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code07 指導②
また――。
助手席に乗せてもらうことになった。
「一班では、窃盗、強盗、暴行くらいだったよな」
「そうです」
「じゃあ殺人現場は、はじめて?」
「現場は……はい」
そうか、とつぶやく。
「遺体の程度は分からないけど、刺殺ってことだから。
無理と思ったら、その場で言えよ」
数分で現場に到着した。
ビル街に、警察車両が詰めかけていた。
人ごみを分けて、ビルの谷間へ近づいた。
「検証室です」
高桐警部が言うと。
担当と思しき本部の刑事が頷いた。
「こっちだ」
奥へ進むと、わずかに開けた場所があり。
そこに遺体が、転がっていた。
「見ての通り4~50代、男性。死後数時間。
何か所か、刃物で刺されてる」
手袋をはめる高桐警部に倣う。
こちらをふり返って、見下ろした。
「とりあえず。近くで屈んで、よく見てみろ」
言われたとおり、遺体に近寄った。
背後の会話が聞こえてくる。
「おい、高桐。はじめてか?」
「そのようです。初任科生ですから」
「大丈夫か。わりとヤられてるぞ」
「どうですかね」
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