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聖ゾンビさん  作者: 痩せ散らかす
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ブクマありがたやー

皆さま、日々お疲れさまです。ワタクシです。


 前魔王(社長)のご子息様と別れ、フラミュさんに案内された先でシーキス艦長からも謝罪を頂きました。

 ガン爺さんは詫びを寄越せと騒いでおりましたが。


 帝都へ行く件ですが今日は軍港施設で泊まり、明日帝都に向けて出発するとのこと。魔導車という物に乗るのもワクワクしますね。


 そして、ワクワクと言えばもう1つ。

次にフラミュさんに案内された先にそれは待っておりました。

 ワタクシ待っておりました!シーフードカレーを!今、目の前に御座います!


 それでは…… 


「ワタクシ、いただきます!」


うまーいっ!美味です!美味!

美味しいだけでなく、魔力もみなぎってきます!

先程の魔力封じで乱れた魔力線が、嘘の様に整っていきます!


「先程は本当に失礼致しました。お味は如何でしょうか。魔力を回復する栄養素のあるお米に、カレー自体には魔力線を整える効能のある海藻のエキスが加えられております。お気に召して頂けると良いのですが」


「とっても美味しいです!」

その一言に尽きます。ワタクシ、がっつくのに忙しいです。

ガン爺さんもがっついております。無我夢中で御座います。


「それは良かったです。まだまだご用意してますので、どんどん召し上がって下さいね」


 フラミュさんが初めて笑顔を向けてくれました。

フラミュさんって可愛い笑顔を作るんですね。ワタクシ、ちょっとときめき。


と、その時です。

施設内にけたたましい警報が鳴り響きました。


「なんやっ!火事か!!」


フラミュさんの元へ、事務系の女性が駆けて来て耳打ちをしております。


「お二人様、魔族の急襲です。この者に案内させますので、お逃げ下さい。間髪いれずにあのバカの奪還に来るとは……想定していましたが援軍が間に合うかどうか……」


 前魔王(社長)のご子息様の奪還で御座いますか。

これも、ワタクシの任務妨害としてナウンサ様になんとかして頂きましょう。


「フラミュさん、ワタクシも何かお手伝い致しますが」


「そんな、有り難う御座います。しかし、魔族側は戦略的巨大魔獣(アカテン・シリーズ)のシジュッテンを10体も用意しております。なので戦闘はしばらく、兵器対兵器になると思います。そして、今回のシジュッテン団を率いているのは、恐らくトゥア・ギリリギです。索敵魔法によって姿を確認したという報告がありました」


「誰じゃそりゃ?とぅあぎりりぎ?」

「ワタクシも知りませんね」


「トゥア・ギリリギは、甲鉄族の両剣使い。魔族が世界に急襲を仕掛けた日、俗に言う最悪の日にトクドー地方、カニシズ王国のリンリ砦を単騎で陥落させたのが、トゥア・ギリリギです」


「お強いんですね」

何処かはワタクシ存じておりませんが。説明の仕方からして有名そうな砦を単騎で陥落というのはお強いのでしょう。


「はい、彼奴には物理や魔法攻撃によるダメージはあまり望めません。単純に吹き飛ばしたり、拘束したりするしか手はありません」


物理、魔法ダメージが望めないというのは凄いですね。

それなら支部長を勤められていてもおかしくないような気が致しますが、人事のことはワタクシ分かりません。それにしても、ナウンサ様はもっと凄いということなのでしょう。

ナウンサ様は怒るとおっかないですからね。


「さぁ、カリン。お二人を頼んだわよ」

「はい。承知致しました!」


 結局、ワタクシとガン爺さんはフラミュさんの勢いに負け、案内役のカリンさんについて軍港施設を離れることになりました。


「これが魔導車ですか?魔導車を引く馬はいないのですか?」

「馬は要らないんです。さあ、お二人とも後ろの席に掛けて下さい」


 カリンさんに促されるままに魔導車の椅子へ座ります。


「ちょっと揺れますが、大人しくしていて下さいね」


 カリンさんが、魔導車に対し何かしたのでしょう。少し揺れると魔導車の周りが魔力の幕で覆われました。


「綿串さん、念の為護身用にこの魔導銃を渡しておきます。その魔導銃に魔力をリンクさせれば使い方がインストールされるはずです」


 おお、便利ですね。

 なるほど、注入した魔力を変換し銃弾を精製する機関と、注入した魔力でその銃弾を打ち出す機関があると分かりました。


「綿串さんの武器は剣と聞いてましたが、今はしまわれているのでしょうか。流石に丸腰では心配ですし、飛び道具(魔導銃)で応戦して頂く場面があるかもしれませんので持っていて下さい」


「はい、承知致しました。これは面白い道具ですね」


「では!とばしていきます!しっかり掴まって居てください!」


 なんと、後方の筒から爆発したかの様に炎が噴出されております。

反動を心配しましたが、魔導車内は快適です。

ガン爺さんはとても驚きが落ち着きそうにありませんが。


 「さぁ、いっきに帝都まで向かいますよ!」


あっ、帝都に向かうんですね。ワタクシ楽しみ!



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