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第13話:蒼真、授業中に観測される

第13話:蒼真、授業中に観測される


◇◇◇



#1 ホームルーム開始 ーー


静寂が一瞬で崩壊する


1時間目。

教室は静かだった。


担任

「はい、席つけ〜。今日からは新しい転校生もいるからな」


永瑠とノアを見るクラスメイトたち。

(ひそひそ…)

「なんか怖い…」

「雪村の横、なんで美女ばっか…?」

「雪村って、実はヤバいやつ?」


蒼真

(頼む……誰も俺に触れないでくれ……

今日は“普通”に過ごしたいんだ……!!)


祈りは届かない。



◇◇◇



#2 ノアの“観測暴走”


ホームルームが始まった瞬間。


ノア(普通の声量で)

「蒼真さん、今心拍数 142 に上昇しました。

緊張の原因は“周囲の視線”ですね。」


クラスメイト

「えっ!?数字で言った!?

なにこれ医療機関!?AI!?何者!?」


蒼真

「黙ってぇぇぇぇぇ!!!!!」

(声裏返る)


担任

「天使……?いや違うな。

えーと……そこの光ってる……君……何してる?」


ノア

「観測ですが?」


担任

「観測って何!?授業は観測しなくていいから!!」


ノア(真顔)

「授業こそ観測対象です。」


担任

「先生を観測するな!!!!」


永瑠(小声でため息)

「……蒼真。あんたの周り、騒がしすぎ。」


蒼真

「俺が原因じゃねえだろ……!!」



◇◇◇



#3 永瑠の護衛スイッチが入る


窓の外、カラスが突然飛び立つ――

それだけのことで。


永瑠

「……蒼真、伏せて。」


蒼真

「なんで!?カラスだよ!?

黒いけど普通のカラスだよ!?!?」


永瑠

「わからないわ。

黒い翼があれば、闇の眷属かもしれないわ。」


蒼真

「お前の翼も黒いじゃん!!

てか、もはや誰も突っ込んでないけど、おかしいだろその翼!!」


クラスメイトたち

「な、なんかこの子……喋り方が怖い……」

「雪村……やっぱ関わっちゃダメなやつ……?」


ケン

「おい蒼真……

なんでお前の周りだけ“別ジャンル”なんだ?」


蒼真

「俺が聞きたい!!!」



◇◇◇



#4 事件の前触れ


数学の途中、

突然、

蛍光灯が“チッ”と音を立てて揺れた。


次の瞬間、


教室の一角だけ “白い靄” が立ちこめる。


蒼真

「……っ!?

まさか、また来たのか……?」


永瑠

「違う。これは……昨日の侵食体とも違う。」


ノアの瞳が金色に光る。


ノア

「蒼真さん。

ここは、もう“結界が持っていません”。

この教室……“薄い”です。」


教師

「ノアさん!?何を言って……

……え、えっ?息が白い……?」


クラスメイト

「寒っ……!エアコン壊れた?」

「なんか……息が白い……」

「ねぇ、これって……昨日のニュースの……!」


蒼真の背筋に深い悪寒が走る。


蒼真

(やべぇ……これ……絶対来る……)


永瑠

「蒼真、また戦闘になるわ。

刀、出しなさい。」


蒼真

「授業中に妖刀抜く高校生いるかあああああ!!!」


ノア

「蒼真さん。“あと30秒”です。」


蒼真

「カウントするなぁぁぁぁ!!!」




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