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第十二話 貴族会議

ルークとアルフィーは三輪のバイクを貴族に試乗してもらい、出資を得ようとした。

しかしながら、賛成を示す貴族ばかりではなく、反対する貴族も多くいた。

そこで少年は貴族会議に呼ばれ、会議に参加することになった。

前回消音性を高めたバイクをルークに預け貴族に試乗してもらった少年は貴族会議へと呼ばれ、向かう道中にあった。


「父上、ルーク様貴族会議というのはなんですか。」


アルフィーは貴族に関してはあまり桑悪しくないため正直に父親とルークに聞いた。


「貴族会議というのはこの国でしかない制度で、各貴族が集まって話し合い新しい決まり事や、法律を国王へ提案する場だ。

しかし昨今は新しい技術などで意見が二分している時の禁止に関する話し合いもよくしている。

最近は魔道旋盤を始め色々なものが開発されているからな。」


その父の言葉を聞き少年は緊張し始めた。


もしこの貴族会議で禁止にされて仕舞えば少年の夢は潰える可能性すら孕んでいるからである。


「緊張しているんですかアルフィー心配はありません。

私がついています。

なので、安心して自分の心のうちを話してください。」


そう話してくれたルークの言葉で緊張は少し解けたが、いまだに緊張しながら、貴族会議の会場へと向かった。


数時間ご少年とルークそして少年の父は会議場へと到着し、アルフィーの父は別室へと案内された。


「私は別の話し合いがあるから別室へといってくる。

緊張しすぎないようになアルフィー。」


その後少年とルークは貴族会議の場へと案内された。


「こちらが貴族会議の議場になります。

ここから先は多数貴族の方がいるため武器等危険なものを所持してる場合はこの場で預けてください。」


その後少年とルークは中へと案内された。


中には複数人の貴族が逆さまにした円錐のような席の配置がされた席に座っていた。


その中心に少年とルークは立たされた。


「これより貴族会議を始めます。

私は貴族会議の議長であるチャーマン公爵である。

今回の会議内容は今中に入ってきた少年たちが開発したバイクについてである。

主に使用すべきという賛成の意見と、貴族が乗るには下劣であるという反対の意見がある。

今回はバイクを禁止にすべきか否かの判断を解いたい。」


議長の言葉が終わると同時に、貴族たちはそれぞれの意見を言い始めた。


「私は反対派の人間だ。

確かにバイクは便利であり、我々が個人的な理由で外出をしている時は便利である。

しかしながら、あの音と匂いはマシになったとはいえど、いまだに悪すぎる。

故に私は反対する。」


その言葉で少年は少し怖気付くが、別の貴族が話し出した。


「いやあれは絶対に使うべきだ。

少年とルークの話を実際に試乗会中に聞いたが、その話では派生系のものも作るとのこと。

この場でバイクを禁止して仕舞えばその開発ができず。

将来できたはずの便利なものが作られずに終わってしまう。

故に禁止をするのではなく、個人の判断に委ねることを提案したい」


その後も多くの貴族が話し続けたが結論は出ず次のフェーズへと移った。


「皆さん静粛にこの会議では、禁止をするかどうかを決める上で必要な開発者の話を聞くための会議でもあります。

そのためここからはアルフィー殿とルーク殿から話を聞きたいと思います。」


そうして発言のタイミングが来た。


「それではアルフィーこのバイクの有用性と今後の可能性、そして音に関してや匂いに関するところまでを含めて、詳しく対策などを話してくれませんか。」


そのこと叔母と同時に「わかりました」少年はそう答え、話し出した。


「それではます、バイクに関しての詳細を話したいと思います。

このバイクは主に、大衆向けと貴族向けで分かれています。

大衆向けは二輪で不安定ながらも小道などを走破できるようになっています。

特に、お店の人などが、他の家にご飯を届けるなどに使用することが可能です。


次に貴族向けですが、貴族向けは主に遠くの村への外出やちょっとした小旅行などに使う用途で開発しています。

しかし三輪のため小道などを走ることができません。

ですが、安定感が増し長距離巡行でも安定した走行が可能です。」


この言葉を聞いて貴族たちは大きく関心をひいた。


ここまではほとんどの貴族が興味を持っていたからだ。


「続いて音と匂いについてです。

主にうるさいのはエンジン音が大きいと思います。

エンジンは燃料と空気を混合その後混合した空気を圧縮し爆発させています。

そのため排気用のパイプからは爆発音が漏れてしまいます。

また、匂いに関しては水などを燃料に使っているわけではなく、特殊な液体を爆発させているため、変な匂いが出てしまいます。

この二つを解決するには高度な技術が必要であり、音に関しては減らせますが、匂いに関してはまだ下げることが技術的には難しいのです。

そのため匂いに関しては解決はまだまだ先であり、販売自体も解決するまでは延期する予定です。」


その言葉に貴族の反対する意見の人も少し賛成側に傾いていた。


貴族の人たちが嫌悪していたのはその匂いと音だったからだ。


「しかし、私が好きなのは音がうるさくて燃料の匂いのするそんなバイクです。

 できる限り周りの迷惑がない程度に抑えますが、完璧に抑えるつもりはありません。」


貴族は嫌な顔をしていたが、気にせず話し続けた。


「また、今回のバイクは序章でしかありません。

今回のバイクは車を作るための基礎となる技術を学ぶためのものです。

将来的には車と我々が読んでいる四輪の馬車の代わりとなる乗り物を作る予定です。

馬車は確かに多くの荷物を運べて便利ですが、速度が遅いという問題と、海鮮物などの鮮度が命の物は運べないという問題があります。

この問題を一気に解決できるのが車です。

速度は早く、より多くの荷物や人を運べ、作り方によっては荷物を冷やしながら運べます。

これさえあればこの国の物流が大きく変わることになります。」


その話を聞いた貴族はみな驚いた顔をしていた固まっていた。


しかしながら、貴族の一人が大きな声を出して反対し出した。


今回も読んでいただきありがとうございました。

次回は6月2日火曜日18時に投稿予定です

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