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イセカイGO!  作者: 葉月 優奈
四十話:『纒 慎二』と死者の呪い
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フロウフラの町は、やはり廃墟だった。

レンガの建物が多い廃墟は、大通りを歩いていた。

かつてはここに町があったのだろうけど、人の気配がない。


俺はこの街を、元気よく歩いていた。

やつれた顔の俺に、ついてくるのはシブースト。

「なんで野郎組に、僕が回らないといけない」

女がいなくなると、途端に口が悪くなる。


「まあまあ、男三人っすから」

「僕はサラちゃんと一緒にご飯を食べたい」

「レティアが決めたことだ。男子がまずは町の調査。

女子は食事と周辺警備と、役割が決まっただろう。

この時間はスケルトンが出てくるから、見つかったら逃げる。後は食料だ」

「マトイは、それが無くなると死んでしまうからな」

「みんな、そうだろう。とにかく、周辺を探そう」

「そうっすね」ノニールが同意した。

廃墟の中には、人の気配がない。

町が滅んでから、何十年も経っているようだ。


「シブースト」

「なんだ?」

「この街って、調査団がたどり着いたと思うか?」

「僕にどうして聞く?」

「決まっている、あの調査団には勇者がいた。

だけど、転生者の姿はいなかったかもしれない。

勇者はアンデットを倒す力があると思うけど、魔族は俺たちが主に戦った。

あの調査団に、それだけの戦力があるのだろうか……ということだ」

「それなら、着いた……といえる」

シブーストは迷うことなく、そう言い切った。


「どうして、そう言い切れる?」

「少なくともあの中に、転生者がいる」

「転生者?」

「ああ、アントンの話を総合すると……その転生者は、もしかしたら僕らが探しているものかもしれない」

「誰だよ、それは」

「それは、僕に協力しないと教えられない」

「協力?」

俺は首を傾げた。

だけど、シブーストは俺の方に振り返った。


「サラちゃんはここに来るべきではない、彼女を今すぐ帰すんだ」

それはシブーストが、はっきりと言っていた。



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