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42. 30階層ボス戦───開始

 29階層まで到達し、いよいよ本日は30階層のボスに挑む……と、その前に。


 今日はミストさんとの直接契約を結んだ日から丁度一週間、つまりは大量に集めた『スライムゼリー』の納品日だ。


 教えてもらった住所を頼りに、町の北西エリアへと向かう。


 この北西エリアは高級志向の人達が住んでおり、他のエリアと比べて全体的に価格が高くなっている。


 そして、ミストさんの家もそんな高級住宅街の一角にある。


 コンコンとノックして反応を待つと、少ししてガチャリとドアが開く。


「おはようございます。お待ちしておりました、クロト様。」


 出てきたのは金髪翠眼のボーイッシュ美人……ではなく、茶髪茶目のメイドさんだった。


 彼女が着ているのは、前世でよくあったなんちゃってメイド服ではなく、ロングスカートのガチガチのメイド服だ。


「おはようございます。依頼の『スライムゼリー』をお持ちしました。」


「ありがとうございます。現在ミスト様(・・・・)は手が離せないとのことですので、代わりに(わたくし)が対応させていただきます。どうぞ中へ。」


「お邪魔します。」


 一つ一つの所作が様になるなぁと感心しつつ家の中へ入り、メイドさんの後をついていく。


「数を確認しますのでこちらのテーブルの上に出していただいてもよろしいですか?」


 案内された部屋は応接室で、中央にはやたらと大きいテーブルが用意されていた。


「分かりました。」


 メイドさんに言われた通りマジックバッグから『スライムゼリー』の入った瓶を取り出し、並べていく。


 途中からメイドさんが手伝ってくれたものの、数が数なので全部出すまでには時間がかかった。


「……全部で104個ですね。一つ当たり3000D(ディーム)で買い取らせていただきますので───こちら、31万2000Dになります。ご確認ください。」


 一瞬で暗算を終わらせたメイドさんがトレーの上に30万の束と追加分の1万2000Dを乗せ、差し出してくる。


(───! 今こそキッザ〇アで培った札勘定を見せる時だ!)


 追加分を合わせた札束を指の間に挟み、高速で数えていく。


「……確認しました。ありがとうございます。」


 内心でドヤ顔を決めつつ、努めて冷静にお礼を言う。


(これをするのが楽しくて毎回銀行で働いてたからなぁ……。まさかこの世界で披露することになるとは思わなかったけど。)


 遠い昔の記憶を思い出して懐かしむ。


「それでは俺はこれで。また来週もよろしくお願いします。」


「こちらこそ、希少な(・・・)素材を沢山納品していただきありがとうございます。」


 そんなやり取りをして、無事に初回の納品を終えた。






 潤沢な資金が手に入ったのでボスに挑む前に色々と買い足しておく。


 MPポーションを使い切れない程買い、被弾した時のためにHPポーションもいくつか購入。


 それでも貰った金額の3分の1も減っていないので、思い切って装備を新調することにした。


 今まで着ていたのは特に効果のない普通の服だったが、今回買ったのは同じような見た目の「洋服」系装備で上半身はフード付きのローブ、下半身はスリムパンツだ。


 両方とも微量ではあるがAGI(敏捷)が上昇する効果を持っている。


「よし、これで準備は万端だな。いざ30階ボスへ!」


 そう気合を入れ、『転移』を発動した。






 数時間後。


 遂に30階層へと繋がる階段を発見し、ステータスを見ながら下っていく。



────────────────────



クロト     Lv 36

所属:冒険者ギルド

Eランク



SP       0 pt



HP      360〈+36〉(+88up)

MP      360〈+36〉(+88up)


STR     125〈+12〉(+46up)

INT     273〈+32〉(+45up)

STM     123〈+13〉(+84up)

DEF     68〈+6〉(+24up)

AGI     157〈+17〉(+40up)

DEX     71〈+7〉(+28up)

SEN     73〈+7〉(+31up)



《称号》

女神に選ばれし者

初級冒険者

初級片手剣使い

駆け出し棍使い

駆け出し盾使い

中級魔法使い(初級→中級)



《熟練度》

細剣術     Lv 16(+1up)

棍棒術     Lv 7

小盾術     Lv 7(+5up)

空魔法     Lv 4(+3up)

火魔法     Lv 7

水魔法     Lv 25(+10up)

風魔法     Lv 5(+2up)

光魔法     Lv 2(new)



《スキル》

【走突】【一段突き】【二段突き】【三段突き】(new)

【叩きつけ】【横殴り】

【シールドバッシュ】(new)【パリィ】(new)



《魔法》

【転移】

【ファイヤーボール】

【ウォーターボール】【ウォーターアロー】(new)【水伏爆】(new)

【ダウンフォース】【シルフィードダンス】(new)

【STRブースト】(new)【INTブースト】(new)【STMブースト】(new)【DEFブースト】(new)【AGIブースト】(new)【DEXブースト】(new)【SENブースト】(new)



────────────────────



「こうして色々と項目が増えたのを見ると、ちゃんと強くなってるんだって実感するなぁ。」


 しみじみとしながらボス部屋の前までやってくると、最後の確認を行う。


「装備よし。HP、MPよし。準備運動よし。……さぁ、最後のボス戦と行こうか!」


 気合の言葉と共に勢いよく扉を開け、部屋の中へと入る。


 石壁に囲まれているのは上2つのボス部屋と変わらないが、そのサイズが倍以上大きくなっている。


 つまりはそれだけボスが大きいということだ。


 部屋の扉が閉まる音と同時、部屋の中央の魔法陣から現れたのは身長3メートル程にもなる石の巨人。


 形の揃った石材が体の大部分を占め、石材と石材の間や関節部は粘性のある泥で構成されている。


 召喚された巨人は、咆哮の代わりにガツンガツンと剛腕を打ち鳴らして武威を知らしめる。


 ───が。


「《ウォーターアロー》」


 そんな特大の隙を見逃すはずもなく、事前に溜めていた『ウォーターアロー』を弱点である頭部に命中させる。


 30階層ボス───『ロックストンゴーレム』との戦いの火蓋が切って落とされた。




ステータスの表記が毎回毎回変わってすみません……。

どういうのが見やすいのかまだ手探りなんですが、一旦はこれで良いかなと思っております。(フラグ?)

能力値の〈〉が称号補正の加算数値で、それ以外についている()は読んでて分かりやすくするためのもので実際には見えていないです。


P.S.

私はキッザ〇アでは毎回ガソリンスタンドとレンタカーはやってましたね。数える程しか行ってないですが毎回すごく楽しみにしていたのを覚えています。子供に戻ったらまた行きたいなぁ……。

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