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引越し

天音

「祐くん、これいる?いらない?」


祐希

「んー、いらない?かな

あ、でもそれは持っていくから『持っていく箱』に入れといて?」


天音

「はーい」


もう間も無く引越し業者が来るというのに

まだ片付けが終わらない


二人で汗をかきながら荷物を片付けているところに


「おーい、頑張ってるかな?」


凛が陣中見舞いにやってきた


「祐希ー、あんた何やってんのよ

まだ片付け終わってないの?」


相変わらずだ…


祐希

「うるさいなぁ

来たんなら手伝ってくれよ…」


「仕方ないな

任せなさい!ちょっときてー」


(ん??)

祐希と天音は顔を見合わせた


「こちら私の彼氏の拓人くんです!

今日、弟と未来の妹が引っ越すっていったら

手伝うって言ってくれて♡

きてくれたの♡」


………。


(は、はぁ…)

(拓人さん、本当にこんな姉でいいんですか?)


そう聞きたい気持ちはグッと抑えて


祐希

「ありがとうございます

すごく助かります」


素直にお願いすることにした


おかげで業者がくるまでにほぼ荷物は片付いた



新居は祐希の会社の近くのマンションにした

3LDKで広さはそんなにないが

二人で住むには十分だった


結婚式は2ヶ月後だが

早めに良い物件が見つかったのでこの際一緒に暮らすことにしたのだ


魚のグラスは4つ

一緒に食器棚に並ぶことになった



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