表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミステリ作家の異世界日記――小説を書こう、異世界で  作者: 黒井影絵
――閑話集2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

103/112

a020――ディレイ、初めての御使い

 余の名はディレイ・ル・フィン。

 地獄(タルタロス)死霊都市(ネクロポリス)を統治する屍人の王である。


 もっとも、この身分は自ら勝ち取ったのではなく、さる、やんごとなき御方に任命されたモノである……余のような立ち位置を俗世では“やとわれおーなー”というらしい。

 “げーむ”を通じた“ふれんど”……親愛なる好敵手(ライバル)である盟友達の情報によると、“やとわれおーなー”とは名目だけの支配人で、実際はわずかな褒賞で昼夜を問わずに酷使される奴隷のような者が多いと聞いた。


 誠に人の世は恐ろしい……。


 余の主人であるお館様は時折この地を訪れては、進捗を適切に評価し、余の心身を気遣い、褒賞を惜しみなく与えてくださる慈悲深くも偉大な存在である。

 この恩義と忠誠心は既に信仰の域にあり、天命とあらば地獄(タルタロス)最下層の業火にも飛び込めよう。


 尊い御方に出会い、この秩序と静寂に満ちた楽園のような都市の管理を任され、余は本当に幸運であった……感謝の念を込めて最愛のリメンダと共にお館様の偶像――一つ目の時計塔を象った記念碑――への拝跪を日課にしつつ、我が身の幸せを噛みしめるのだった。


 しかし……。



 ある日、その安寧の日々を打ち破るものが現れた。


「ギィヤァァァアァァァァーーーおーたーすーけーをー、ヒィィィィィィーー!!!」


 鶏を絞め殺したような甲高い悲鳴をあげる男が聖なる都市に闖入し、あろうことか、我らが住まう愛の巣である、この城目掛けて駆け寄ってきたのだ。


 都市を囲む結界の外には男を追いかけて来たと思われる悍ましい犬のような異形の存在がウロウロしており、我がシモベである屍人達が怯えているのを感じる。


 衛兵達によって捕縛された輩は異形に散々弄ばれたのか全身はボロボロ、顔は体液でぐしゃぐしゃで、見苦しい事この上ない。

「どうか……お慈悲を……お願い申す……死にとうない……」

 地獄の死霊都市に赴いてなお、生への執着を示すという醜い振る舞いに余は本気で腹に据えかねた。

 聖なる地の静寂を破った愚かな男は許されざる罪人である。

 余は衛兵に輩に対して地獄流の“慈悲”を与えようと指示を出しかけた所、リメンダは控えめに遮った。

「あの……ディー様?聖域を土足で踏みにじる愚か者を駆除する事に異論はありませんが……念の為にお館様のご意向をお伺いした方が宜しいのでは……?」

 リメンダの闖入者を見る眼差しは余と同様に冷ややかであったが、賢明な彼女は決して感情には流されない。 

 余は死霊の王とはいえ、ここ地獄に於いての立場は実質“やとわれおーなー”にすぎぬ。

 死者に成りきれてない存在が死霊都市の結界をくぐり抜けて来た“怪異”を放置して私情で裁きを下すのは、与えられた権限を逸脱した越権行為である可能性がある……余は少し冷静さを取り戻した。

「ふむ……一理あるな。沙汰を申付けるまで地下牢に閉じ込めておけ」

 我々の囁きが耳に入っていたのか、首の皮一枚で命が繋がった事を悟った男は安堵の息を吐いた。



「どうやら、其方らに迷惑をかけたようだ。すまない」

 連絡を受けて訪れたお館様は開口一番に謝罪を述べられ、我々は恐縮した。

「アレがここまでしぶといとは予想外だった……もう一人の方は大人しく最下層まで堕ちて焼却処分となったのだが……王族の端くれとはいえ生命力を侮っていたようだ」

 あのような弱く情けない存在が王族と聞いて余は内心呆れ返った。

 往生際が悪いにも程が有る。

「しかし、このまま放置しておいて、万が一間違って煉獄(タルタロス)から脱出されては困るのだ。アレの存在はどのような展開(ルート)でもメシア降臨の妨げにしかならない」

「では、息の根を止めましょうか……?」

「いや、大人しく死者の仲間入りしてくれる保証がない以上、しばらく様子見したい。この都市郊外の地下に村を作っておくので、そこに幽閉してくれ。ついでに今後、似たような境遇の者が都市に到達した際、そこに誘導するようにして欲しい」

「こちらの管理下となるのですか?」

「仕事を増やすようで申し訳ないが頼まれてくれるか?なんなら地下から出さなければ自由に使って構わない」

 生者との関わりは煩わしいが、主君の命とあらば受けるしかない。

「ははっ!確かに承りました」

 余とリメンダは平伏して、お館様の慈悲深い沙汰に感銘したのだった。



 我々は愚かな男を地下世界に誘導する。

 新しく出来た地下村は地上とは別世界のようで、頭上には偽りの太陽が輝き、緑溢れる自然豊かで牧歌的な環境だった。

 余がお館様の意向を伝えると、奴は地面に頭を擦り付け、泣きながら感謝の念を表明した。

 リメンダが鑑定した所、此奴は農業系のスキルを持っているとの事で、余はこの地の開拓と食物の作付けを命じる。

 都市内の工場で多くの植物が自動的に生産されているが、予てより試してみたいことがあったのだ。

「“ふれんど”のヨサクさんが『これからは“おーがにっく”で付加価値を高めるのがキテる!』と“ぼいちゃ”で言っててな」

「は、はぁ……?」

「まぁ、普通に開墾して、植物や薬草を栽培してくれれば、それでいい。必要な道具や知識はその都度授ける。それと、我が死霊都市は生者は不可侵の聖地。今後この地の人員が増えた場合、貴様が長として厳重に管理するのだ」

「ははー!」

 いくら、愚かな王族とはいえ、村の長くらいは務まるだろう。


 その後、男は偽りの朝日と共に起床して土地を耕し、日が沈むと就寝する慎ましい日々を過ごした。

 徘徊する異形に襲われた迷い人が都市に流入する度に地下村へ連行し、男は長として村人を良く指導した。

 村人達が作り出した作物は工場で作られる物より量は遥かに少ないが、質は非常に高く、この献上品はお館様に大変ご満足していただけた。


 余は、地下村の中央広場にお館様の偶像を建立し、褒賞として彼らに酒を授けた。

「御方へのご恩を忘れずに今後も奉公に努めるのだ」

 村長と純朴な村人達は平伏して、お館様を崇め、彼らは年に一度の祭りを楽しみに農業に勤しんだ。



 多少の環境の変化はあったものの、概ね余の治める死霊都市は平穏を維持していた。

 そんな、ある日の事、いつもの通りに都市に訪れたお館様は予期せぬ事を仰った。


「君を見込んで頼みたい事がある」


 通常より改まった様子の物言いに、余とリメンダは思わず身を引き締めて構えた。

「ちょっとした仕事なのだが……地上に出る必要がある。今現在他に動かせる人員に適正者がいなくて困っている」

「仰せとあらば、死地にも赴きましょう……」

 余は偽りなくそう言った。

 お館様は苦笑気味に首を振る。

「君の能力を持ってすれば、それほど困難な任務ではない。ただ、煩わしい汚れ仕事には違いないので申し訳なくてな……この埋め合わせは必ずする」

 お館様は虚空で手を動かすと、そこに立体映像が現れた。

 どこかの島の地図のように見える。

「これは絶海の孤島ゴモーラ島だ。平常時は人口百人程度の小さな島だが、現在祝祭の影響で三百人程度の人間がいる」

 余は食い入るように映像の見つめ、そこに描かれている情報を記憶した。


「この島の住民を全て殺せ」


 お館様の無慈悲な言葉には、如何なる感情も込められてない。


 改めて、この御方が人知を超えた超常の存在なのだと思い知らされる。

 だが、余とて打ち破れたとはいえ覇道を志し修羅の道を突き進んだ王族の端くれ、殺生を楽しむ悪趣味は持ち合わせてないが、この手を血で汚すことに怯む訳にはいかない。


「武装した兵はどの程度おりますか?」

 余の死霊術を持ってすれば、三百人程度はすぐに片付けられる。

 しかし、敵兵の種類や練度によっては、苦戦を強いられる可能性がある。

「警備のモノは一応存在するが、大した脅威ではない。住民の大半は非戦闘員だ。油断さえしなければ君が危険になる事はないだろう」

 お館様のお心がけに痛み入る一方、余は懸念を口にする。

「我が死霊術を持ってすれば、その十倍以上の相手でも対処は可能ですが……数が数なので討ち漏らしが出る可能性があります」

「場所が孤島なので予め退路を断てば逃げられる恐れはないが、念のため後処理をさせる部隊を派遣させる。無理をしない範囲で可能な限り対処してくれればいい」

 お館様は人差し指を余の額に押し当てると我が目に力が宿り、視界が鮮明になったように感じた。

「スキルと加護を付与しておいた。打ち倒すべき標的に対して赤く光る印が見えるようになった筈だ。それ以外の青い印の者は君の自由にしていい」


 なるほど。


 これは普段親しんでいる“げーむ”と変わりないようだ。



 この任務は余が単独で行くのが最善と考えたが、護衛が必要だと言い付いてこようとするリメンダの説得に少々骨が折れた。

「万が一、御身が危険に晒された時にお守りすることが出来ません!!」

 正直、お館様の説明を聞く限り、大した任務とは思えない。

 余の力を持ってすれば日帰りが可能なくらいの、文字通り朝飯前には片付けられるくらい簡単な任務だ。

「余がいない間、この都市の管理を任せられる者が他にいないのだ。相手は余の死霊術の敵では無い上に、お館様に強力な加護も賜った。“なるはや”で済ませて来るので余の代理として統治をして欲しい――これは王としての命令である」

 彼女の暖かい無私の愛情は余にとって無上のモノであるが、王族として情に溺れる事は許されない罪だ。

 余は断腸の思いで彼女に命を下す。

「……御意」

 我が最愛のリメンダもこちらの心中を察したのか、渋々であるが聞き入れてくれた。



 城に仮設置された転移陣から目的地に移動すると、そこは日が沈んだばかりの港町だった。


 街は祝祭で浮かれた雰囲気で、波止場に停泊している船からは多くの人間が次々に上陸している。

 久方ぶりの人混みにウンザリした余は自然と裏通りに足を運ぶ。

 お館様に付与されたスキルの力によるナビゲーションで目的地を示す矢印に従い、街の中央へと進んだ。

 赤い印が付いた人間供が、後に起きる惨劇も知らず呑気に酩酊して騒いでいる様に嫌悪しつつ、人気のない路地裏を歩いていると、何かに躓いた。

 足元にボロ切れに包まれた人のようモノが転がっている。

 屈んで観察すると、複数の人間に暴力を振るわれて傷ついた十代の少女のようで、その印は青かった。

 この者は死すべき運命ではないらしい……。

 瀕死の彼女は痩せこけてはいるが、その面影はかつての婚約者オフィーリアに少し似ている。

 余は暫し思案した後に彼女にポーションを用いた。

「あっ……あっ……」

 自分が死の淵から逃れた事に気がついた少女は余に縋り、必死に訴えかけた。

「お、お逃げください!ここに長居してはなりませぬ!!」

 やはり、この島には“何か”が起きているのだろう……慈悲深いお館様が虐殺を指示する程の……。

「そうはいかぬ」

 少女の手を振りほどき、立ち上がった。

「余は……御使いである。この地に裁きを下しにきた」

 その言葉は彼女に衝撃を与えたようで、悲しみと歓喜が入り混じった複雑な表情を浮かべ、大きな瞳から涙が止めどなく溢れた。

「あ……あああ……ああああ……」

 彼女は感極まり嗚咽を漏らすが、その声色には安堵の色が伺える。

「其方こそ、朝まで身を隠すといい。巻き込まれたら無駄死にするぞ」

 余は後を振り返る事もなく、矢印の指し示す方向へと再び進んだ。



 ナビゲーションの指し示す目的地は聖堂のような建築物だった。

 余の身につけている装備に認識阻害の効果が付与されているからか、特に呼び止められる事なく、易々と侵入できた。

 そこでは老若男女が自堕落な狂宴を繰り広げていた。

 頭痛を催す弦楽器の演奏に合わせて肌も露わな女が踊りながら衣を脱いでいるのを、周囲の男は魅了されたように見入っている。

 大皿に盛られた魔獣の丸焼きと葡萄酒で満たされた大瓶が並ぶ広間での大宴会を通過して、その奥にある祭壇の間へと到達した。


 祭壇にいたのは……おぞましい異形だった。


 “ソレ”は漆黒の巨体で表面には無数の触手がゆらゆらと揺れている。


「ついに……お迎えの準備が整ったのですね……大司祭様……」

 若い男の陶酔した声が聞こえる。

 視線を向けると、司祭服を着た老人と青年が熱を込めた目で異形を見つめている。

 当然のように赤い印が灯っている。

「そうじゃ……儀式によって、“神”の魂を御神体に込めた時……この世界は“神”が統治する新世界に生まれ変わるのじゃ……」

「ああ……なんと素晴らしい……夢のようです……」

 二人の酔いしれた顔は狂気を孕んでいる。

「今現在、“神”の魂は人間の肉体に封じられておる。これを儀式によってあるべき姿に、その尊い魂を呼び寄せて相応しい肉体に収めるのじゃ!」


 ……正気の沙汰ではないな。

 余はそう思った。


 まぁ、奴らが正気であれ、狂気であれ、余の為すべき事は何も変わらない。


 蹂躙だ。



 ――あっけない。


 予想通りとはいえ、手応えが無さすぎる。


 あの二人の司祭は余の手であっさりと即死させた後、我が下僕となった。

 まず、二人に指示を出して、この御神体なるモノを死に至らせることにした。

 悍ましい異形は断末魔を上げて崩壊を始める。

 この声を聞いて、赤い印がここに押し寄せるのが見えた。

 余は死霊術で死霊の軍勢を呼び出し、赤い印を持つ人間の殺戮を命じる。


 祭壇の間に来たのは武装した警備員のようだが、突然降って湧いた死霊を見るなり、悲鳴をあげて踵を返し逃げ出した。

 余は骨古龍三体を召喚し天井を突き破らせ、一体に飛び乗り空中から島を見下ろす。


 祝祭の灯火で彩られた夜の島は無数の赤い印に覆われていた。


 逃げ出した人間達が港へ殺到しているのを見て、骨古龍二体に全ての船を沈めるように命じる。

 これで、奴らの退路は断たれた。

 島の人々は死せる龍が暴れているのを目視して、異常事態が起きた事を悟るも既に逃げ道は塞がれた。


 ここに来てようやく奴らは死ぬ気で立ち向かう気になったようだが、相手は我が先鋭である死霊たちだ。

 おまけに、お館様の加護の力で以前よりも強められている。

 “神”なる怪しげな存在を崇める軟弱な連中に敵う訳がない。

 奴らの命は為す術なく刈り取られていく。

 死せる騎士に首を切り離され、死せる魔術師から発せられる魔術の炎で生きながらに燃やされ、骨古龍達に握りつぶされ、その牙で噛み砕かれる。

 しかも、死霊に倒された人間も、我が術によって即座に死霊として蘇る。

 時間が経てば経つほど、生きている人間が加速度的に減っていく。


 余は空中から、その地獄絵図を無言で見ていた。


 先ほどまで、酒池肉林で悍ましい“神”の降臨を待っていた者達が、腐肉のゴレムの下敷きとなって、汚い血と臓腑を撒き散らしている。


 島を覆うほど存在していた赤い印は夜明けを迎える頃には殆どが消え去った。



 夜が明け、地上に降り立つと、お館様の眷属と思われる者たちが、生き残りを走査していた。

 生き残りの殆どは青い印の者達で、彼らは大司祭の暴走に異を唱えたばかりに迫害され、“神”への贄にされる所だったらしい。

 この者達は忌まわしい記憶を消された上で新天地へ送られるとの事だが……


「お願いします!御使い様、どうか私をあなた様のシモベに加えてください!」

 しかし、出来心で助けた、あの少女カテリーナはそれを良しとしなかった。

「余はこれから我が住まいである地獄(タルタロス)に帰還するのだ……生者は現世に留まるのが幸いであろう……」

「ならば、私も地獄に落ちます!」

 余は地獄で安寧の日々を過ごす内に、すっかり忘れていたのだ……女とは誠に厄介な生き物だということを……。


 余が渋々、少女を死霊都市に連れて帰ると、リメンダは余の帰還を喜び、尻尾を振って駆け寄ってきたが……カテリーナを見るなり、露骨に不機嫌な顔をする。

「……やっぱり何が何でも付いていくべきでした!」

 ……そういえば、以前より、リメンダは女が近づくと嫌そうに唸ったが……あれは香水や白粉の匂いを嫌っての事だと思ったが……。

「もしや……嫉妬しているのか?」

「ディー様のイジワル!」

 リメンダはその愛らしい頰を膨らませてそっぽを向いた。

 初めて見る仕草に余の心臓が引き締まる。

「御使い様の奥方様は可愛らしいお方ですね」

 カテリーナは柔らかく微笑んだ。



 その後、カテリーナは例の地下村に住まわせた。

 彼女は司祭として治癒術の心得があるので、村人達の健康維持と日々の礼拝を任せることとした。

 村長が率先して「聖女様ぁ!!」と足を舐める勢いで這いつくばって崇拝し始め、他の村人達もこれに倣い出す。

 彼女はお館様への畏敬の念を込めて余の現世での活躍を説話として語り、彼らの信仰と忠誠心を高めてくれた。


 それにしても……一晩とはいえ、俗世のケガレを浴びて、少し疲れてしまった。

 余はお館様に願い出て、“連休”を頂き静養することにした。

「ここが余の『我が家(ホーム)』なのだな……」

 静寂と秩序に満ちた死霊都市の空気を吸い、愛しいリメンダを傍らにゆったりとした時を過ごして、ここが余の居るべき場所であるとしみじみ痛感するのだった。



「うわぁあああああぁぁぁーー!!」

「どうしたんですか?先生」

「何か、暗くて狭いところに閉じ込められる夢を見た!」

「あらあら」

「すげー、気持ち悪かった……全然声も出せないし身動きできなくって……あー、やな夢見た……」

「大丈夫ですよ、もしそうなっても、ちゃんと見つけて助けますから」

「あー……テルさんはいいなぁ……」

「ふふふ……もっとも、そんなことは()()に起きませんけどね……」

「えっ?」

「あー、何でもないですよ。さぁ、寝ましょうねー」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ