プロローグ 世界の果てへ
アイデア整理などでAIを使用しているのですが、設定や話を考えるたびに「なろう向けなら、私ならこうする」と主張してくるので、
そこまで言うなら書いてみぃ!
ということで、私の考えた設定を元にAIが考えた話になります。
・タイトル、あらすじ、タグ、投稿ルールなどもすべてAIまかせ
・設定も面白くなるならば変えて良い
との条件で書きなおした話になります。
ご興味があれば、ご一読ください。
↓私が自分で書いた方の話はこちら
【逃亡王子の放浪記 ~世界の果てを見に行く方法~】
https://ncode.syosetu.com/n2929ms/
自分で書いた話より受けがよかったら泣きそう……
夜の屋敷に、剣戟の音が響いていた。
静かなはずの廊下を、複数の足音が駆け抜けていく。
窓の外には月が浮かんでいた。
その淡い光を背に、黒い影が屋敷の中へ次々と入り込んでくる。
「セイラス様、こちらへ!」
ロビンの声が飛んだ。
セイラスは返事をせず、廊下の先を見つめていた。
そこには、倒れた騎士が一人。
その身体から流れ出したエーテルが、床に薄く広がっている。
セイラスには、それが見えていた。
普通の人間には見えない、生命の流れ。
生きている者の身体に宿り、魔物や人間の力となるもの。
そして、そこに残された過去の情報。
目の前の騎士が、何者かに斬られたことも。
どちらから敵が近づいているのかも。
セイラスには、おおよその見当がついていた。
「右です」
「承知しました!」
ロビンが剣を構える。
次の瞬間、廊下の角から男が飛び出した。
ロビンの剣が閃く。
甲高い金属音が響き、男が後ろへ弾き飛ばされた。
「今です!」
セイラスは走った。
その隣を、一人の少女が駆ける。
青い髪が夜風になびいていた。
「ノエル、あの扉を」
「はい!」
少女が手を伸ばす。
周囲の空気が揺れた。
扉の向こうから飛んできた矢が、二人の横を通り過ぎる。
ノエルが腕を振る。
矢の軌道が不自然に逸れ、壁へ突き刺さった。
そのまま二人は廊下を抜け、屋敷の裏口へ向かう。
扉を開ける。
冷たい夜気が身体を包んだ。
雪が降っていた。
セイラスは一度だけ振り返った。
自分が生まれてからずっと暮らしてきた屋敷。
自由に外へ出ることも許されず、世界のほとんどを本の中でしか知らなかった場所。
その屋敷が、今は敵に囲まれている。
「セイラス様!」
ノエルが呼ぶ。
「分かってる」
セイラスは振り返るのをやめた。
二人は雪の中を走り出した。
屋敷から離れ、森へ入る。
しばらく走ったところで、ノエルが口を開いた。
「これから、どこへ行くんですか?」
「国境を越える」
「その先は?」
「決めてない」
「……決めてないんですか?」
「うん」
セイラスは懐から一冊の本を取り出した。
古びた旅行記だった。
何度も読み返したため、表紙は擦り切れている。
「でも、一つだけ決めていることがある」
「なんですか?」
「世界の果てを見る」
ノエルが目を瞬く。
セイラスは本を胸に抱えた。
「僕は、この世界を何も知らない」
王子として生まれた。
王子として育てられた。
けれど、王子だったからこそ、世界を知らなかった。
市場も。
宿屋も。
町の外にある景色も。
人々がどんな場所で暮らしているのかも。
魔物が支配する土地の向こうに何があるのかも。
全部、本でしか知らない。
「だから、自分の目で見てみたい」
ノエルは黙っている。
「世界の全部を」
セイラスは前を向いた。
「世界の果てまで」
雪が降り続いている。
二人の足跡だけが、白い地面に続いていく。
これは、閉じ込められていた王子と、一人の少女が。
誰も知らない世界を探す旅へ出るまでの物語。
――三年前。
僕はまだ、この少女のことを何も知らなかった。




