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華佗は暇を持て余す
こんにちは、華佗です。
最近魔物がたくさんいる山がニュースで危険視されてて、面白そうだから行ってみたんだけど——。
「こいつら、王級魔族か?こんなに群れるもんなんだな」
二十体程いる遺跡に来てみた。ちょっとやってみるかな。
「レッドスター」
手のひらに浮かぶ巨大な太陽のような紅色の球体を投げる。大規模な爆発が起き、遺跡ごとなにもかも消えてあたりは焼け野原となった。
——てことがあったりと。
そんな毎日で、楽しいから良し。
そういえば、佳逸はよく研究室で薬品を作ってる。あいつの能力は、化学変化の反応の速度を変えたり、反応の大きさを調整する事でもあるからな。最近あいつのお気に入りはちっちゃい瓶の薬品だ。瓶のガラスが割れると、中の液体が酸素と化合して瞬時に大爆発を起こすというもの。戦闘でもよく使う。
でも、新しい薬品を作るときは、いつも必ず成功する訳じゃない。失敗作もあるけど、捨てる訳でもない。「いつか使うよ」って言うけど、どこかでまた応用してるんだろう。
「何、あの組織」
「うちらのパクリじゃん」
「まあまあ、そこまで怒らなくても……」
楽しい日常の裏に、何かが動いている。




