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天音

私は3人姉妹の長女として生まれてきた


小さい頃から

本当に友達と言えるのは麻央くらいで

活発なタイプではなかった

かと言って、麻央以外と関わらないってほど人付き合いをしないわけではなく

ほどほどに仲良くすると言った感じだ


子供の頃からおっちょこちょいだったから

母からは

私がぼーっとしていて

頼りない子に見えていたのかもしれない

(確かに妄想族であったかも…)


学校でちゃんとやれてるのか

母はいつも心配した


「ちゃんと先生の話聞いてる?

お友達と仲良くできてる?

ちゃんと勉強ついていけてる?」



口癖のように…

私がきちんと社会生活を送れているか…

確認する


それが…嫌だった


確かに失敗もたくさんするタイプだけど

そう言われると

あ、私ってダメな子なんだって言われているように感じた


妹たちは

目に見えてしっかりしていて

クラス委員や部活動でも活躍するようなタイプ

なので、母は妹たちには何も言わなかった


もっとしっかりしなきゃ…

私は認めてもらえない…


そんな呪縛が

私の心にはずっと根付いているように思う


だから…人に弱音を吐くことも

そういうところを見られるのも嫌だ


それを見せることで相手に幻滅されるかもというのもあるが

そんな私を見せれば母のように心配するかもしれない

そう思うからだ


特に…恋愛では

親しくなればなるほど

相手を好きになればなるほど


私は…あらゆる感情にベールをかけた

特に、ネガティブな感情は、何重ものベールに包んだ


その結果…


相手から

何かを考えてるのかわからない、と言われる


そんなことを繰り返してきたから


祐希の

話してくれなければ、守ってあげられない

そばにいたいから話して欲しい


この言葉は

私にとって…

これまでのどんな言葉より、重くもあり…

羽毛のように柔らかくて優しかった







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