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第42章:宝の守護者

魔蛇との戦いの後――

一行は地下の洞窟の前に立っていた。


入口は闇へと続いていた。

アリスはしばらく観察し、言った。

――降りましょう。


彼らはゆっくりと降り始めた。

壁は湿り気を帯び、空気は重かった。


だがアレンは立ち止まった。

何かがあった。

嫌な気配。


降りれば降りるほど、その感覚は強まった。

まるで何かが待ち構えているように。


――危険を感じる。


皆が彼を見た。

――進まない方がいい。


マーカスが笑った。

――どうした、覇者?怖いのか?


キアラも興味深げに言った。

――これまでの戦いを越えてきて…洞窟が怖いの?


だがアレンは静かだった。

恐れている様子はなく、ただ真剣だった。

彼の感覚は一つの答えを告げていた。

――進むな。


アリスが言った。

――ランク10の魔蛇が守っていた洞窟なら…

――何か価値あるものがあるはず。

――宝かもしれない。


マーカスが笑った。

――その通りだ。


シオンが腕を組んだ。

――ここまで来て退くわけにはいかない。


アレンは沈黙した。

皆が疲れているのを知っていた。

だが好奇心が勝った。


結局、進むことになった。


アレンは刀の柄に手を置き、備えた。

何かあれば即座に反応するつもりだった。


彼らはさらに深く進んだ。

アリスが先頭を歩いた。


やがて――

トンネルの終わりに巨大な石の扉が現れた。

道を完全に塞ぐほどの大きさ。

だが半開きになっていた。


アリスが近づき、押した。

――ギギギ…


扉は開いた。

中は真っ暗だった。


慎重に入ると――

――フワッ!


松明が次々と灯り、広間を照らした。


その瞬間――

――ドォン!


背後の扉が激しく閉じた。

ルンが走り寄り、開けようとした。

だが動かない。

――開かない!


彼らは前を見た。

そして沈黙した。


広間の中央に巨大な玉座。

その周囲には山のような宝。

黄金。古代の武器。宝石。秘宝。


だが玉座に座っていたのは――人影。

人の形をしていたが、皮膚は鱗に覆われ、

瞳は蛇のように光り、

背後には巨大な蛇の尾が揺れていた。


――人蛇。


その存在はゆっくりと頭を上げ、冷たい声で言った。

――誰だ…ここに入る者は?


アリスたちは驚いた。

言葉を話す魔獣など見たことがなかった。

人と蛇の半ばの存在。


再び声が響いた。

――もう一度答えよう。


瞳が怒りに燃えた。

――誰が我が領域に踏み込む?


広間に圧力が満ちた。

殺気が溢れ、数人が思わず後退した。

危険。極めて危険。


三人の守護者が前に出た。

レインが静かに言った。

――我らが相手をしよう。


カエルが微笑んだ。

――お前たちは下がれ。


セラフィーヌも気配を解き放った。


その間、ルンは扉を必死に開けようとしたが動かない。

――封印されている!


彼らは悟った。

逃げられない。

閉じ込められた。


玉座の存在はゆっくり笑った。

鋭い牙を見せながら。

――面白い…。


尾が地面を叩いた。

――ならば…死ぬ前に少し楽しませてもらおう。

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