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「もうすぐ一緒に住めるからね。待っててね。」

あるときナナコはそう言って、またスーツケースっていうのを持っていなくなった。


もうすぐって、いつ?あと何回お昼寝したら一緒に住めるの?


毎日、玄関でお昼寝しながら待った。寒い日も待った。おじいちゃんとおばあちゃんが心配して、あったかいお部屋に連れてってくれても、前脚で這って玄関に戻った。


とても、とても会いたかった。


ある日、おばあちゃんが言った。

「メイちゃん、よかったね。もうすぐナナコたち来るよ!」

本当?おばあちゃんの“もうすぐ”は本当にすぐのことが多いの。お昼寝してるうちに来るのかもしれない。お利口さんに晩ゴハンを食べたら来るのかもしれない。


嬉しくて、その日の晩ごはんはキチンと食べた。食べてすぐに、おじいちゃんにお願いして、玄関に連れて行ってもらった。


どのくらい寝ていただろう。玄関が勢いよく開いて、ナナコたちが飛び込んできた。

「メイ!ただいま!これからはずっと一緒だよ!」

「メイちゃん、長い間待っててくれてありがとな!」

ナナコとハルキが代わる代わる抱っこしてくれた。


『やっと願いが叶った!』

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