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45. 倍々ゲームはヤバいよねって話

今日は短めです。

「いやー、今日も疲れたなぁ。」


 そう呟きながら部屋に入り、倒れるように布団へダイブする。


「レベルは……1だけ上がったか。」


 日課となっているステータスの確認をすると、レベルは37に上がっていた。


 この世界の元になったゲーム───『トリアル・ワールド』はレベル100が最大なので、見た目上は(・・・・・)3分の1を超えていることになる。


「ま、実際の経験値量で考えたら全然そんなことはないんだけども。」


 具体的な数字を出すと、1から2に上がるのに必要な経験値は10。


 ゴブリン1体の経験値は5なので、2体倒すとレベルが上がるようになっている。


 しかし、レベルが上がると当然次のレベルアップまでに必要な経験値の量は多くなる。


 トリワルではレベルアップの度に必要経験値は1.2倍(小数点切り上げ)になっていく仕様だった。


 つまり、2から3では12となり、3から4では15という仕組みだ。


 ここまでなら大したことないと思うかもしれないが、倍々ゲームが本当に恐ろしいのはここからだ。


 半分のレベル50到達までに必要な経験値の総量(・・)は約44万。


 そこから10レベル(・・・・・)上げるだけで約228万。


 その後もどんどんと加速度的に増えていき、最終的に99から100にするのに必要な経験値は6()を超える。


 たった1レベル上げるのに6億である。


 仮にゴブリンだけでレベルを上げようとすると、日本の総人口と同じくらいの数のゴブリンを倒さなくてはならない。


 ……あまりにも数字が現実離れし過ぎていて全く想像がつかないな。


「それに比べれば毎日1レベル上がってくれるだけで嬉しすぎる。……とはいえ、ダンジョンのクリアはした訳だしずっとこの町にいるってのもなぁ。」


 この町でできることを全てやったかと言われると答えは否だが、強くなるのに無関係なサブイベントを全部回収する程余裕がある訳でもない。


「それに、レベル上がってるって言っても所詮は最初の町のダンジョンだからな……。もっと難易度の高いダンジョンの方が経験値効率も良いし。……よし、拠点変えるか!」


 この世界に来てから約2週間、もはやこの世界での実家とも言える程に愛着が湧いていたが……お別れの時だ。


「んで、そうなってくるとどこへ行くかが問題だよな。順当に考えるなら西にある『カデンセ』だけど───」


 『カデンセ』はここから西へ半日程歩いた場所にある町で、距離が近いことから2つ目の町として位置付けられている。


 因みに、カデンセにあるダンジョンの魔物はここのダンジョンよりも物理耐久が低く攻略しやすいため、プレイヤー達からは「順番逆だろ!」とツッコまれていた。


 閑話休題。


「───今の有り余る資金があれば、もっと上のダンジョンでも飛び級的に攻略できそうなんだよな。……それこそ、”ガー大”でも何とかなりそうな気がするし。」


 正式名称は『ガートラ大ダンジョン』。


 この国───『ガートランド王国』の首都『ガートラ』の近くにあるダンジョンだ。


 このダンジョンは”大”と名の付く通り規模が大きく、その階層数はなんと100層。


 この国では最高難易度のダンジョンだ。


 現在のステータスでは最奥のボスに勝つことは難しいが、そこに辿り着くまでにレベルが上がっていくことを考えると、決して不可能なシナリオではない。


「それに何より大ダンジョンにはアレ(・・)があるからな。この世界でもできるのかは分からないけど……試してみる価値は十分にある。」


 もしできるのであれば、これ以上ない程の戦力強化になる。


「……よし、決めた。次の目的地は王都『ガートラ』、攻略するのは『ガートラ大ダンジョン』だ!」


 俺しかいない部屋でそう高らかに宣言をし、「えいえいおー」と気合を入れるのだった。


因みに、100レベまでに必要な経験値の総量は約40億で、その内の約9割が89から100までの12レベル分らしいです。

バイ〇インよりはマシとはいえ恐ろしいですね。

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