第24章:新たなる剣
森での戦いから数時間が過ぎていた。
その間、レッドとブルーはいつもの訓練場所でアレンを待っていた。
だがその日――アレンは現れなかった。
兄弟は不安になった。
――これはおかしい…とレッド。
――師匠はいつも先に来るのに、とブルー。
さらに待った後、二人は街へ戻ることにした。
もしかするとアレンはすでに宿へ戻っているのかもしれない。
宿に入ると、急いで部屋へ駆け上がった。
そして見た。
アレンはベッドに座っていた。
衣は裂け、体にはいくつもの傷。
兄弟は慌てて叫んだ。
――師匠!
――何があったんですか?
ブルーが心配そうに近づく。
だがアレンは落ち着いて答えた。
――大したことはない。
――ただ、自分がどれほど強いか試していただけだ。
兄弟は完全には納得しなかったが、彼を信じた。
アレンは真実を語らなかった。
――隊長級の魔族と戦ったことは誰にも知られたくなかった。
アレンは数枚の硬貨を取り出した。
――薬草を買ってこい。
――それから良い剣も。
静かに付け加えた。
――持っていた剣は…折れた。
兄弟はうなずいた。
――承知しました、師匠。
そして宿を出た。
街の市場を歩くと、武器屋が並んでいた。
剣。
槍。
鎧。
だがどれも特別には見えなかった。
その時、目に留まったものがあった。
小さな店に、一振りの異なる剣。
他の剣より長く、細い。
刃は湾曲し、黒と濃紺に輝いていた。
レッドが店主に尋ねた。
――なぜこの剣は違うのですか?
店主は微笑んだ。
――これは普通の剣ではない。
――刀だ。
兄弟は戸惑った。
店主は続けた。
――ランク9の毒蛇の牙で鍛えられた。
――軽く、極めて鋭い。
――そして普通の剣より遥かに丈夫だ。
ブルーは目を見開いた。
――ランク9?
店主はうなずいた。
――その通り。
――だから高価なのだ。
兄弟は値札を見た。
非常に高かった。
だがブルーは言った。
――師匠には最高のものがふさわしい。
レッドも同意した。
――彼は俺たちを救い、教え、未来を与えてくれた。
迷わず刀を買った。
アレンから渡された金をほとんど使い果たして。
宿へ戻り、部屋に入る。
ブルーは薬草を机に置き、
レッドは剣を差し出した。
――師匠…これはあなたのために。
アレンは剣を受け取った。
触れた瞬間、特別な気配を感じた。
軽い。
だが不思議な力を宿していた。
ゆっくりと抜く。
刃が微かな音を響かせる。
アレンは驚いた。
――これは…素晴らしい剣だ。
レッドは笑みを浮かべた。
――ランク9の毒蛇の牙で作られた刀です。
アレンはしばし沈黙し、静かに言った。
――ありがとう。
三日間、アレンは休養した。
薬草が傷を癒し、体は回復していった。
だが新たな問題があった。
金がない。
薬草と刀にすべて使ってしまった。
さらに衣は破れ、
目隠しの布も擦り切れていた。
アレンはため息をついた。
――金が必要だ。
立ち上がり、言った。
――傭兵ギルドへ行こう。
兄弟はうなずいた。
ギルドに着くと、アレンはいくつもの依頼を受けた。
すべてランク4の獣狩り。
難しくはないが、十分な報酬になる。
三人は再び森へ向かった。
アレンは確かめたかった。
レッドとブルーがどれほど成長したか。
そして獣を狩り、金を得る必要もあった。
訓練と依頼は続いた。
だが日々が過ぎるごとに――
ルンセラの大会は近づいていた。
やがて最強の戦士たちが集い始めるのだった。




