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逃亡王子は世界を旅したい 【AIおまかせ版】  作者: 芳庵


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第1話 雪の日に出会った少女

私の考えた設定を元にAIが考えた話になります。


・タイトル、あらすじ、タグ、投稿ルールなどもすべてAIまかせ

・設定も面白くなるならば変えて良い

との条件で書きなおしました。


ご興味があれば、ご一読ください。


↓私が自分で書いた方の話はこちら

【逃亡王子の放浪記 ~世界の果てを見に行く方法~】

https://ncode.syosetu.com/n2929ms/

 雪が降っていた。


 細かな雪が、街道を白く染めている。


 セイラスは馬車の窓から外を眺めていた。


 窓ガラスには、白い息が薄く映っている。


「今日はずいぶん降っていますね」


 向かいに座っていたロザンナが言った。


「そうだね」


 セイラスは短く答える。


 外の景色がゆっくりと流れていく。


 雪に覆われた屋根。


 白くなった石畳。


 荷物を抱えて歩く人々。


 店先で雪を払う店員。


 セイラスはそれらを一つずつ眺めていた。


 見慣れた景色ではある。


 だが、彼にとって街とは、こうして馬車の窓から眺めるものだった。


 自由に歩き回ることは許されていない。


 外出できる日も限られている。


 それでも、セイラスは外の世界を見るのが好きだった。


 屋敷の書庫にある本には、もっと多くの世界が描かれている。


 砂漠。


 巨大な山脈。


 海に浮かぶ街。


 魔物が棲む森。


 本を開けば、どこへでも行ける。


 しかし、本の中の景色と、目の前の景色は違う。


 セイラスには、それが分かっていた。


「止めて」


 突然、セイラスが言った。


 御者が馬を止める。


「どうされました?」


 ロザンナが尋ねた。


 セイラスは窓の外を見ていた。


 人通りの少ない路地。


 その奥に、一人の少女が倒れている。


 青い髪。


 薄い服。


 雪の上に横たわり、ほとんど動いていない。


「人が倒れている」


「まあ……!」


 ロザンナが窓から身を乗り出す。


「ロビン!」


「はい」


 御者席にいた男が馬車を降りる。


 ロビンは少女のところまで駆けていき、身体を抱き上げた。


「まだ生きています」


「連れてきて」


 セイラスが言った。


「しかし……」


「早く」


「承知しました」


 ロビンが少女を馬車へ運び込む。


 少女の身体は驚くほど軽かった。


 セイラスはその姿を見つめた。


 そして、気づいた。


 少女の身体から流れ出るエーテル。


 それが、普通の人間とは明らかに違っている。


 薄い。


 弱い。


 今にも消えてしまいそうなほど少ない。


 けれど、その奥には異様なほど濃いものが存在していた。


「……なんだ、これ」


 セイラスが呟く。


 少女のエーテルは、周囲の空気にまで影響している。


 雪の上にいるだけなのに、その周囲だけ温度がわずかに違う。


 セイラスは手を伸ばした。


 触れようとした瞬間、少女の身体が小さく震える。


「セイラス様、触らない方が」


「分かってる」


 セイラスは手を引いた。


「でも、この子……」


 少女は目を覚まさない。


 ロザンナが毛布を掛ける。


「急いで屋敷へ戻りましょう」


「うん」


 馬車が走り出す。


 その間も、セイラスは少女を見ていた。


 なぜ、この少女からこれほど異常なエーテルが流れているのか。


 なぜ、こんな場所で一人倒れていたのか。


 分からない。


 ただ、一つだけ思い出していた。


 母が生きていた頃に言っていた言葉。


『雪の日に外へ出たら、あなたの人生を変える人に会うかもしれないわね』


 当時は意味が分からなかった。


 未来を見ることができた母の言葉だった。


 ただし、母が見る未来は確定したものではない。


 いくつもの可能性の中で、特に起こりやすい未来。


 それを断片的に見る。


 だから母も、その人物が誰なのかまでは知らなかった。


 セイラスは少女を見る。


「……君なのかな」


 少女は答えない。


 馬車は雪の街を抜け、屋敷へ向かっていく。


     ◇


 屋敷に戻ると、すぐに少女の身体を温めた。


 暖炉に火が入れられる。


 湯が用意され、食事も準備された。


 しばらくして、少女がゆっくりと目を開けた。


「……ここは?」


 掠れた声だった。


「僕の家」


 セイラスが答える。


 少女は周囲を見回した。


 広い部屋。


 暖炉。


 柔らかな寝具。


 そして、目の前にいる少年。


「あなたは……?」


「セイラス」


 名前だけを答える。


「セイラス……?」


「うん」


 少女は起き上がろうとした。


 しかし、身体に力が入らない。


「無理しなくていいよ」


「でも……」


「二日くらい何も食べてないみたいだから」


「……二日?」


「もっとかもしれない」


 少女は黙った。


 ロザンナが温かいスープを持ってくる。


「まずはこちらを」


 少女は器を見つめる。


 そして、ゆっくりと口をつけた。


 一口。


 二口。


 その後は、夢中になって食べ始めた。


 セイラスは黙って見ていた。


 やがて器が空になる。


「……もう少し、いかがですか?」


 ロザンナが尋ねる。


 少女は小さく頷いた。


 新しいスープが運ばれる。


 その様子を見ながら、セイラスは思った。


 この少女が何者なのかは分からない。


 母が見た未来と関係があるのかも分からない。


 けれど。


 今はただ、この子を死なせないことだけを考えればいい。


「君」


「はい」


「名前は?」


「……ノエルです」


 少女は答えた。


「ノエル」


 セイラスは、その名前を口にした。


 その瞬間。


 母の言葉が、もう一度頭に浮かんだ。


『あなたの人生を変える人に会う』


「……そうか」


「何か?」


 セイラスは首を横に振った。


「いや」


 そして、小さく呟いた。


「君が、僕の希望なのかもしれないね」


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