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innocence world on-line   作者: まま、えーわ、なんぼなん?
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第18話 セレネさんの実力

『ガールズ・オウス』のギルドで、騒いだ後、そのあと時間的な余裕があった私と、アカネちゃんと、セレネさんは、3つ目の街、『スリーベルク』と、4つ目の街、『フォーリディア』を飛ばして、5つ目の街、『ファイリーブ』へと来ていた。

いきなり、最前線へと移動した私は驚きながら、


「セ、セレネさん?まさか、ここでやるんですか?」


と、ゲーム内なのに、冷や汗を垂らす気分で聞いてみると、


「そうですよ、最前線級プレイヤーの私とアカネ、それに上級プレイヤーを倒したシオンさんなら余裕です。」


私は絶句してしまう。いくら、子を谷に落として育てるとは言ってもやりすぎだ。多分これ、雲海からの紐なしバンジーレベルだと思うんですけど.....

それに、


「あの、話した通り、私は今武器も無いんですよ。なんとか、スチールソードは買いましたけど、これじゃ最前線だと.....」


そう、わたしには武器が無い。結局、アイテムやスキルを使わなきゃあの剣はまだ装備できないのだ。

そんなことを言おうとすると、


「私たちがいるから大丈夫よ、今回はあなたの熟練度上げと、実力を見るために来たの」


セレネさんは不敵な笑顔と共に放ったセリフでわたしの言葉を遮った。



♦︎



私たちは現在、『悲しみの戦時』エリアで重厚な鎧を見に纏ったスケルトン、『skeleton lord』と戦闘していた。

まあ、やってるのはわたしだけだけど.....

二人は最初は手を出さず、私の実力を見ると言っている。ならば、やるだけやってやろうではないかと、剣を振るうけど、


「やっぱり、このステータスと武器じゃ無理か.....」


幾度となく、虚しい金属音を響かせるだけにとどまる。

当然ながら、倒すために関節などを狙っては見るが、一切結果は変わらない。

しかも、ステータスは私よりも全て上、かろうじてAGIだけが同等といったところだ。


敵の攻撃が振るわれる。今までのmobとは違い、今回の敵はロングソードを持っているためにリーチが非常に長いため、どうしても反撃に移る隙を見出せない。

けれど、リーチが長いということは、私と敵にSTRの差があっても出来る技があるということだ。

それは、『パリィ』。

私は敵の振り下ろしの攻撃を横から叩きつけて、大きな隙を作り出す。そして、


「『属性付与エンチャント二重ダブル』」


「『光輝シャイン』」


二本の剣に太陽が如き輝きを宿しながら、鎧に向かって振り下ろす。

その剣は果たして、ゲームの判定の結果、弾かれてしまう。

そして、逆に隙を晒した私に敵は斬りかかってくる。

私はその一撃を無理やり体を捻って避けてから、横っ飛びで敵の間合いから離脱した。


そこで一息つくと、隣からセレネさんがやってきて、


「もう十分ですよ、後は私に任せてください」


微笑みながら言うと、彼女は腰にかけてあった杖を取り出す。

長さ的には彼女の豊満な胸元くらいまではあるロッドを構えるが呪文を唱えようとしない。

私が一体何を?と、聞くが早いか、すでにスケルトンロードは私を狙って走り寄ってきている。

しかし、その凶刃が私に届く寸前、


「ハァ!」


一閃


セレネさんが水色の輝きに包まれたロッドをスケルトンロードの鎧に突き立てると同時に、その巨体が吹き飛ぶ、そして、吹き飛んだまま、ポリゴンのかけらとなり、霧散した。

唖然とする私が、彼女の方を見ると、


「杖術スキル熟練度800で覚える『闘技バトルコンフリクト』、『スターライト・ランベント』です。』


と、ニッコリと笑いながら、技の説明をしてくれる。その隣で、アカネちゃんが、


「この人、トッププレイヤーの中でも5本以内には入るって言われてっから、こんくらいは余裕なんだよ」


と、小声で教えてくれた。

そして、それと同時に私の目の前に熟練度100のお知らせが来ていた。


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