間宜しくお願いします。」どよめくが1人冷静な人がいる。「あれー瀬川君知っているって言う感じですねぇー。ここで驚かないと。」数分後「瀬川君。あと時間もらっても。」「はいっ。」数分後屋上「瀬川主任さっきは、ありがとうね。みなと商事の現職員であることを隠しての入学だし、私も現職員を隠しての講師として教壇に立っているから。明日のlaunch奢らせて。今日のお礼に。」「はいっ。せっかくですから補佐が経営しているCafeに。」「了解明日。予約入れておくよ。行くならあのバカも連れていかないとあとうるさいからぁー。」「あっ。課長ですか。」「そうそう抜け駆けするなってうるさいから。ごめんね。2人きりでって思ってたけど。」「いいえ。資格バカ課長も先輩になるわけですから。」「それ本人の前では禁句って。分ってるけど。あえてくぎ差しておく。あとテーブルマナーの講義があるけど講師あいつだから。そのつもりで。」「心得ております。生徒側に立つとは。」「ふふっ。食品衛生責任者は、受講申請だっけ??」「食品衛生責任者は任意ですが、あいつらも取っていることですし、主任の僕が取得しないと上司としての面目が。」「ふふっ。だと思って申請書です。書いたら庶務課にね。このあとは主任の得意分野かぁー。改めてこそっと授業受けようかなぁー。後輩にまぎれて。」「そこは勘弁してくださいよぉー。」「たまにあるよ。お互いの授業を受けること。楢崎先生さっきこっそり来てたしね。」「補佐。有言実行しそうで緊張しますよ。」数分後「以上ですが。なんか1人多い気が。まぁーよろしいです。」あいている席が順平の隣しかなく美月そこに座っている。MEMO帳とは別の紙で筆談をする順平。美月は、ホワイトボードを使っている。数分後「お疲れ様でした。久しぶりの僕の講義。」「あれれ、ばれちゃいましたかぁー。楢崎先生なら気が付かず、そのまま授業するとふんでたのですが。学生の時を思い出しました。相変わらずの楢崎節健在っていうことで安心してました。」「大沢先生ってあの伝説のオープンキャンパスの副委員長ですってね。話をきいて驚きました。」「委員長の市川さんにあうの楽しみ。」「あははっ。」数日後屋上。「これ講師間のみの扱い情報だけど、瀬川主任には・・・。明日の午後あのバカ来るから。一応伝えておく。そのつもりでいてね。」「あぁー。課長ですか。」「そそ。明日HRで伝達されるはずだから所見のふりで。それか庶務課で聞いたということで。」「じゃー後者扱いで対応します。」「うん。私はこのあとあいつと会うから。頑張っていることは伝えようと思う。」「分りました。」数時間後とあるCafeにて。「毎年本当にありがとう。洋平。」「テーブルマナー講師今年もお願いされてよかったよ。パイセンとしての俺のメンツもあるからな。今年は瀬川もいるし。あいつ。」「心配しないの。多分あの様子だと主席で卒業するかもね。ばか平以来の主席生かも。」「へぇー。」「んで明日のデザートの件ですよぉー話は。」「いつものように頼む。」「はいはい。んじゃー明日頼みますわぁー。」「ヘイヘイ。美月今年も準備するんだろ。楽しみにしとく。」「はいはい。」翌日調理科の方と合同授業。調理科には今Sweets課の面々がいるし、製菓科には順平がいる。この日だけはSweets課全員が教員と生徒という立場ではあるが、全員が顔をそろえることになる。「みんないるけど。今年も頼むよぉー。」「わかってる。みなとの職員であることは隠しているからな。」「そういうこと。みんな頑張ってるよ。」「じゃなければ俺が乗り込んであいつらの正念たたきなおすよ。」「うわぁー怖い怖い。」「そろそろ時間だな。」数時間後「お疲れ様。今年はちょっと変化球です。」「美月ケーキかと思いきや、なぜ瀬川の焼き菓子。」「ごめん私からちょっとお願いして作ってもらいました。安心してほれっ。」「今回はチーズケーキかぁー美月の得意中の得意だもんな。レアアイテム美月ブレンド。」「ったりまえでしょ。安心せいっ。いつものようにおこちゃまコーヒーです。洋平のためにドリップ持ってきたんですから。ちゃんと主任のクッキーも食べること。」「わぁーった。」「なんかイヤそうな顔してる。」「だって瀬川の焼き菓子おいしすぎるもん。素人にしてはだが。」「それ言う資格ないよ。」「まぁーな。」数分後「あっ。」「瀬川君。ちょうどいいとこで。市川さんお帰りになられるからお見送りしませんか??というより今日の授業終わりだよね。よかったら3人である場所にいこうかー。」「えっ。おいおい。」「ふふっ。行先はなんとなく。」数分後みなと商事のOPENKITCHEN。「だろうと思った。」「なぁーにイヤそうな顔してぇー。」「補佐もしかして昨日の。」「うん。」「お帰り。すまん呼び出して。」「いえいえ。」「洋平。部長にアドバイスというか、テーブルマナー改めて教えてあげてほしい。ちょうど男性2名女性1名の組み合わせでのテーブルになるから。主任は復習がてら付き合って貰うし私は部長の奥様役。部長の方が目上でしたよね??明後日の取引先。」「ホストは向こうだが、年齢ということなら僕の方が上かな。」「だそうです。」数時間後「みんなすまない。練習につきあわせて。」「このあとどうかな??」「部長申し訳ないのですが。いま年度変わってバタバタですので。事務処理に追われておりますので。」「そっかー相変わらず人気だもんな補佐のお店。」「すみません。このたびメディア取材が入りますので。その準備も。」「補佐。妻がえらく気に入って入りびたるかもしれんが。」「分りました。」「すまないが宜しく頼むよ。」
この続きは第8話 ふわふわのWhiteDayからの美月の願い(後日談)へ・・・。




