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code08 凍結⑫
「気にするな……?」
豹変は、一瞬だった。
「気にするなって、どういうこと?」
「え」
「告白。
してるの、これでも……それを、気にしてない?」
どう止めればいい……。
この流れに持って行ってしまう人を。
「半年、言い続けて。その答えが『気にしてない』かよ」
口調も低い、非道なものに変わっていた。
「そうだよな。立樹は明日、帰るんだし。
帰れば、元の生活が待ってる。中央の……
選ばれた人間の……帰ったって寂しくないもんな」
「…………」
「けど、いいのか? 会えなくなるよな、高桐警部にも」
「…………」
「あの人が好きだろ? 好きでしょうがないだろ?」
最後の最後まで――。
「あれか。連絡とり合って、また会うか。
警部だって帰るしな、東京へ。また部下になって、
毎日一緒で……そのうち……」
「…………」
「何とか言えよ」
堀口が動いて、こちらを向いたから。
「黙ってないで何とか言えよ!
気にしないじゃなくて、もっと!」
思わず身構えて、視線を受け止めて。
それが、引き金に――
なったのかも知れなかった。
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