第六話 弟子の思い
魔道旋盤を手に入れたものの、動かすことができる人が少年しかいなかった。しかしながら、少年は魔力量がまだ少なず、少年はもう一人動かせる人を探し、ガレクが自分の元弟子の名前を出し、交渉するべく元弟子の元へ向かうのであった
少年とガレクは一定以上の魔力量を持つというガレクの弟子の元へと向かった。
「コンコン」その音と同時に「はーい」という声が聞こえてきた。
「誰ですか…」
出てきた男は固まってしまった。それは嬉しさからではなく、元師匠が目の前にいる衝撃からだった。
「久しぶりだなウォーク」
その言葉にウォークは少し気まずそうにしながら「お久しぶりです。」と言いながらもどっかにいってくれないかなっという考えが伝わってきた。
「お前に強く当たって辞めさせたのにきたのには理由があってな、少し協力して欲しいことがあるんだ。」
その後少年は空気を読みつつも自分が話したほうが良さそうだと感じたため話し始めた。
「初めまして、現在ガレクさんと一緒に研究開発をしているアルフィーと申します。現在私たちはこの設計図のものを作るべく、試作品として右の設計図の開発をしています。しかしながら、この機構を作る際に魔道旋盤での切削が必要なのですが、私やガレクさんだと魔力量が足らず、あなたの魔力量ならとガレクさんが話してくれたため、提案のためにきました。」
その言葉を聞いたウォークは「少し考えさせてくれ」その言葉を発して中へと入っていってしまった。
その姿を見てガレクは諦めたような顔をしながら俯いていた。
「やっぱりダメだったか。他の人も探してみるか。」
その言葉を聞いた少年は諦めた顔はせず必ず引き込んでやると考えていた。
「まだ諦めるのは早いです。元工房の人間ならあの設計図を見て黙っているはずがありません」
(あとはあの手紙もあるし少しは心が動いてくれればいいんだけど)
そう考えながらも少年とガレクは工房へと戻った。
「とりあえず私でも1日に数個であれば作れるので作ってみましょうか。」
そう話しながら少年は準備を始めた。
「とりあえずそれで成功すればあとはなんとかなるからな。
その言葉と同時にガレクは魔鉱石を鍛え始めた。
数日後
ウォークが突然工房へと訪ねてきた。
「お久しぶりです師匠手紙を読みました。」
その言葉にガレクはお思い辺のない顔をしながら話を聞き続けていた。
「まさか師匠が認めてくれていてさらには後を継がせようと思っていたなんて知りませんでした。」
その言葉を聞いたガレクは少年を見て少し睨んだ後正直に話し出した。
「俺はお前を認めていたさらに言えばお前自身が俺を超えられるとすら思っていた。だからこそ後継として考えていた。だけど俺は基本的に正直に話すのが苦手だったし、お前に期待してる分だいぶ厳しくなってしまった。」
その正直な言葉を発したことで、ウォークは少し嬉しそうにしていた。
だが、ウォークは残念な顔をしながら話し出した。
「前もらった道具や使っていた道具は持っているのですが、もう一度やるには今の職場を辞めるしかないんですが、今結婚しようとしてるんです。しかしながら工房に戻ったら今ほどの給金をもらえず、結婚生活すらままならなくなってしまいます。」
その言葉を聞いてガレクは少し悲しんでいた。ガレクは確かに王国でいちばんの腕を持つ鍛治氏だが、あまり売れておらず、さらには弟子たちのために衣食住をそろえていたため、弟子には大した給金を払えずにいた。
「なら週何回働いてるかにもよりますが、仕事のない日の数時間だけなどではどうでしょう」
少年は間に入って話すのを迷いながらも提案をしていた。
「確かに私は週四〜五回くらい働いているので、週に一回なら参加できますし、五時間ほどであれば確実に時間を取ることができます。」
その言葉と同時に少年とガレクは希望を感じた。
(週一では足りなそうに見えるが、それまでは少しずつでも自分が作ればいい今のところ精密な切削は成功しているし、ウォークさんが参加してくれれば確実に上手くいくはずだ)
そう考えた少年はウォークにその条件で手伝って欲しいことそして今後の計画を全て話し始めた。
ガレクは聞くのが二回目だったがさらに具体化されており、ガレクはもちろんウォークもテンションが上がり始めていた。
「では早速ですが、本日は休みなので全員でやりませんか」
ウォークの提案で早速作業をすることになった。
「まずはシリンダブロックを作ります。まずは鍛え上げた魔鉄鋼を一つのブロック状にした上で魔道千番で切削を始めます。次にピストンを作っていきますここがいちばんの難所です。そのあとはこの特殊な液体にピストンをつけてその上でシリンダブロックに入れます。これで固着せずに動けばとりあえず成功です。」
その言葉を発したとどうじに試しに動かした。
「動いたぞ」
そのガレクの言葉と同時に少年はシリンダブロック内を除いたが、失敗したことに気づいた。
「これは失敗です。シリンダブロックとピストンの間の隙間が大きすぎて空気の逃げ道ができてしまっています。完全に逃がさないことは無理なのはわかっていますが、もう少し逃げ道を少なくしないと爆発が安定せず動きが鈍くなってしまいます。」
その言葉を聞いてガレクとウォークは少し混乱していたが、徐々に隙間を無くしていった。
それをみた少年は徐々に夢に向けて近づいていったが、しかしながらこの後も問題は多く残っているのであった。
投稿時間が遅れてしまい誠に申し訳ありません。
次回は5月24日12時に投稿予定ですのでぜひ読んでください




