第22話:異世界文化祭、勝手に開催(神楽高校の悲劇)
◇◇◇
#1 朝の職員会議 — 終了のチャイム
神楽高校・職員室。
教頭
「……で、昨日から妙に学校が騒がしいんだが? 文化祭はまだ先だろう?」
担任(憔悴)
「転校生が……その……光ってまして……」
教頭
「???」
担任
「あと、校庭の奥に……知らない“聖なるモニュメント”が……」
教頭
「?????」
担任
「……光ってまして……」
教頭
「光るな。」
そのとき――教頭の机の上に光の柱が射し込み、
ノア
「皆さまおはようございます!
本日、文化祭の追加企画を提案に参りました!」
教頭
「だれぇ!?!?!?!?」
担任
「あ、この子です。」
◇◇◇
#2 ノアの『文化祭』提案書がガチで異世界
ノアは聖女スマイルで書類を配る。
ノア
「こちらが企画書です!」
教頭
「えーと……
“神楽高校・第一回・異世界文化交流祭”……?」
ノア
「はい!」
担任
「ノアちゃん、文化祭は年に一度だよ……?」
ノア
「……この学校は、近いうちに“大きな波”に巻き込まれます。だからこそ、今、守りたいんです。普通の思い出を。」
ノア
「ですので、勝手に前倒ししました!」
教頭
「勝手にすなァァァァッ!!」
先生たちがざわつく中、
ノアは指を一つ立てて説明する。
ノア
「目的は、
① 現代文化を学ぶ
② 異世界文化を広める
③ 蒼真さんの人間関係を観測する
……の三つです!」
教頭
「最後のやつ個人的すぎんだろ!!」
◇◇◇
#3 永瑠、職員室に乱入
扉がバーンッ!!
永瑠
「おいノア。学校壊す気?」
教頭
「ひぃぃぃぃ!」
永瑠は職員室中の教師から怯えられる。
永瑠
「蒼真の学校生活を脅かすような企画は却下。」
ノア
「大丈夫です!蒼真さんは招待客です!」
永瑠
「一番嫌な肩書きじゃねぇか。」
教頭
「あの……君たち、一般生徒……だよね?」
永瑠
「半分は。」
教頭
「半分はって何?」
ノア
「わたしは“全然”違います!」
教頭
「全然!?!?」
◇◇◇
#4 当の蒼真、保健室で爆睡(理由:疲れた)
蒼真
(……寝る……。)
昨夜の
・異世界戦闘
・聖女乱入
・不死のヒロイン同居
・校内での宗教レベル人気
で疲れ果て、朝から保健室のベッドで沈んでいた。
先生
「雪村くん、少し寝てていいよ……」
蒼真
「……すみません……」
その頃、職員室では――
ノア
「蒼真さんのためにも、文化祭は開催すべきです!」
永瑠
「……はぁ?誰が得するのよ。」
ノア
「蒼真さんです!」
永瑠
「理由になってねぇよ。」
ノア
「永瑠さん、あなたも蒼真さんの幸福度を上げたいでしょう?」
永瑠
「(図星)……っ」
◇◇◇
#5 職員室決戦(教頭 vs. 聖女&ヴァンパイア)
教頭(泣きながら)
「お願いだから普通の学校生活を……」
ノア
「ご安心ください!
“異世界文化祭”は放課後の一時間だけです!」
永瑠
「勝手に区切るな。」
担任
「……でも、面白そうかも」
教頭
「お前まで何を言いだすんだよ!」
担任
「いや……この子たち、普通じゃないから……
むしろイベント化して騒ぎをまとめた方が……」
教頭
「“普通じゃない”のは知ってる!!」
が。
ノアがそっと教頭の手を握る。
ノア(柔らかな微笑み)
「大丈夫です。
この学校の“未来”は、必ず良い方向に進みます。
わたしが保証します。」
教頭
「……………………」
永瑠(心の声)
(……こいつ……聖女力で押し切る気だ……)
教頭
「………………まぁ……一時間なら……」
永瑠
「本当に許されるのかよ!」
ノア
「やりました!」
担任
「よし、放課後に“異世界文化祭”開催!」
永瑠
「決定早すぎるだろ!!」
◇◇◇
#6 蒼真、最悪の起床タイミング
保健室のドアが勢いよく開く。
永瑠
「蒼真!!起きろ!!」
蒼真
「おわあああああ!!!
なに!?なにがあった!!」
ノア
「蒼真さん!放課後、
“異世界文化祭”が開催されます!」
蒼真
「俺の知らないところで学校滅ぼす準備すんな!!」
永瑠
「止めたけど無理だった。」
蒼真
「“無理だった”じゃねぇよ!!」
ノア
「安心してください!
蒼真さんは特別ゲストです!」
蒼真
「もっと不安になったわ!!」
-次回予告-
第23話:異世界文化祭、本当に始まる!
・ノアの「聖属性カフェ」
・永瑠の「闇の試飲会」
・蒼真、逃げ場なし




