旅立ち(5終)
受け取ったベルトと剣を腰に装備した。
これで、襲われた時の対処はできるという。
「わしは昔も剣を振り回して王族に仕えたもんだ。その剣はお主に授ける。剣は消耗品だ。返さなくていい。」
この男性の家にはそこらに武器が備えてあった。
日本では銃刀法で捕まるが、この国ではそんな法律はないのだろう。
その前にマグノリアなど、聞いたこともない国だ。
何かの間違いだろう、ここでは情報が少ない。何かのイベントでもやってるのだろう。
この剣も本物に魅せてるだけだろう。
「ありがとう、爺さん。けど、これってなんのイベントだ?イベントにしては広過ぎやしないか?」
「ここはお主の国とは別の国、世界だ。平和な国でもない。今は戦争中だ。」
「なっ!戦争中って、じゃああっちで起きた爆発もその一つなのか?」
「そうだ。そういえば名を名乗ってなかったな、わしはオルゴ・ハーミルという。」
「俺の名は、渡部裕也だ。住んでるところは日本っていうんだが、この世界には無さそうだな」
オルゴは言葉を聞いて黙って頷いた。
ーその後、オルゴに村の場所を訪ね、案内してくれた。
案内された後、通貨となる金を貰い、宿を探しに出た。
こういう世界なら村に宿があるのだろう。
宿はすぐに見つかったが、泊まれるほどの金はなかった。
この世界の通貨は、ジェルというらしい。
俺のいた世界と同じように、お金には1ジェル、100ジェルと分かれていた。
お金が足らなくて困っていると、1日のみ無料でどうぞと宿の人に言われて泊まった。
この日はほぼずっと動き続けていたので、すぐに寝ることができた。




