第64話:ステータスの確認
◇◇◇
#1 ギルド登録完了
冒険者ギルドのカウンター。レイが魔石を操作し、三人の魂紋データ(ソウル・データ)をカードに変換していく。
レイ:
「……よし、登録完了だ。
こいつが“ステータスカード”だ。
魂紋データを元に自動生成される」
レイは三枚のカードを机に並べた。
レイ:
「出来たぞ」
**【蒼真のステータスカード】**
名前:蒼真
種別:外来種
ランク:F
魂紋ID:SO-4207X
適職:剣士(潜在適正:特異武装《焔生》)
**【ステータス】**
Lv:1
STR:8
AGI:10
VIT:7
MAG:3
DEX:11
INT:12
SOUL:38
POTEN:A(規格外)
蒼真:
「種別、外来種ってなんだよっ!」
ノア:
「外来種とは、人間の活動によって本来の生息地ではない地域に持ち込まれ、定着した生物のことです。」
蒼真:
「俺はアメリカザリガニかっ!!」
レイが読み上げる。
レイ:
「外来種 蒼真。ランクF。
ステータスは――」
蒼真:
「いやいやいやいや待て!
レベル1!?俺こんだけ死ぬ思いしてんのに!?」
レイ:
「現代人の魂紋はそういうもんだ」
永瑠:
「でもPOTEN(潜在能力)がA……すごいじゃない」
◇◇◇
#2 永瑠のステータスカード
ノアが永瑠のカードを掲げる。
ノア:「永瑠さんのも見てみましょう!」
**【永瑠のステータスカード】**
名前:冬崎 永瑠
種別:ヴァンパイア種(ネオ種)
ランク:危険度 S
魂紋ID:ER-666V
適職:血統剣士
**【ステータス】**
Lv:470
STR:32
AGI:41
VIT:∞
MAG:56
DEX:28
INT:34
SOUL:67
POTEN:S
蒼真:
「Lv470ィィィ!!?
完全に長寿MMO廃プレイヤーじゃん!!」
永瑠:
「……だって、何万年も生きてるし……」
蒼真:
「経験値積みすぎ!!」
ノア:
「VIT(耐久)が∞なのは再生仕様の為、測定不能です〜!」
蒼真:
「そういう次元の話じゃねぇ!!」
レイ:
「お前らやっぱ、規格外だな……」
◇◇◇
#3 ノアのステータスカード
レイが最後のカードを持ち上げる。
レイ:
「……さて、ノアのステータスだが……
おいこれ……不具合か?」
ノア:
「正常ですよ!」
**【ノアのステータスカード】**
名前:ノア=スノウ
種別:観測者(上位存在・王女)
ランク:S+
魂紋ID:NO-0000X
適職:観測魔導士
**【ステータス】**
Lv:32
STR:12
AGI:19
VIT:25
MAG:301
DEX:18
INT:287
SOUL:999
POTEN:EX
蒼真:
「待てノア!
Lv32なのにMAG301ってどういうことだよ!?」
ノア:
「観測者は戦闘力より“知性と魔力干渉”が本業です!」
永瑠:
「SOUL999って……文字が盛れてる……」
レイ:
「これ“国家級災害”の数値だぞ……」
ノア:
「誇らしいです!」
蒼真:
「誇るな!!」
◇◇◇
#5 訓練施設へ向かう三人
レイが書類を片付けながら告げる。
レイ:
「よし、三人とも登録は完了した。
訓練施設は城下の南だ。ノア、お前の案内で頼む」
ノア:
「任せてください!
蒼真さんを七日間で“ルシェル対応ミサイル”に育てます!」
蒼真:
「ミサイルって言っちゃってるし!」
永瑠:
「大丈夫よ。
私もサポートする」
蒼真:
「え、永瑠も?」
永瑠は微笑む。
永瑠:
「……あなたが死なないように、ちゃんと見ておかないと」
蒼真:
「その言い方が逆に怖い!!」
ノアが杖を掲げた。
ノア:
「訓練場へ向かいます!
七日間の修羅が――今、始まります!」
蒼真:
「うぉぉ……やるしかねぇ!」
永瑠:
「……行きましょう」
こうして――
蒼真は、ルシェルに立ち向かうための“異世界修行”へ歩き出した。




