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妄想世界は今日も  作者: ラムネ
第一章 新しい生活
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待ちに待った夏祭り

今日は、町中のみんなが楽しみに待っていた夏祭りの日だ。もちろん、俺たちも楽しみだ。佳逸は来れないって言ってたけど、あいつの分も楽しんでやろう。

「みんな、何食う?」

夕霧は食べ物で頭がいっぱいなようだ。

「俺は唐揚げかな」

「焼きそばでしょー」

「あえてのわたがし!」

「子供向けアニメのキャラが書いてある袋に入ってるけど」

「あ、ちょっとやめとこうかな……」

笑い声が巻き上がる中、時間はどんどん進んでいった。

「お前、本当に焼きそば2つ食うとかエグイな」

「ほんとほんと、唐揚げも大3つ食ったしな」

「俺なんてかき氷1個でギブだぞ、甘すぎ……」

「そりゃ全種類のシロップかけまくったらそうなるわ」

かなり時間が経った頃、凛が言った。

「なあ、そろそろ花火大会の時間じゃね?」

そう、今日は夜花火大会が行われるのだ。俺たちは、よく花火が見える山を登った。案の定、みんな場所取りなどで混んでいたが。

「あと数分!楽しみー」

「晶馬、お前そんな花火に興奮するようなやつだっけ?似合わなっ」

「黙れ」

みんな雑談をして暇つぶしした。俺は辺りをキョロキョロしていたが、何か動くものに目が止まった。

「どうした、華佗?」

「いや、なんかあの茂みにいた気がして」

「動物だろ、山だし」

俺はそんなもんかと納得したが、トイレに行くついでに茂みに寄った。

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