5/40
エレベーター
翌朝、マンションのエレベーター
祐希
「おっ、天音ちゃん!おはよっ
待って…俺も乗せて!」
天音は慌てて『開』ボタンを押す
祐希
「昨日、ありがとね
おかげで腫れも引いたよ」
天音
「おはようございます
よかった
こちらこそ、昨日は…」
そう言いかけたところで
祐希が被せて
祐希
「もう何度お礼いってんの?
気にしなくていいから笑」
「あの、それよりさ…
天音ちゃん
1階のボタン押してもらえると嬉しい」
天音
「あ、すみません…押すの忘れてた…」
祐希はクスッと笑った
祐希
「天音ちゃんて、かわいいね
毎朝見かけてたのに…
もっと早く声かければよかった」
(ええーー汗)
天音
「……別に私、かわいくはないです」
エレベーターのドアが開く
「じゃあ…失礼しますっ」
後ろの祐希に振り向くことなく
急いでエレベーターを降り
駅まで走る天音だった
祐希
「そんな…急がなくても…笑」
(俺、距離詰め過ぎ…?)




