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第23話:異世界文化祭、始まる

◇◇◇



#1 放課後チャイム — 逃げられない蒼真


カーンコーン……カーンコーン……


蒼真

「……本当にやるのか……これ……」


教室から生徒たちのワクワクした声が聞こえる。


生徒A

「転校生の永瑠さん、本当に吸血鬼なの?」

生徒B

「なんか今日、光の柱みたいなのあったらしいよ!」

生徒C

「聖女っぽいやつ見たんだけど」


蒼真(心の声)

(情報の混ざり方がカオスすぎる……)


永瑠

「蒼真、逃げようとしたら噛むわよ」


蒼真

「逃がす気ゼロ!?」


ノア

「大丈夫です蒼真さん!

今日のテーマは“異世界文化交流”です!」


蒼真

「テーマが怖いんだよ!!」



◇◇◇



#2 まさかの“校庭ステージ”


校庭に出ると——そこにはすでに、


・光の紋章の巨大サークル

・謎の黒い幕

・聖属性の旗

・闇属性の柱

・意味のわからない魔法陣

・拝んでる生徒


が配置されていた。


蒼真

「いや、誰が作ったんだよこれ!!?!?!?」


ノア

「わたしです!」


永瑠

「そして半分は私。」


蒼真

「お前ら二人で全部かよ!!」


教頭(完全に諦めた顔)

「もうどうにでもなれ……」


担任

「むしろ思ったより盛り上がってるね」



◇◇◇



#3 第1ブース「ノアの聖属性カフェ」


白い布。光属性エフェクト。なぜか羽が舞っている。


ノア

「こちら、“聖属性喫茶ノアリア”へようこそ!」


蒼真

「名前が壮大すぎる」


ノアが配っているのは――

“聖なるミルクティー”(飲むと少し体力回復)

“光のマカロン”(ほんのり光る)

“スライムのプリン”(なんか動く)


客の女子たち

「え……これめっちゃ美味しい……」

「光ってるんだけど……?」

「ノアさん天使……?」


ノア

「天使ではありません!

ただの“聖女”です!」


蒼真

「むしろもっと重いわ!!」



◇◇◇



#4 第2ブース「永瑠の闇の試飲会」


こちらは真逆。


・黒いテント

・紫の燐光

・冷気が漏れてる


永瑠

「はい、闇のエネルギー飲料。

副作用は“ちょっとだけ気分が強気になる”。」


男子生徒

「いただきます!!」


ゴクッ


男子生徒

「うおおおおお俺は世界を変える男になる!!」


蒼真

「おい永瑠!?これ大丈夫なのか!!」


永瑠

「大丈夫よ。三時間で切れるわ。」


蒼真

「三時間も続くんかい!!」


生徒B

「永瑠さん、怖いけど……カッコいい……」

生徒C

「吸血鬼ってマジなん?近づきたい……」


永瑠

「来ないで」


蒼真

「そっけないのに人気なのなんで!?」



◇◇◇



#5 3人の文化祭


文化祭は賑やかに成功をおさめた。


永瑠

「学校……こんなに楽しかったんだ。」


永瑠(小さく)

「……こういう日が……続けばいいのに」


蒼真

「永瑠、すごい人気だな。行列が出来てるぞ。」


永瑠

「蒼真、わたし……知らなかった。人間ってなんか良いね。」


永瑠が、蒼真の袖を少しだけ掴む


永瑠(声だけ)

「蒼真……」

「お願い、今日は笑ってて」


蒼真(驚き)

「……?お、おう」


ノア(観測)

「愛情反応、微熱レベルですね!」


蒼真&永瑠

「黙れ!!」



◇◇◇



#6 校長がついにブチ切れ


校長

「ちょっと君たち!!

これは文化祭とは言わん!!

ただの異界召喚だ!!」


ノア

「はい!その通りです!」


校長

「肯定すな!!」


永瑠

「心配しないで。校庭だけ“結界”張ってるから。」


校長

「いや結界って何!?学校に張らないで!!」


蒼真

「俺はどこで普通の高校生活送ればいいの!?!?」


永瑠

「……それはできない相談ね。」


ノア

「蒼真さんは、“特別ですから”。」


蒼真

「重いッ!!」



◇◇◇



#7 そして最大の脅威が来る


空が突然、黒く裂ける。


蒼真

「ちょっ……待て待て待て……文化祭中だぞ!?」


永瑠

「違う……これは……!」


ノア

「来ます……何か。」


蒼真

「“何か”って?なに!?!?」


ノア

「この世界に干渉し始めた……

これは異世界のモンスターです。」


永瑠

「……まずいわ。蒼真、構えなさい。」


蒼真

「え、マジで文化祭中に戦うの!?!?」


ノア(微笑み)

「はい。

“文化祭の醍醐味”です!」


蒼真

「そんな文化祭あるかぁぁぁ!!」


空の裂け目から、黒い影がゆっくり降りてくる。


教師たち

「今日はもう帰りたい……」


生徒たち

「え……なにあれ……?」


蒼真

「おい永瑠、ノア……あれ、本気でヤバいだろ!?」


永瑠

「大丈夫よ。蒼真がいる。」


ノア

「蒼真さんが守ってくれます。」


蒼真

「なんで俺だけ確定事項になってんの!!?」



◇◇◇



#8 校庭決戦 ― 黒羽の影


空が裂けた瞬間、

黒い鳥の群れが校庭に降り注いだ。


蒼真

「ちょ、ちょっと待て待て待てッ!!文化祭って何の祭りだよこれ!!」


永瑠

「文句言ってる暇は無いわ」


ノア

「蒼真さん、戦闘態勢お願いします!」


蒼真

「俺の何を信用してるんだお前らはッ!!」


黒い羽根が地面に刺さり、腐食していく。


教師・生徒達は逃げ惑う。


担任

「はい!冷静にパニック起こさずにパニックして!!」


蒼真

「もう起きてるよパニック!!」


影の鳥が突進。


永瑠が蒼真の腕を掴む。


永瑠

「下がって」


一歩前へ踏み込み、

手刀を構えた瞬間――


空気が切り裂かれた。


ズバァッ!!


十数体の影が光の斬撃で消し飛ぶ。


生徒達

「は?!永瑠さん強すぎ……」


蒼真

「……なんなんだお前……」


永瑠

「半吸血鬼よ」


蒼真

「そういう問題じゃない!!」



◇◇◇



#9 ノアの支援


ノアが魔法陣を展開。


ノア

「《聖域展開サンクチュアリ》!」


輝く魔法陣が校庭を覆い、

逃げ遅れた生徒たちの足元に光のバリアが張られる。


女子生徒

「なにこれ綺麗……!」


男子生徒

「大丈夫だ、姫様が守ってくれる……!」


ノア

「姫ではありません!ただの最強の聖女です!」


蒼真

「自己紹介の方向性がバグってる!!」




-次回予告-


第24話:歪みの向こう側


・渾身の一閃

・文化祭、無事終了

・強制連行準備

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