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リリが少し大きくなってきた頃。
「メイちゃん、ごめんな。」
ハルキがよくそう言うようになった。ナナコは黙って涙を浮かべる事が多くなった。どうしてだかさっぱりわからなかった。
ある日、スーツケースっていうのを持ってハルキとナナコとショウタとリリは、いなくなった。私はおばあちゃんの家で過ごした。
来る日も来る日も、玄関で待っていた。
「いつになったら帰ってくるの?」
おばあちゃんもおじいちゃんもすごく優しくしてくれるけど、4人がいない毎日は、とても悲しくて、ゴハンもノドを通らなくなった。
あるとき、おばあちゃんが私を膝に乗せてくれた。そしてナデナデしながら言ったの。
「メイちゃん。ナナコたちはね、外国にいるんだよ。もう少ししたら、会いに来てくれるからね。」
ガイコクって何?もう少しっていつ?
「メイちゃん、ちょっと。」
またあるとき、おばあちゃんが手招きした。行くと、持っていた電話を近づけてきた。
「メイ?お利口さんにしてる?会いに行くから、お利口さんに待っててね。」
懐かしい声が聞こえる。でもナナコのニオイしない。電話はニオイしないのに、声が聞こえる。
ナナコの声を聞いて、少し元気出た。
『早く4人に会いたいな。』




