↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/49

第41章:毒蛇の巣

翌朝――

一行は早く起きた。

魔族領での最初の夜を生き延びたのだ。


荷を整え、旅を続ける。

暗黒の森はなおも広がっていた。


隊形は同じ。

背中を守るため二人一組。

アルドリックとマーカス。

キアラとルン。


アレンはアリスの隣を歩き、

守護者たちは前方を警戒していた。


道中、ランク8の魔獣が現れ、

時にはランク9も姿を見せた。

だが覇者たちは素早く討ち倒した。


ランク10が現れると、

守護者たちが即座に介入した。


旅は数時間続いた。

やがて景色が変わった。


木々は葉を失い、

乾き、ねじれ、死んだように見えた。

地面には黒い水たまりが広がっていた。

異様な雰囲気。


アレンは危険を感じた。

――この場所…嫌な気配だ。


アリスも気づいた。

――警戒を怠らないで。


慎重に進むと――見えた。

巨大な蛇の群れ。

魔蛇。


シオンが気配を見た。

――ランク10…。


マーカスが眉をひそめた。

――全てか?


シオンはうなずいた。

――そうだ。


さらに奥には地下への入口。

洞窟のようなものがあった。


ルンが低く言った。

――何かを守っているようだ。


キアラがうなずいた。

――問題は…何を?


アリスは観察した。

守るものがあるなら、重要に違いない。


――討ち倒す。

――その後で洞窟を調べる。


覇者たちはうなずいた。


だがその瞬間、蛇たちが気づいた。

――シューーーーッ!


数十の頭が持ち上がり、

赤い瞳が光った。


そして襲いかかる。


戦いが始まった。


蛇は速かった。

巨大な体が鞭のように動いた。


マーカスは剣で噛みつきを防いだ。

――くそっ!強い!


アルドリックが両手を掲げる。

四元素が彼を包む。


――風!

突風が蛇を吹き飛ばす。


――土!

岩の槍が地面を突き破る。


――水!

波が蛇を打ち付ける。


――雷!

稲妻が落ちる。


彼は息を整え、四元素を融合させた。

――複合攻撃!


爆発的な力が蛇を薙ぎ払った。

だが煙が晴れると、

倒れたのはわずかだった。


――足りない…。


蛇はなおも迫る。


レインが状況を見た。

――危険だ。


カエルがうなずいた。

――このままでは消耗する。


セラフィーヌが手を掲げた。

――ならば早く終わらせよう。


三人の守護者が並び、

気配を解き放つ。


――複合攻撃!


三つの巨大な力が融合し、

地面が震えた。

放たれた波動が戦場を覆い尽くす。


蛇は一掃された。


だがアレンも黙ってはいなかった。

彼は刀を抜き、炎を纏わせた。


――第一章。


炎が刀を包み、

アレンは蛇の群れへ消えた。


――シュッ!


斬撃。

さらに斬撃。

燃える刀が蛇を切り裂く。

次々と倒れる魔蛇。


戦いが終わる頃――

地面は死骸で覆われていた。

ランク10の魔蛇は討たれた。


一行は息を整えた。

激しい戦いだった。


アリスは地下の入口を見た。

蛇が守っていた洞窟。

暗く、深く、未知。


――どうやら…何を守っていたのか、確かめる時ね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。