第11話 ギルドの勧誘
すいません、『属性付与』ですが、語呂が悪かったので、次から『エンチャント』をルビとして振らせていもらいます。これまでの話は編集する時間があったら、直しておきますm(__)m
いつの間にやら100に届かんばかりのブクマが.....感謝します。
『試練の山岳』エリアで私は全身を岩のような鱗に覆われたトカゲと戦っている。
まあ、トカゲといっても、かなりのサイズなのだが.....
そして、現在私は、こいつ一匹を倒すのに、すでに10分近くが過ぎてしまっていた。
というのも、私の筋力がJOBチェンジの影響で非常に落ちてしまっているので、トカゲの体に剣が通らず、何時ぞやの岩ネズミ状態であるからである。
「やあ!」
幾度目かもわからない一振りをぶつけると、ようやく、岩トカゲがその姿をポリゴンへと四散させる。
宙に消えていくポリゴンをながめてから、張り詰めた息を吐き出す。
やっぱり、私みたいな回避タイプにこういう根を詰める作業はきついなと、思いながら、リアルと見間違えんばかりの空を見上げる。
すると、背後から声をかけられる。その声の主は
「あ、メアリー」
「久しぶりね、シオン」
大剣を携えた黒髪の少女、メアリーであった。
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「シオン、あなた『二刀流』スキルの熟練度はどうなってる?」
「それがね」
私がスキル表示欄を見せた状態で、彼女に見せる。スキルの熟練度に書いてある数字は38、双剣に比べると格段に伸びが悪かった。
まあ、彼女曰く、こっちの方が普通らしいが、人間一度覚えてしまった快楽は忘れられないものだ。
しかし、私は早くあの武器を使えるようになるためにステータスを上げなければならない。
こうしてる場合じゃないと、お別れを言ってから、立ち去ろうとするが、
「あの?メアリー?まだ何かあるの?」
メアリーが私のコートを掴んで離してくれない。そして、立ち上がってから私の両肩に手を置くと、
「あのさ、シオンはさ、ギルドに興味ない?」
「へ?」
妙にキラキラした目で私をギルドに勧誘してくる。
いきなりどうしたの?と、聞くと、どうやら女性だけのギルドをメアリーとその仲間で作っているらしく、各々フレンドを1名だけ入れてもいいそうなのだ。
現在の人数はメアリーを含めて三人、つまり六人になるということか.....
少し、難しい顔をして考え込んでいると、メアリーが、辞めたかったらいつでも辞めてもいいからと言ってくれたので、私はギルドに入ることを決めた。
♦︎
メアリーと本当に別れてから、私はもう一度、あの岩トカゲと戦っている。
まあ、今回は熟練度上げだけで無く、新技を試してみようというのもあるため、まずは、
「『疾風迅雷』!」
『素早さ上昇』MAXで手に入れたスキルを起動して見る。その効果は毎秒1ずつMPを消費することで、AGIを100%上げてくれるというもの。
まあ、普通の補助系のスキルを使った場合、MP10で、30分は持つので燃費は悪いなんてものじゃないが、その補正率は圧倒的だ。
ちなみにこの世界には物理法則がある程度組み込まれている。まあ、魔法があるのに物理もクソもないとは思うけど....
つまりなにが、言いたいのかというと、早く剣を降れば、反動も大きくなるが、攻撃力も上昇するということだ。
「やあ!」
ギイン!と、鈍い金属音が響き、私の手ごと、剣が跳ね上がる。もしこの世界に反動のダメージがあるとすれば、ダメージが入ったんじゃないかというほどの衝撃が手に加わる。が、
気合い、まあ厳密にはSTR値と加わった衝撃の計算結果だが、でなんとか、剣を離さずに、岩トカゲから距離を取る。HPが見えないため、どれくらいダメージ量に変化があるかわからないが、先ほどまでは一撃じゃ、怒り状態にならなかったのに、今はすでに怒り状態にあることから、威力が上昇してるのはわかった。
そこまでわかったところで『疾風迅雷』を解除し、残りのMPで私はもう一つの追加されたスキル、『属性付与・二重』を試して見ることにする。




