みんなの生活2
こんにちは、夕莉です。
「……あのー、夕莉さん?みんなとのんびりする居間で何をしているんです?」
華佗は突然、こんなことを言ってきた。
「んー、銃のメンテナンスー」
「……んなもんここでやってんじゃねー!部屋でやれ部屋で!」
少し華佗の家を改造して、部屋をたくさん作った。華佗一割、佳逸九割だけど。
今回は一番上の王級魔族。
出会うとまず、何か違和感を感じた。
「ぁあ?なんだガキか?」
人語を喋る魔物だ。そう珍しくもないが。俺は静かにレボルバーを向けた。
「おいおい、それ本物か?丁度いい……」
魔物もピストルを向けてきた。西部劇かなんかか?
「その気配、只者じゃない、同じガンマンとして腕が鳴るぜ!でも、ハンデは譲ってやる」
魔物はそんなことを言った。マジ?いいの?俺はお言葉に甘えて引き金を引いた。放たれた弾は魔物の肩を撃ち抜き、胴体と腕が別れた。
(なっ……!?早い!この俺でも避けきれなかった……!このガキ、只者じゃねぇ……)
「……やるな、次は俺の番だ」
魔物は力を込め、思いっきり引き金を引いた。殺気が伝わりすぎだな。俺はスっと弾を避け、魔物の懐に入った。
「遅い」
「……!?」
魔物はまた俺に狙いを定め、撃ったがその弾は当たらなかった。なぜなら既に、俺は大きく宙を舞い、空中にいたからだ。
(飛んだ!?一体なぜ……でも何かする気だ、その前に……)
「その体、風穴開けてやらァァ!!」
魔物は渾身の一発を打ち込もうとしたが、もう遅い。
「やっぱ遅い」
俺が手にしたのは、二つのランチャー。佳逸と制作した渾身の武器だ。
「豪弾一閃!」
計八発の弾が一斉に飛ぶ。そして、全弾命中。
魔物は跡形もなく消えた。
「ハンデなんか与えなきゃいいのに」
帰って、俺はメンテナンスの続きをした。
華佗からはこっぴどく怒られた。




