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小さな天音

帰る道すがら

麻央の心は軽やかだった


天音が恥ずかしそうにしながらも、本当に楽しそうにしていたことが嬉しかったからだ


子供の頃から、ずっと二人は一緒だった

だから、天音のことはずっとそばでみてきた

 

真面目すぎて

慎重すぎて

でも、想像力が豊かでたまに暴走する

そして空回りして自滅…

そんな自分に厳しすぎて、一人反省会が止まらなくなる


でも、それは

家族の中で長女として育つ中で

しっかりしなきゃ

良いお姉ちゃんでいなきゃ

そんな思いが強かったからで…


つい自分が楽しむこと、自分を緩めることを忘れがちで


これまでの恋愛も

結局…天音が一人で疲れて終わりになるパターンを何度も見てきた


それがこんなに楽しそうに笑い

「自分から誘う」なんていうことが自然とできている


麻央はこんな天音を見たことがなかった


「今度天音の家に行った時は、根掘り葉掘り、水瀬さんとのことはなしてもらおうじゃないの!笑」


次に天音の家に遊びに行くのがいつもの何倍も楽しみな麻央だった










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