船幽霊4
この前書き、20000文字も書ける設定みたいなんですが、誰が書くんですかね?
「あれ?今日は待っててくれたのかい?」
雨の中、男がいつもの浜へ着くと女がじっと見つめていた。
「少しは信じる気になったかい?」
女は無言で頷いた。
「あなた本当に妖怪退治できるの?」
男は自分の顎をさすった。
「その為にはいろいろと面倒くさい制約があるのさ」
「制約……」
「そう。妖魔を撃退するには妖魔の姿、生まれた真実、もたらそうとした想いを解明しなければならない」
女は濡れた砂浜に腰を下ろした。
あっという間に衣服が濡れていく。
「姿と真実と想い、ですか……」
男はゆっくりと足を進めると女の横に立った。
「アレは彼なのかい?」
女はゆっくりと頷き口を開く。
「彼は先日の嵐で死にました」
男は驚く素ぶりも見せない。
つい一週間程前、突然の嵐があった。
誰一人として予測できなかった豪雨はいろいろなモノを飲み込んだ。
通常ゲリラ豪雨が発生する為の条件を全て無視したそれは、巷では化学兵器なのではないかなどと囁かれもした。
未だその正体は掴めていない。
「あの豪雨の中、船で海に出ていたようで……」
「沈んだのかい?」
女はゆっくりうなづいた。
「あの雨では救助隊も向かえなかったそうです」
「仕方がないさ。スコールをも凌ぐ集中豪雨が船を襲ったんだ。小さな船ならあっという間に海の底さ」
雨粒が頬を伝い砂浜へと落ちる。
「あの日以来……あの日以来ずっと雨なんですね……」
謎の豪雨の日以来、この近辺は晴れる事なくずっと雨が降り続いている。
弱くなることはあれど本当にひと時も止むことはなかった。
それも誰にも予測不能の以上気象だった。
「ところで、亡くなったのは間違いなく彼だったのかい?」
突然雨が強くなった気がする。
女は立ち上がり男を睨みつけた。
「間違いありません!ちゃんとこの目で見たんですから!」
「そうか」
男はくるりと女に背を向けた。
「雨が強くなってきたから今日はこの辺にしとくよ。またな」
険しい表情の女を残し、男は何処かへと消えてしまった。
初めてゲリラ豪雨って単語が世間に出てきたのがいつだったか覚えてませんが、当時は仕組みが解明されていませんでした。
それでも一週間もすればこーだろうって情報が出始めました。
今ではもう完全に解明されているんじゃないですかね?
前日までに予測ってできるんですかね?




