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穏やかな日々
それからの二人は
平日はそれぞれに過ごし
週末だけどちらかの家で一緒にご飯を食べ泊まる
そんな生活が定番になっていった
天音の部屋で過ごすときは
静かに音楽を聴きながらアロマキャンドルを焚いて…
祐希のやさしい腕に抱かれながら…
甘い甘い夜を過ごした
祐希の部屋で過ごす時は
雑然とした中で
一緒にホラー映画を震えながら見たり
ゲームでバチバチ火花をちらして戦ったり
そんな時間を過ごした
天音は
祐希の部屋の雑然とした空間が嫌いではなかった
片付けて掃除をしてあげることもできたが
天音はあえてそれをしなかった
くしゃくしゃに置かれた部屋着
畳まずに置きっぱになってる洗濯物
床に放り投げられた読みかけの本
なのに…
なぜか綺麗に片付けられているキッチンとお風呂
そんな祐希の空間が好きだった
祐希もあえて
姉のように文句を言ってこない天音にすっかり甘えて
片付けようとはしなかった
それが二人の心地よい温度感を生み出していた
前に約束していた映画も一緒に行った
アクション映画はそんなに好みではなかったが祐希といるとなぜか楽しめてしまう天音だった
そんなこんなであっという間に1か月がすぎ…
間もなく祐希の誕生日
七夕が近づいていた




