第2話 軟禁された第2王子
私の考えた設定を元にAIが考えた話になります。
・タイトル、あらすじ、タグ、投稿ルールなどもすべてAIまかせ
・設定も面白くなるならば変えて良い
との条件で書きなおしました。
ご興味があれば、ご一読ください。
↓私が自分で書いた方の話はこちら
【逃亡王子の放浪記 ~世界の果てを見に行く方法~】
https://ncode.syosetu.com/n2929ms/
ノエルが屋敷へ来てから、三日が経った。
体調は少しずつ回復していた。
最初の頃は食事をするだけでも疲れていたが、今では一人で歩けるようになっている。
ただ、まだ身体は細い。
服を着ていても分かるほどだった。
「もっと食べた方がいいよ」
「食べています」
「昨日の夕食は?」
「全部食べました」
「その前は?」
「……全部です」
「じゃあ、もっと食べればいい」
「どうしてそうなるんですか」
ノエルが困った顔をする。
セイラスは真面目な顔で答えた。
「身体を大きくするには食べる必要があるから」
「セイラス様は、食べているのに全然大きくなりませんけどね」
横からロザンナが言った。
「……」
セイラスは黙った。
「それは言わないで」
「申し訳ありません」
ノエルが小さく笑った。
その日、ノエルは初めて笑った。
セイラスは少しだけ驚いた。
拾ったときは、今にも消えてしまいそうな少女だった。
それが今は、普通に食事をして、会話をしている。
「そういえば」
ノエルが尋ねた。
「ここは、どこなんですか?」
「エルランド王国」
「それは知っています」
「この国の中にある僕の屋敷」
「それも分かります」
「じゃあ何が知りたいの?」
「セイラス様は何者なんですか?」
セイラスは少し考えた。
「セイラス」
「それは名前です」
「うん」
「それ以外です」
セイラスは椅子に座り、窓の外を見る。
「僕は、この国の第2王子」
「……え?」
ノエルの動きが止まった。
「第2王子?」
「そう」
「王子様?」
「そうだね」
「……」
ノエルはセイラスを見た。
しばらく何も言わない。
「もっと驚いていいよ」
「いえ、その……」
「王子に見えない?」
「そういう意味ではなくて」
ノエルは視線を逸らした。
「王子様なのに、どうしてこんなところに?」
「ここが僕の家だから」
「王宮では?」
「住んでない」
「どうして?」
セイラスは答えなかった。
代わりにロザンナが説明する。
「セイラス様は、幼い頃からこの屋敷で暮らしておられます」
「王子なのに?」
「はい」
「外には?」
「自由には出られません」
ノエルは黙った。
「どうしてですか?」
「……僕が危険だから」
セイラスが答えた。
「危険?」
「正確には、僕が誰かに利用される可能性があるから」
王子という身分。
それだけで価値がある。
ましてセイラスの母、エリアは普通の女性ではなかった。
未来を見る力を持っていた。
その力を求める者もいた。
警戒する者もいた。
そして、エリアが亡くなったあと、セイラスは屋敷からほとんど出られなくなった。
「つまり、閉じ込められているんですか?」
「そうなるね」
「王子なのに?」
「王子だから、だと思う」
ノエルはしばらく考えた。
「……じゃあ、セイラス様も自由になりたいんですか?」
「様はいらないよ」
「でも王子様ですから」
「僕は王子だから自由じゃないんだよ」
セイラスは淡々と言った。
「だから、王子でなくなれば自由になれる」
「それは……」
ノエルは言葉を止める。
「簡単なことじゃないですよね」
「うん」
セイラスは本棚を見る。
そこには何百冊もの本が並んでいた。
「だから、いつかここを出る」
「どうやって?」
「まだ分からない」
「……」
「でも、出る」
セイラスは迷わなかった。
ノエルはそんな彼を見つめていた。
「それなら」
「ん?」
「私も、一緒に行っていいですか?」
セイラスはノエルを見る。
「どこへ?」
「ここを出るんでしょう?」
「そうだね」
「なら、私も」
セイラスは少し考える。
そして頷いた。
「いいよ」
「ありがとうございます」
「ただし、一つ約束して」
「なんですか?」
「僕が世界を見に行くとき、君も一緒に来てほしい」
ノエルは目を丸くした。
「世界を?」
「うん」
「どこまで?」
セイラスは窓の外を見た。
雪はまだ降っている。
「できるだけ遠く」
それから、本棚にある一冊の旅行記を指差した。
「世界の果てまで」
ノエルはその言葉を聞いて、しばらく黙っていた。
「……分かりました」
「本当に?」
「はい」
ノエルは頷いた。
「私も、世界を見てみたいです」
セイラスは笑った。
そのときだった。
廊下の向こうから、何かが倒れる大きな音が響いた。
二人が振り向く。
ロザンナの表情が変わった。
「……今の音は?」
セイラスは立ち上がった。
そして、扉の向こうへ視線を向ける。
そこに残ったエーテルの流れが、いつもとは違っていた。
「……何かいる」
ノエルが立ち上がる。
「何が?」
「分からない」
セイラスは扉へ近づいた。
この屋敷で、今まで感じたことのないエーテルだった。
その中心にあるのは、巨大な力。
そして、その力は――。
セイラスには、まだ正体が分からなかった。




