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「メイちゃん。お誕生日おめでとう!」

4みんなとまた住めるようになって4年。気づいたら16歳になっていた。


もうこの時期は、耳もほとんど聞こえなくなっていて、気配で様子を感じ取るのが精一杯だったわね。目も見えない、音も聞こえない毎日の中、家族のぬくもりが何より安心できたわ。特にナナコのお膝に乗せてもらうのが安心できたから、オムツを換えて貰ったときなんかに、お膝をトントンってして、おねだりして乗せてもらってたの。


お祝いは私専用のかわいいケーキと大好きなイチゴ。イチゴは私が食べやすいように、リリが小さく切って盛りつけてくれた。もう、噛んだり呑み込んだりすることも不自由になっていたの。


今年もお誕生日を迎えられたとホッとしたのもつかの間。数日後から、私の体は急に弱っていった。足も腰もすっかり弱って、支えてもらっても立てなくなっていたの。ゴハンもカリカリが食べられなくなっていたのよ。だから柔らかいゴハンや、野菜や果物の汁、水、全部、注射器みたいなので口に入れてもらうようになっていたの。毎日のように病院で点滴したわ。


毎日、みんなが、私の好きな物を汁にして口に運んでくれてね。嬉しかったな。


『たくさんの抱っこをありがとう。』

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