↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逃亡王子は世界を旅したい 【AIおまかせ版】  作者: 芳庵


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/20

第13話 王都からの圧力

私の考えた設定を元にAIが考えた話になります。


・タイトル、あらすじ、タグ、投稿ルールなどもすべてAIまかせ

・設定も面白くなるならば変えて良い

との条件で書きなおしました。


ご興味があれば、ご一読ください。


↓私が自分で書いた方の話はこちら

【逃亡王子の放浪記 ~世界の果てを見に行く方法~】

https://ncode.syosetu.com/n2929ms/

 王都からの使者が到着したのは、書状が届いてから五日後のことだった。


 朝から屋敷の使用人たちは慌ただしく動き回っていた。玄関の敷物は新しいものに取り替えられ、応接室の窓は磨き直されている。廊下には花が飾られ、普段は使われない銀の食器まで用意されていた。


 王都からの使者を迎えるための準備だった。


 セイラスは、窓から馬車が入ってくる様子を眺めていた。


 黒塗りの馬車が一台。その前後を、王家の紋章をつけた騎士たちが固めている。


 馬車の扉が開くと、濃紺の上着を着た男が降りてきた。年齢は四十代ほどだろうか。整えられた髪に、皺ひとつない服。腰には細身の剣を下げている。


 男は玄関前で屋敷の者たちに迎えられると、軽く頷いて中へ入っていった。


「ずいぶん大げさだね」


 セイラスが呟くと、隣にいたノエルが首を傾げた。


「王都から来たんだから、そういうものなんじゃない?」


「そうかもしれない。でも、僕に会うだけなら、もっと簡単な方法もあると思うんだけど」


「セイラスは王子だからね」


「……その言葉、便利だね」


 セイラスは窓から離れた。


 王子だから。


 これまで何度も聞かされてきた言葉だ。


 何をするにも、その言葉が理由になる。


 外へ出られないのも、自由に人と会えないのも、王都からの使者を迎えるために屋敷中が慌ただしくなるのも。


 セイラスは身支度を整え、応接室へ向かった。


     *


「お初にお目にかかります、セイラス殿下」


 応接室に入ると、男は椅子から立ち上がり、深く頭を下げた。


「私は王宮にて政務を補佐しております、バルドと申します。本日は、陛下に代わり、殿下のお考えを伺いに参りました」


「陛下に代わって?」


「はい」


 セイラスは勧められた椅子に腰を下ろした。


 テーブルには茶器が並び、湯気の立つ紅茶から花のような香りが漂っている。


「それで、僕に何を聞きたいのですか?」


 バルドは一枚の書類を取り出した。


「殿下も、今年で十歳になられます。そろそろ王族としての教育を本格的に進めるべき時期であると、王宮では考えております」


「王族としての教育なら、これまでも受けてきましたよ」


「もちろん、存じております。しかし、王都から離れたこの屋敷では、学べることにも限りがございます」


 バルドは書類をテーブルの上に置いた。


「王都へお越しいただき、王族として必要な知識を身につけていただきたい。そう考えております」


 セイラスは書類に目を落とした。


 そこには、王都での生活について簡単な予定が記されていた。


 王宮での講義。


 貴族たちとの面会。


 王国の歴史や法制度に関する学習。


 そして、王族として出席すべき行事。


 どれも、王子であるなら必要なことなのだろう。


「王都へ行くということは、この屋敷を離れるのですね?」


「はい。殿下のお住まいも、王宮に移していただくことになります」


「……そうですか」


 セイラスは書類を置いた。


 王都へ行けば、今より多くのことを学べるかもしれない。


 王宮には書庫もあるだろうし、さまざまな人々と話す機会も増えるはずだ。


 しかし、それはセイラスが望む自由とは違っていた。


 決められた場所で、決められたことを学び、決められた役割を果たす。


 屋敷という檻が、王宮という大きな檻に変わるだけではないか。


「お話は分かりました。ただ、ひとつお願いがあります」


「何でしょうか?」


「王都へ行く前に、外の町を見て回りたいのです」


 バルドはわずかに眉を動かした。


「町、ですか?」


「はい。これまで僕は、屋敷の外で暮らす人々について、本でしか知りません。実際に町を歩き、そこで暮らす人たちの生活を見てみたいのです」


「殿下のお気持ちは理解いたします。しかし、外出には危険が伴います」


「危険?」


「王族である殿下が、護衛もなく自由に町を歩くわけにはまいりません。また、殿下のお姿を見れば、さまざまな憶測を呼ぶことにもなりましょう」


「護衛をつければよいのでは?」


「それだけでは解決できない問題もございます」


 バルドの声は穏やかだった。


 しかし、その言葉には譲るつもりがないことが表れていた。


「殿下は王家のお方です。ご自身の希望だけで行動を決めることはできません。殿下のお振る舞いは、王家そのものの評価につながるのです」


「……僕が町を歩くことが、王家の評価に関わるのですか?」


「どこで、誰と会い、何をなさったのか。それらは必ず誰かの目に留まります。王族という立場は、そういうものでございます」


 セイラスは黙って男を見つめた。


 言っていることは理解できる。


 王子が何をしても、個人の行動として受け取られるとは限らない。政治的な意味を与えられ、本人の意図とは違う形で広まることもあるのだろう。


 それでも。


 ただ町を歩きたい。


 市場で売られている品物を見たい。


 知らない土地の料理を食べ、そこで暮らす人たちの話を聞きたい。


 そうした願いさえ、王子であることを理由に退けられてしまう。


「では、僕はいつになったら、自分で行き先を決められるようになるのでしょうか?」


 バルドはすぐには答えなかった。


「殿下が王族としての責任を理解し、それを果たせるようになられたときでしょう」


「それは、いつですか?」


「それは……」


「成人したら? 王族としての教育が終わったら? それとも、僕が王都で暮らすことに慣れたら?」


 セイラスは、テーブルの上の書類を指先で押さえた。


「そのときになれば、今度は別の責任があると言われるのではありませんか?」


 バルドの表情から、わずかに笑みが消えた。


 応接室の時計が、静かに時を刻んでいる。


「殿下。王族として生まれた以上、責任から逃れることはできません」


「……そうですか」


 セイラスは椅子の背にもたれた。


 その言葉を否定することはできなかった。


 王子として生まれたことは、セイラス自身が選んだことではない。


 けれど、本人が選んだことではないからといって、すべてを投げ出してよいわけでもないのだろう。


 自分がいなくなれば、困る人もいる。


 屋敷で働く人々。


 自分の世話をしてくれた人たち。


 そして、王家に関わる人々。


 それでも、自分の人生をすべて差し出すことが正しいとは思えなかった。


「分かりました。お話は、よく考えておきます」


 セイラスはそう答えた。


 バルドは再び穏やかな表情を浮かべ、軽く頭を下げた。


「賢明なご判断を期待しております。なお、王都からの迎えについては、改めて日程をお知らせいたします」


 面会は、それで終わった。


     *


 バルドが屋敷を去ったのは、日が傾き始めた頃だった。


 馬車が門を通り抜け、遠ざかっていく。


 セイラスは、玄関の窓からその姿を見送った。


「王都へ行くことになったの?」


 背後からノエルが尋ねた。


「まだ決まったわけじゃないよ。ただ、王都では僕を迎える準備を進めているみたいだ」


「行きたい?」


「王都そのものには興味があるよ。見たことのない建物もあるだろうし、大きな市場もあるだろうからね」


「じゃあ、行けばいいんじゃない?」


「でも、僕が行きたいのは王都だけじゃないんだ」


 セイラスは窓から離れた。


「王都へ行けば、今度は王族としての勉強が始まる。きっと、自由に外を歩くことも難しくなる。そこから先も、ずっと同じことの繰り返しになるかもしれない」


「……それは、嫌なんだね」


「うん」


 セイラスは、はっきりと頷いた。


「僕は、いつか世界の果てまで行きたい。王都だけを見て、世界を知ったつもりになるのは嫌なんだ」


「だったら、行こうよ」


「簡単に言うね」


「だって、行くって約束したから」


 ノエルは、旅の計画を書き込んだ紙を取り出した。


 そこには、二人が訪れたい場所や、旅に必要なものが書き並べられている。


「王都へ行くかどうかは、あとで考えればいいよ。今は、私たちが旅に出るためにできることを考えよう」


 セイラスは紙を受け取った。


 その端には、二人の名前が並んでいる。


 まだ屋敷の外へ出る方法さえ見つかっていない。


 それでも、旅を諦める理由にはならなかった。


「そうだね。まずは、準備を進めよう」


     *


 その夜。


 王都から持ち込まれた書類を整理していた屋敷の執事が、一通の封書を手に取った。


 封蝋には、王家の紋章が刻まれている。


 宛名は王宮の政務官。


 その内容は、セイラスの王都への移送について、関係者との調整を進めるよう求めるものだった。


 書面の末尾には、別の指示も添えられていた。


 殿下の周辺にいる者たちについて、身元と行動を改めて確認すること。


 屋敷への出入りを記録し、王都へ報告すること。


 執事は書類を封筒へ戻した。


 屋敷の外では、夜風が木々を揺らしている。


 セイラスはまだ知らない。


 自分が旅に出ることを望んでいるのと同じように、彼を屋敷から出したくないと考えている者たちがいることを。


 そして、その者たちが動き始めていることを。


キャラクターも展開も、「なにそれ知らん……」状態になってまいりました。


自分で考えたキャラやストーリーと、一部は合ってるのに常にどこかズレてるので、自分で読むと脳が混乱します……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の考えた設定を元にAIが考えた話になります。
よろしければ、私が自分で書いた話と比べた感想などいただけますと嬉しいです。

↓私が自分で書いた方の話はこちら
逃亡王子の放浪記 ~世界の果てを見に行く方法~


― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。