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ツバメ夫婦のボヤキ  作者: リンダ


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スワジュン、ロックに溺れる夜

ツバメ外伝:スワジュン、ロックに溺れる夜



第一章:しゅんと沈むツバメ


蚊騒動の翌日。

巣の片隅で、スワジュンは肩を落としていた。


スワジュン(小声)

「……うち、悪くないのに……。ただ“蚊”って言っただけやのに……」


誰も責めていないのに、自分で責めてしまうスワジュン。

空は快晴なのに、巣のこの一角だけどんより曇っていた。



第二章:T JAPANとの出会い


そのとき。

巣の片隅に置かれたツバメ専用スマホ「ツバフォン」が、ピコンと光る。


TBM-800「元気が出る音楽をおすすめします。“T JAPAN:FLY TO HEAVEN”」


スワジュン、ため息まじりに再生ボタンを押す。


──ドンッ!ドカンッ!ギュイイイン!!!


ギターリフが空を突き抜ける。

ドラムが羽を震わせる。

スワジュンの瞳に光が戻る。


スワジュン「……なにこれ……めっちゃカッコええやん!」



第三章:覚醒


曲が進むにつれ、スワジュンの頭が自然に動き出す。


右、左、右、左……

最初はリズムに合わせて軽く。


だが、サビに入る頃には──


スワジュン「うおぉぉぉぉぉっ!ツバメ魂、燃えるぅぅぅ!!」


ブンッブンッ!!!

頭を振りすぎて、羽が左右にぶわぁぁぁ!!


通りがかるヒナミがギョッとする。


ヒナミ「スワジュン姉ちゃん!?何そのヘドバン!?」

スワジュン「うち、今ロックに目覚めたんやっっっ!!!」



第四章:副作用


……しかし。

テンションが上がりすぎたスワジュン、突然ぐらり。


スワジュン「う、うぅ……目が……まわるぅぅぅ……」


ブランッ(巣のへりにバランス崩す)


ヒナコ「ああああ!スワジュン姉ちゃん!!」

ハナ「だ、誰か助けて〜!!」


TBM-1000「警告:ヘドバン過多。酸素供給不足。ロック・オーバーヒート発生。」



第五章:救出


そこへお母さんツバミたちが緊急出動。


ツバミ「なにやってんのアンタぁぁぁ!!」

ツバコ「ロックに命燃やすなぁぁ!!」

ツバミン「巣でモッシュ禁止ぃぃ!!」


三羽でがっちりキャッチして、スワジュンを巣中央へ戻す。


スワジュン「……ぐるぐる……でも……最高やったぁ……」

ツバミ「この子、完全にロッカー化してもうたわ」



エピローグ


夜、巣の中。

包帯を羽に巻きながら、スワジュンはスマホを見つめる。


スワジュン「T JAPAN……ありがと。うち、もう凹まへんで。」

TBM-1000「スワジュン様の“笑顔指数”、回復しました。」


静かな夜風が吹く。

そして遠くで、T JAPANの新曲が流れる。


“羽を広げろ、ツバメロックは空をも焦がす”




ツバメ外伝:スワジュン、T JAPANライブへ行く


第一章:金のミミズとの引き換え


霧島温泉から戻って数日後。

スワジュンはツバフォンを見つめ、叫んだ。


スワジュン「うっそ!?T JAPANのライブ、福岡ドームでやるってぇぇぇ!!!」


巣がどよめく。


ヒナミ「えっ!あの“T JAPAN”!?ロック界の伝説ツバメ版!?」

ツバミ「えぇけどチケット高いやろ?」

スワジュン「大丈夫!ツバゾンで“金のミミズ2匹=S席”って書いとる!」


全員「ミミズ経済どうなってんねん!」



第二章:取引開始


ツバゾンのプレミアム販売窓口。

金のミミズが輝きながらレジ台に並ぶ。


販売ツバメ「かお支払い、金のミミズ2匹ですね〜。確認しまーす」

スワジュン「はいっ!今日のために大事に取ってたやつや!」

ピコン


販売ツバメ「おめでとうございます!T JAPANプレミアムチケット、最前列です!!!」


スワジュン、感動で羽を震わせる。

スワジュン「うち、ついに……ロックの最前線へ羽ばたく時が来た……!」



第三章:ライブ会場・福岡ドーム


当日。

観客は約3万羽。全員が羽を逆立てて興奮している。


ステージ中央の巨大スクリーンに映し出されるロゴ:

『T JAPAN - FLIGHT INTO FURY TOUR』


照明ドカーン!

ドラムどっかん!

ギターがギュイイインッ!!!


スワジュン、完全にスイッチON。

「ツバメ最高おぉぉぉぉぉ!!!」



第四章:ヘドバン再来


曲が進むにつれ、スワジュンの頭がまたブンッブンッと動く。

前、後ろ、右、左──まさに嵐のヘドバン。


ルリ「あっ……また始まった……」

ナツ「スワジュン姉ちゃん、スピード上がっとるぅぅ!」

ハナ「それ以上やったらまたフラフラなるで!」


だがスワジュン、止まらない。


スワジュン「ロックに休憩なしぃぃぃぃ!!」


ブンッブンッブンッ



第五章:案の定


──数分後。


スワジュン「うぅぅ……目が……ステージが……回るぅ……」

(バタッ)


ルリ「あーっ!やっぱり!」

ミオ「毎回こうなるんよね……」

ナツ「でも楽しそうやん」

ハナ「まぁ……この子のエネルギー、嫌いじゃないわ」



第六章:奇跡のMC


ステージ上のボーカル・T-KAZUYA(ツバメ界の伝説)がマイクを取る。


T-KAZUYA「今日一番元気なツバメ、そこのヘドバンしてた子やな!」

ライトがスワジュンを照らす。


スワジュン「う、うちっ!?///」


T-KAZUYA「お前のその羽の振り方、最高や!

 ツバメ魂、ロック魂、同じや!!!」


観客、拍手と鳴き声の嵐!!!



エピローグ


ライブ終了後。

夜風に吹かれながら、スワジュンは満足げに呟く。


スワジュン「最高やった……。

 うち、もう落ち込まへん。ロックがあれば、飛べる気がするんや」


ツバミ「アンタほんま、ええ顔しとるで」

TBM-1000「記録:笑顔指数300%、魂振動レベル∞」


巣の上、星空の下。

スワジュンの髪──いや、羽先には光る汗と情熱が残っていた。

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