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皇星学園

その後警察に通報して俺その場は九兵衛に任した。

《まだ気配はするな》

「ああ、分かってる」

周囲を見ても何かあるわけではない、ただ影喰の気配がするだけでなにも。

そこで暫く歩いても何も見つからないのでさっきの場所に戻ると、女の子はいなかった。

「九兵衛、どうだった?」

「あの後直ぐに警察が来て女の子はそのまま警察に引き渡しました」

「そうか、分かった」


そして家に帰った。

今住んでいる家は奥多摩の奥地にある、とある屋敷だった。そこから学校まで一時間程電車に乗って行くみたいでいつも車で九兵衛に運転してもらってるので違和感があったがそれでも、普通学生に戻れることが嬉しかった。


翌日。

早朝に家に戻って一時間程寝て、制服に着替えて朝食を食べ準備を終えて家を出る時に。

「アルヴァ、学校では声をかけるなよ」

《分かってる、だが見た目はどうするんだ?》

「これを使う」

俺は九兵衛に紋筆を借りて術をかけた。

「九兵衛、アルヴァが見えるか?」

「いえ、大丈夫でございます」

「そうか」

《俺様に何をした?》

「普通の人間には見えないように術をかけただけで」

《そうか、それなら俺様はゆっくり寝る》


「分かった、じゃあ行ってくる」

「行ってらっしゃいませ」 

最寄りの駅まで向かい電車を待つ。

そして電車が来て揺られながら何回か乗り継いで学校の最寄駅まで向かいそこから十分程歩くと、でかい学園が見えた。

「これが皇星学園か…」

門の横に警備員さんがいて自分の名前を伝えると、通してくれた。

そして校内に入り職員室に向かった。

二回ノックして中に入る。

「失礼します、今日から入学する霧崎黎夜です」

そう言うと何人かの先生が来て三十代くらいの女性が挨拶をした。

「霧崎君、始めましてクラスの担任をする柳です。よろしくお願いいたします」

「よろしくお願いたします」

「では、校長先生に挨拶をしましょうか」

「はい」

柳先生に着いて行き校長室に向かった。

そして柳先生が二回ノックしたら中から厳格そうな声が聞こえた。

「どうぞ」

「失礼します」

「来ましたね、霧崎君」

見た目は白髪で長い髪を後ろまで流して、結んでいた。だが目が厳格で確かに強そうだった。

「今日から皇星学園に入学します。霧崎黎夜ですよろしくお願いいたします。」

「ああ、話しは聞いてるよ。柳先生は外してくれ」

「分かりました」

そして校長室で二人になった。

「君の役割は理解してるかな?」

「はい、スパイを見つけて排除すると理解してます」

「その理解で間違いないね、だが此処に居る以上我々の指揮下に入ってもらう」

「分かりました」

「そして君が輝装騎士だと言うことは基本、明かしてはいけないがだがスパイのことは君しか生徒は知らない。だから君が使えると思った生徒には素性を明かして、仲間にするのは許可されてます。それに関しては君を信じます」

「分かりました、私は騎士科ですから、紋術科には目を配れないのでそこは私を信頼してくれると言う認識で大丈夫でしょうか?」

「ええ、それで構いません。ただ貴方の名前は知らなくとも輝装騎士は魔界にて、消息不明なのでそこは分かってると思いますが頼みますよ」

「分かりました」

「では、行ってください」

「はい、失礼します」


そして校長室を後にし時計を見ると、既に七時半を周っていて段々生徒も増えて行った。


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