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他人に変わる朝
他人に変わる朝は 残酷なまでにいつも通り
昨日までは恋人だった事実が
一切合切抜け落ちたみたいに蝉が鳴く
直前まで想いあってたじゃない
感傷に浸っちゃうから
これ以上は 胸の押し入れに置いておこう
いつか 整理するその日まで
「同棲して結婚を考えている」
「由良にしか書けない文がある」
「仕事なんてさ、食って行ければいい」
全部スクショに撮っていた
でも もういらない いらないんだ
これを伝えてくれた彼は
世界中どこ探しても いないのだから
舞い上がっても別れた途端に 他人同士
恋愛なんてとニヒリズムは わたしらしくないな
次の恋人に目いっぱいの愛を注ぐまで
他人に変わる朝は 一度きりでいいの
何度も何度も不安の扉をノックしなくていいの
今日だけ乗り切ったら 立ち上がるだけ




