表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/27

プレゼント

愛子の帰国まで2日。

朝起きたら愛子がいた。正確に言うと愛子は早めに起きて一人で海に行き帰ってきて、まだ俺が寝ていていい加減起きて、と起こされたのだ。

朝から愛子はばっちりメイクもしていて、こんな顔で毎朝起こされたら俺は仕事にも行けない。

愛子はもう一度お世話になった理子さんの家に鍵を返しに行って夜は一緒に過ごすことにした。しかし俺は今夜は大きな仕事が入っており過ごせても10時くらいになってしまった。

そして思った通り夜の10時頃、愛子は怒った顔で俺の前に登場した。

変な二人組の男たちに追われたらしく、何度俺に電話しても俺がCULBの中にいたため答えなかったからだ。実は俺の仕事というのがCULBの中のためバイブレーションにしているのだが、こういう時に限って気付けなかった。

愛子を心配なのは当たり前だ。

俺を落としたほどの女なんだから他の男が寄ってきても仕方がない。ただ愛子が他の男に連れ去られるという心配はなかった。

なぜかというと愛子の態度や行動を見ていて、彼女はもの凄く男に冷たい。俺の友人には全て優しく接するが、他の男にナンパをされるとサッとどこかに行ってしまう。

彼女は英語も話せるし、負けん気の強い女だからそこら辺は安心していた。

その為今回も彼女が本当は怖い思いをしたってことも気づいてあげれなかったのかもしれない。


俺たちは軽く飲んだ後CLUBを後にした。

お酒を何本か買い足し二人で部屋に戻り話を始めた。

俺達はシャンペンを買ったので俺は一緒に蓋をあけたくて愛子をシャワールームに誘った。

怖がる愛子と一緒にシャンペンの蓋をあけ、そしてキスをした。

こうやって全てを愛子と共にやりたい。そう本気で思った。

そしていつものように楽しく話していると愛子が突然真剣な表情で言いだした。


「ジェイソン、ちょっと話があるの。」


「何?どうしたの?」


「私、本当にあなたを愛していると思うの。」


「俺も愛してるよ。」


「クリスマス、一緒に過ごせないじゃない。だからね・・・。」


そういうとすっと立ち上がりベットの横にあるクローゼットの中から一枚の手紙と緑色の小さな袋を取り出して目の前に差出した。


「メリークリスマス。ちょっと早いけどプレゼント。」


そこには真っ赤なクリスマスカードと金の箱に入ったプレゼントがあった。

カードには永遠の愛を誓う言葉が。そして金の箱を開けてみるとそこにはピカピカに輝くシルバーの指輪とチェーンが入っていたのだ。


「愛子・・・俺何も用意してないよ。」


「いいのよ。つけてみて。気持だから。」


指輪は俺の薬指にぴったりとはまった。

すると愛子はもう一度クローゼットの中から今度は赤い袋を取り出した。


「実はね。このプレゼントは私の友達のお店で買ったの。

 あなたのだけを買ったんだけど、その友達からクリスマスプレゼントってことで私にくれたの。」


そう言って赤い袋の中から取り出したのは同じ指輪でペアリングだった。


「ペアリングなんてしたことないし、買ったこともないの。

 だけど彼女がくれたからペアになっちゃった。ごめんね。」


「なんで謝るの?すごく嬉しいよ。」


「私はあなたにプレッシャーをかけるつもりはないの。だから指輪もネックレスにできるようにチェーンも買ったのにお揃いになっちゃったから

 深く考えなくていいからね。」


「考えるよ。俺はずっとはずさないよ。」


愛子と俺の薬指に光るシルバーの指輪は見たことのないくらい綺麗で俺はまたも涙が流れそうになってしまった。

明日、愛子は日本に帰る。

早く寝なきゃいけないのに、俺達は結局朝の4時過ぎまでベットで話して笑ってたんだ。お揃いの指輪をはめて、手をつなぎながらね。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ