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code07 指導④
札幌市納涼大花火大会。
その会場に来ていた。
といって見物ではない。
取引を嗅ぎつけた二課からの要請で、
検証室も警備に駆り出されていた。
花火が上がるまで、あと半時間――。
『C班、異常なし』
インカムから男性の声がする。
二課の刑事だった。
連なる屋台のすき間。
「ここを通るとしたら、もう少し後だな」
向かい合って立っていた。
通りは人で埋め尽くされ。
「たぶん
開始時間を狙って割り出し地点で会うはずだ」
「はい」
メモできないので、記憶に刻み込む。
『そっちはどうだ』
二班班長の声がインカムから流れた。
「異常ありません」
高桐警部が端的に答える。
花火開始まで、あと十五分――。
「そんなに緊張しなくていいぞ」
ふいに高桐警部がこちらを見た。
「伝わるからな。ふつうに俺と話してるように見せろ」
そう、警察だとバレてはいけない。
「わかりました」
――あ。
突然、インカムが「ビッ」と鳴った。
かと思うと、大声が耳をつんざいた。
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