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妄想世界は今日も  作者: ラムネ
第一章 新しい生活
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RTA?2

 場所は屋内。狭い部屋だ。サルファーは輝く弓を構え、三本の矢を放つ。

「三本ならまだ――」

 慶斗は躱そうとした。しかし、矢は急に増加した。それに挙動がおかしい。慶斗は矢をすべて弾いたが、かなり危ない。

 「まだですよ!「フラッシュレーザー 乱反射」!」

 再び矢を飛ばしたが、来たのは極太のレーザーだ。さっきの矢と同じ、おかしい挙動で慶斗に四方八方から向かう。

 (流石にレーザーは弾けられないな)

 慶斗は避け、体制をたて直した。慶斗はブラックホールを出そうとしたが、光により影が作れない。

「チッ」

 慶斗は光を掻い潜り、ドアをこじ開け部屋から出た。サルファーは慶斗を追う。

「まんまと引っかかったな」

 その部屋は、前後左右が分からなくなるほど暗かった。


「Last Night」


 すべてが影となったその空間は、慶斗の手のひらのうえだった。どこから来るかも分からない闇からの攻撃に、サルファーは焦る。

「ニャ!?これは逃げなくては……!」

 撤退しようとしたところを、慶斗は逃がさなかった。

 「はい、終わり」

 ――サルファー・マゼンタ、強制送還――


 あとはエリルドのみ。相手するのは佳逸。

 エリルド「レッドストーン ストレート!」

 杖を振り、紅い岩石を直進させた。

 「意味ないぞー。もっと、物量で来い!!」

 「わ、分かった。「レッドストーン 砕」!」

 小さい岩石が大量に飛んでくる。佳逸は技を駆使し、楽しんだ。

 「そうだ!その意気だ!面白くなってきた!「輪回結核 華祭(かっさい)」!」

 虹に爆発する爆薬を飛ばしながら、鎖で岩石を破壊する。佳逸がエリルドの目の前まで来た時——。


「レイジフィールド」

 辺りは真っ赤に染まった。

 

 周辺の建物には亀裂が入り破壊された。その紅色の世界はまるで無重力空間、そして佳逸の動きは遅くなる。

「見えた、あなたの弱点」

 エリルドの視界には、身体の中心に濃い赤の点のある佳逸の姿があった。エリルドの持っている杖は、大剣に変形した。無重力で浮く瓦礫を足場に、佳逸に向かって突撃した。


 ガキンッ!


 しかし、その剣先は弾かれた。

「え?なんで?遅いはずなのに……」

 戸惑ったエリルドを襲ったのは、無数の斬撃。

「うっ……が……おかしい、こんな速度の攻撃が出来るわけ……」

 ――エリルド・シーグリーン、強制送還――

 そして佳逸たちはこれからは戦いを挑まないことを約束に、戦いは終わった。

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