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カレーは醤油 ~インドの記憶~   作者: そらら
醤油はカレー

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1876/1899

2023年6月2日(金) 日本で始まる私の謎解き

6月2日(金)


「あったま、いったーい……」


 昨日、バー最果ての地でひとり久しぶりのユーチューブ視聴者500万回再生記念を祝して祝杯を挙げようとしたところ、偶然なのか常連でいつもいるからなのか分からないが、シゲと友美と遭遇し、一緒に飲むことになってしまった。


 そして「おめでとう! 乾杯」「やっぱり私の大ちゅきなプリヤンカよね~乾杯」と、次々に杯を進められ、気が付けばかなりの量を飲んでしまった。


「そりゃ、二日酔いになるわよね……」


 でも、記憶が定かではないが、ユーチューブに寄せられた視聴者からのコメントを一緒に分析してくれたのだけは覚えている。


「なんか、気になるのが1つあった気がするんだけど……なんだったかな~」


 でも、そんな優雅に考えている暇はない。


 というのも、今日から久しぶりに日本へ一時帰国することにしたから。


 狂気の男の声に誘われるようにインドへ来て約5ヶ月。


 色々なことが起こりすぎて頭がごちゃごちゃになっている割に、インドで願いごとが叶う気配もないし、それに私のことに関するヒントもまるで分からない。


 そんな私を見かねて、ガンガーが「気分転換にちょっと日本へ戻ってみたらどうですか?」とアドバイスしてくれたのです。


 もちろん、ビジネスシートの往復チケットを「どうぞ」と渡しながら。



「色々ありがとう。もし、このまま私がインドに戻って来なかったらどうする?」


 チェンナイ空港へ向かう道中、私がガンガーへちょっと意地悪な質問をすると、ふふふと笑いながら「戻って来ますよ。だって、まだ輪廻転生してませんから」と訳の分からないことを言われたのがとっても不気味だった。


 それだけじゃない。


「そういえば、プリヤンカ様のユーチューブへ寄せられたコメントの中にこんなのありましたよ。これって、プリヤンカ様にとって非常に重要な意味が隠されているような気がしまして」



 - インドラの世界をボートで漂流した記憶のないインド女性がいるって、本当ですか? -



 これって、私が気になってたコメントじゃん!


「ガンガー。コメントって私しか見れないようになってて、それを私以外に見せたのってシゲと友美しかないのに、なんであなたが……」


 すると、ここでガンガーが真っ赤なランボルギーニを停め、私のドアを開けたのです。


「プリヤンカ様。無事に空港へと到着しました。日本までのフライト、どうぞご無事に」


 有無を言わさず、私は車から降りるしかなかった。



 カオスなチェンナイ空港からデリー空港で一旦トランジットし、その後、羽田空港へと向かう。


 JALに乗っただけで日本ムードに包まれるが、私の探求心は既に日本で謎解きを始めていた。


この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

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