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イセカイGO!  作者: 葉月 優奈
九話:『纒 慎二』と天才的頭脳
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勇者ルデースの救助と、レジスタンスのリーダー『ソーリック』の捕縛は一気に情勢が変わった。

不満を持つ市民は多くいるが、それでもソーリックの逮捕で抵抗を辞めるようになる。

貴族たちの兵士は、アルバーニ病院とレジスタンスのアジトを攻める。

処刑で群衆を味方にするソーリックの目論見は崩された。


青い霧が晴れた広場には、倒れてうずくまる狼頭……ではなく人間がいた。

その人間も、抵抗することもなく兵士たちに捕まっていく。

俺は、広場でサラと合流した。


「マトイさん、ご苦労様です」

「ああ、サラもな」

「そんなことないです、私はこれぐらいしか……」

「これだけできれば、上出来だ」

サラの頭を俺は大きな手で撫でてあげた。サラは恥ずかしそうにしていた。


「レジスタンスも捕まって、これでよかったんですか?」

「ノニールが、現在貴族院と交渉しているみたいだ。

レティアはルデースの看護に行ったようだし、マリアは兵士と一緒にレジスタンスの残党戦。

だが、抵抗勢力はないだろう。獣の人間を主力にしていた彼らに、武器はない」

「でも、よかったのでしょうか?」

サラは、落ち込んだ顔を見せていた。


「何がだ?」

「私たち、旅の人間が貴族側についたことにならないですか?」

「それは違うぞ」俺は、周囲を見回した。


「俺たちは貴族側についたわけではない、話せる人間が今のところは貴族だけだ。

一般市民は、混乱して獣という間違った戦力も使っていた。

それに、お前の薬を使用していたわけだし。

それに奴らが、複製しようとしている薬のレシピを手に入れないと」

「これのことかな?」

そんな時、一人の人間が現れた。それは突然現れた真っ黒い仮面の男だった。



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