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第54話:エリートの証明と、完璧なる優等生の憂鬱

真新しい、パリッとした生地の制服に袖を通す。

鏡の前に立つ司の姿は、非の打ち所がないほどに洗練されたエリート学生そのものだった。

階段を下りてリビングに向かうと、朝食の準備をしていた母が振り返り、パァッと顔を輝かせた。

「まぁ……! 司、とっても似合っているわよ。本当に立派になって……」

眩しいほどの笑顔で我が子を見つめる母。完全に精神を造り替えられた彼女の瞳には、一切の淀みも疑念もない。

司はズボンを下げた。それに従うように、彼女はパンツの上から熱く張りつめた彼の昂ぶりを、熟れた舌でねっとりと舐め回した。れろれろと卑猥な水音が響く。

「あまり時間がない」と司が低く言うと、彼女は素直に従いパンツを一気に下ろした。

司は熱く脈打つ雄の証を、彼女の柔らかい口内に一気に押し込んだ。口の中が彼でいっぱいになり、彼女はぐぽっ、んぐうっと喉を鳴らしながら必死に舌を絡め、じゅるじゅる、ちゅぱちゅぱと激しく音を立てて舐め奉仕した。

みるみる硬く大きくなっていくそれを、うっとりと恍惚とした瞳で見つめながら、彼女は頭を激しく前後に振り動かした。

司は彼女の頭を強く押さえつけ、容赦なく腰を前後に動かした。うぐっ、ぐちゅぐちゅ、じゅぼじゅぼといういやらしい音が部屋に響き渡り、彼女は苦しげに眉を寄せながらも、瞳は完全に蕩けきった表情で彼を求め続けていた。

そして限界を迎えた司は、彼女の喉奥深くで大量の熱い白濁を勢いよく放出した。

「早く飲めよ」と司に指示され、彼女はむせ返りながらも喉を何度も鳴らしてそれをすべて飲み下した。

「ありがとう、母さん」

司もまた、完璧にプログラミングされた「心優しい息子」の笑顔を返し、静かに家を出た。

ピーンポーン。

門扉を出ると、ほぼ同時に軽快なチャイムが鳴り、紀伊国屋優子が迎えにやってきた。

彼女もまた、第一帝都高校の真新しい制服に身を包んでいる。仕立ての良いブレザーが、彼女の清楚な雰囲気をより一層引き立てていた。

「おはよう、司君!」

「おはよう。……優子ちゃん、とっても似合ってるよ。すごく可愛い」

司が最高の優等生スマイルで甘く褒め称えると、優子はボンッと音が鳴りそうなほど顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに俯いてしまった。

「も、もう……! 恥ずかしいよ、司君……」

照れ隠しにモジモジとする優子の手をごく自然に取り、二人は並んで第一帝都高校へと歩き出した。

通学路を歩いているだけで、周囲からの視線が明らかに今までとは違っていた。

すれ違う他校の生徒や大人たちが、二人の制服を見るなりハッとして道を譲り、ヒソヒソと羨望の眼差しを向けてくる。瑞穂国において、この制服は単なる学生服ではない。将来の国家を背負って立つ『エリートの証明』なのだ。相手の目から放たれる圧倒的な劣等感と畏敬の念を、肌でビシビシと感じるほどだった。

しかし、校門をくぐり、クラス分けの掲示板を見た優子は、あからさまに肩を落とした。

「あーあ……司君と、違うクラスになっちゃった」

「大丈夫だよ、優子ちゃん。クラスは違っても、休み時間や放課後にはいつでも会えるからさ」

悲しそうな優子の頭を優しく撫で、司は爽やかに微笑んだ。

(……別々のクラスで清々する。四六時中このお守りをさせられるのは御免だからな)

内心で冷酷な毒を吐き捨てながら、司は優子をC組の教室へと見送り、自身はA組の教室へと足を踏み入れた。

体育館で行われた全校集会は、どこにでもあるありふれた退屈な光景だった。

校長や来賓の、中身のない長たらしい祝辞。希望に胸を膨らませてそれを真剣に聞いている新入生たち。

(……あーあ。本当にくだらない)

司の心にあるのは、圧倒的な虚無感だけだった。世界を裏から支配し、ワンクリックで国家を消滅させられる彼にとって、これからの「輝かしい学生生活」など、所詮は退屈しのぎにすらならない低レベルなお遊戯でしかなかったからだ。

教室に戻り、真新しい顔ぶれの中での自己紹介が始まった。

司の番になり、彼は教壇の前に立つと、誰からも好感を持たれる無難で、それでいて知性を感じさせる完璧な挨拶を披露した。

その時だった。

「……おい、嘘だろ!? 御堂司って……あの『御堂司』かよ!?」

教室の後ろの方に座っていた一人の男子生徒が、信じられないものを見るような驚嘆の声を上げた。

「え? なに?」

「知らないのかよ! 防衛予備隊の超難関試験を、歴史上の最高得点でクリアしたっていう……あの伝説の天才だよ!!」

その言葉に、教室中が「ええっ!?」「マジで!? あの天才がうちのクラスに!?」と蜂の巣をつついたような騒ぎになった。

担任の教師が慌てて「静かにしなさい!」と注意をし、ようやくざわつきは収まったものの、クラスメイトたちの司を見る目は「ただの優等生」から「雲の上の怪物」を見るような畏敬の眼差しへと変わっていた。

(……チッ。そんなくだらない肩書きで、いちいち騒ぐなよ。動物園の猿じゃないんだぞ)

司は内心で舌打ちをしながらも、表向きは「大したことないですよ」と謙遜するような苦笑いを浮かべて席についた。

案の定、休み時間になると司の席は好奇心旺盛なクラスメイトたちに包囲された。

試験の勉強法、防衛予備隊の内情、はては趣味に至るまで、矢継ぎ早に飛んでくる質問の嵐。司は心底うんざりしていたが、ここでも『優等生スマイル』を微塵も崩さず、一人一人に笑顔で丁寧に答えていった。

そんな中、一人の女子生徒が目を輝かせて核心を突いてきた。

「ねえねえ、司君って……彼女、いるの?」

一瞬、教室の空気がピンと張り詰める。

司は、わざとらしく視線を泳がせ、少しだけ頬を掻きながら恥ずかしそうな顔を作った。

「……うん。まぁ、いるよ」

「えーーっ!? 誰々!? 他の学校の子?」

女子たちが悲鳴のような歓声を上げる中、少し離れた席から声が飛んだ。

「C組の、紀伊国屋優子だよな?」

声の主は、中学時代同じ学校だったというだけの、接点すらろくにない地味な男子生徒だった。

(……おいおい。中学時代、俺とまともに口も利いたことのないガリ勉野郎が。同じ高校に来たからって、俺の友人面してペラペラ喋ってんじゃねぇぞ、殺すぞ)

司の腹の底でドス黒い殺意がトグロを巻いたが、表面上の彼はあくまで「照れる好青年」だった。

「ちょっ……お前、そんなはっきり言うなよぉ」

司がわざとらしく肩をすくめて照れ笑いをすると、教室はさらなる熱狂に包まれた。

「うわぁ! あのC組の美少女と!? カップルでこの高校に受かるなんて凄すぎない!?」

こうして、入学初日にして早くも、司はこのA組における絶対的な『中心人物カーストトップ』としての地位を確立したのである。

***

放課後、優子と一緒に帰り、彼女を家まで送り届けた後。

司は制服姿のまま、奈落の底・ディープ・エデンにあるアルカディア本部へと向かった。

執務室の重厚な扉を開けると、今日の当番である乃亜がPCに向かって高速で業務を処理していた。

「あ……お疲れ様です、司様」

「現状の報告を」

司が冷たい声で命じると、乃亜はすぐさま立ち上がり、瑞穂国内の情勢と、地下研究室の進行具合について的確な報告を行った。

「地下の葦原博士からの報告によりますと、現在進行中の『研究』は、もう間もなく最終フェーズを終了するとのことです」

「……そうか」

司は短く頷くと、報告を終えて恭しく頭を下げる乃亜の細い肩を抱き寄せた。

そのまま何も言わず、執務室の奥にある特別室へと彼女を伴って姿を消した。

特別室の重厚な扉が静かに閉ざされた瞬間、クロノスは仮面を外し、素顔のまま乃亜に向き合った。漆黒の瞳に燃える欲望が剥き出しになり、低い声で囁く。

「今日は仮面などいらない。乃亜、お前のすべてを、素の俺が直接味わってやる。前回よりはるかに激しく、体が真っ赤に腫れ上がるまで徹底的に壊してやる」

乃亜はただ小さく頷き、瞳の奥に獣のような熱が宿った。クロノスは彼女の制服を容赦なく引き裂き、白い肌を露わにした。すでに下腹部から太ももにかけて、透明な蜜が糸を引いて光っていた。

まず革製の首輪をきつく締め、手枷足枷で両手首を背中で固く固定、足首を大きく開かせて鎖で繋がれる。乃亜の体は前屈みになり、腰が極限まで強調された無防備な姿勢にされた。呼吸が荒くなり、唇を噛みしめていた彼女の喉から、最初の小さな吐息が漏れた。

「んっ……」

クロノスは後ろに回り、指で背中をゆっくり撫でた後、重い革鞭を手に取った。空気を切り裂く鋭い音と共に、第一撃が背中に叩き込まれる。パシッ! 乾いた音が響き、乃亜の体が大きく跳ねた。

「ひゃあっ……!」

二撃、三撃、四撃、五撃……鞭は背中から腰、太もも、ふくらはぎ、さらには肩甲骨のあたりまで容赦なく降り注ぐ。肌がみるみる赤く腫れ上がり、細かな赤い線が無数に浮かび上がり、熱を帯びて震える。痛みが甘い痺れに変わる間もなく、次の鞭が飛ぶ。乃亜の喘ぎが徐々に大きくなっていく。

「あっ……はあっ……! んんっ、あぁぁ……! もっと……!」

鞭を置き、次に重厚なパドルへ持ち替えた。広い面で叩く道具だ。尻の丸みを狙い、思い切り振り下ろす。パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! 連続した重い音が部屋に響き渡り、乃亜の白い肌が一瞬で鮮やかな真っ赤に染まった。尻全体が熱く腫れ上がり、指で押せば跡が残るほどに。

「ひゃあぁんっ! あっ、あぁぁっ! 痛い……痛いのに……熱い……もっと叩いて……もっとぉっ!」

普段無口な乃亜の声が、嘘のように次々と溢れ出す。パドルは何度も何度も叩きつけられ、左の尻、右の尻、交互に、そして太ももにも。乃亜の全身はすでに赤く染まり始め、蜜が糸を引いて床に大量に滴り落ち、小さな水溜まりが広がっていく。

「はあっ、はあっ……! クロノス様……あぁんっ! 熱い……熱くてたまらない……! んふぅぅっ! 体が……真っ赤に……!」

クロノスは彼女の髪を掴み、耳元で低く囁いた。

「まだ序の口だ。体全体を真っ赤に腫れ上がらせるまで、徹底的にいく」

今度は吊り具へ移行。両足を大きく広げ、両手を天井から吊るし、完全に宙吊りの無防備な姿勢に固定した。電気刺激の機械が起動する。微弱な電流パッドを内もも、下腹部、腰の周囲、背中と尻の赤くなった部分に丁寧に貼り付け、スイッチを入れる。びりびりとした振動が走り、乃亜の体が激しく跳ねた。

「ひゃあぁぁっ! あっ、あぁぁんっ! びりびり……全身がびりびりするぅっ! あひぃぃんっ!」

電流の強さを徐々に上げ、弱→中→強を繰り返し、弱に戻す。乃亜の肌はさらに赤く染まり、汗が噴き出しながら体全体が激しく痙攣する。鎖がじゃらじゃらと激しく鳴り、蜜が床にぽたぽたと大量に落ち続ける。

「あっ、あっ、あぁぁぁっ! だめ……だめぇっ! イッちゃう……イッちゃうよぉっ! ひゃうううんっ! あひぃぃぃっ!」

何度も頂点に追い込まれ、クロノスがわざと刺激を止めて焦らす。乃亜の瞳は完全にトロトロに溶け、よだれが口元から垂れ、顔がぐちゃぐちゃに乱れていく。

「はあっ、はあっ……お願い……もっと……もっと激しく虐めて……体を真っ赤に焼いて……壊してぇ……! んんんっ、あぁぁんっ! あひゃあぁぁっ!」

ここでクロノスは彼女を一旦吊り具から下ろし、台の上に仰向けに固定した。足を大きく開かせ、後ろの窄まった部分も完全に晒す姿勢にする。そして彼は膝をつき、顔を乃亜の熱く濡れた敏感な秘部に近づけた。ゆっくりと舌で舐め上げ、執拗に吸い、舌先を奥まで沈めて掻き回す。激しい舌での愛撫が始まった。

「ひゃあぁぁんっ! あっ、あぁぁっ! 舌が……舌が奥まで……! んふぅぅぅっ、はあぁぁんっ!」

クロノスは容赦なく舌を動かし、敏感な突起を吸い上げ、歯で軽く甘噛みし、平らな面で激しく擦る。乃亜の腰が激しく跳ね上がり、蜜が噴き出すように溢れる。喘ぎ声はさらに甲高く、部屋中に響き渡る。

「あひぃぃっ! だめ……そんなに激しく舐められたら……おかしくなるぅっ! んんんっ、あぁぁんっ! イッく……イッちゃう……!」

クロノスはさらに激しく舌を加速させ、指を二本、後ろの窄まった入口に沈めながら前を同時に責める。乃亜の体が弓なりに反り、突然大量の潮が勢いよく噴き出した。びゅっ、びゅっ、と透明な液体が弧を描いて飛び散り、床を濡らす。

「ひゃうううんっ! あぁぁぁっ! 潮……潮吹いちゃう……! あひゃあぁぁんっ! 止まらない……止まらないよぉっ!」

潮を吹きながらもクロノスは舌を離さず、さらに激しく舐め続け、二度、三度と連続で大量の潮を噴き出させる。乃亜の体は真っ赤に染まったまま汗と蜜と潮でぐしょぐしょになり、喘ぎ声はもう意味を失った叫びばかりだった。

「はあっ、はあっ……クロノス様……舌……舌がすごい……壊れちゃう……! んふぅぅぅっ、はひぃぃぃっ!」

次にクロノスは乃亜の体を四つん這いに回転させ、尻を高く突き出させた状態にした。そして自身の後ろの窄まった部分を彼女の顔の前に近づけ、低く命令した。

「乃亜……お前も俺の後ろを、舌で丁寧に舐めろ。しっかり味わえ」

乃亜は興奮で瞳を潤ませ、素直に舌を伸ばした。クロノスの後ろの窄まった部分を熱心に舐め回し、舌先を少しずつ押し入れ、円を描くように執拗に愛撫する。クロノスは低く唸りながら、彼女の後ろの窄まった部分を今度は自身の舌で激しく舐め始めた。後ろを舌で激しく愛撫し合う応酬だ。

「んっ……はむっ……クロノス様の……後ろ……美味しい……んふぅっ……」

乃亜の喘ぎは舌を動かしながらも漏れ続け、クロノスは彼女の後ろを舌で広げ、奥まで舐め回し、吸い上げる。乃亜の体がまた激しく震え、再び大量の潮が噴き出した。

「あひゃあぁぁんっ! 後ろを……舌でそんなに……! また潮……吹いちゃうっ! ひゃうううんっ、はあぁぁぁっ!」

クロノスは彼女の後ろへの舌での愛撫を受けながらも、自身の舌を加速させ、乃亜を何度も潮吹きへと追い込む。部屋は二人の喘ぎと湿った音、潮の飛散する音で満たされた。乃亜の全身は鞭とパドルと電気と蝋と舌の責めで完全に真っ赤に腫れ上がり、熱を帯びて輝いていた。

次にロウソクを灯し、熱い蝋を背中、腰、太もも、内もも、下腹部、腫れた尻へと丁寧に落としていく。熱い痛みが走るたび、乃亜はさらに高く叫んだ。

「熱いっ! あぁぁんっ! 熱くて……熱くてたまらないっ! ひゃあぁんっ、はうううっ! もっと落として……肌を真っ赤に焼いてぇっ!」

蝋が固まり、白い肌に赤い線を描く。クロノスは固まった蝋をゆっくり剥がしながら、再び指で前と後ろの敏感な部分を同時に刺激。乃亜の腰が激しくくねり、鎖が激しく鳴り響く。

「あっ、あっ、あひぃぃっ! 指が……前も後ろも……おかしくなるぅっ! んふぅぅぅっ、はあぁぁんっ! イク……またイッちゃう……潮も……!」

何度も何度も焦らされ、乃亜の体は汗と蜜と潮と涙と蝋の跡で完全にぐしょぐしょ。全身が鮮やかな真っ赤に染まり、鞭痕、パドル痕、電気の赤み、蝋の跡が重なり、熱を帯びて震えていた。

クロノスはようやく彼女を台に四つん這いに固定し、尻を極限まで高く突き出させた状態にした。ここから本格的な後ろへの激しい責めに入る。まず指を後ろの窄まった入口にゆっくりと沈め、内部を丁寧にほぐしながら激しく掻き回した。熱く締まる内壁が指を強く締め付ける。

「はあぁぁんっ! あっ、あぁぁっ! 後ろ……後ろが……熱い……広がる……! んんんっ、はひぃぃっ! もっと……もっと広げて……深くぅっ!」

指を二本、三本、四本と増やし、激しく動かす。乃亜の喘ぎはもう獣の叫びに変わっていた。体が前後に激しく揺れ、真っ赤な尻が波打つ。

「だめっ……だめぇっ! 後ろが……壊れちゃう……壊れちゃうよぉっ! あひゃあぁぁんっ! イクっ、イクゥゥゥっ! また潮……吹いちゃうっ!」

何度も頂点を迎えさせ、乃亜の体を限界まで追い込んだ後、クロノスはようやく自身の熱く硬くなったものを後ろの入口に押し当て、ゆっくりと沈めていった。熱く狭い内部が彼をきつく包み込む感覚に、クロノス自身も低く唸った。

「はあぁぁぁんっ! 入ってきた……後ろに……入ってきたぁっ! あっ、あぁぁんっ! 動いて……激しく……突いてぇっ! んふぅぅぅっ、はひぃぃぃっ!」

クロノスは容赦なく腰を振り、激しい律動を開始した。後ろからの深い突きが乃亜の体を震わせ、真っ赤に腫れた尻が毎回激しく打ちつけられる音が響く。乃亜の喘ぎは頂点を超え、ほとんど意味を失った絶叫に変わる。

「あぁぁんっ! あっ、あっ、あひゃあぁぁっ! 深い……後ろの奥が……深すぎるっ! イッく……またイッくぅっ! ひゃうううんっ、はあぁぁぁっ! 潮も……また吹いちゃう……!」

ピストンがさらに速くなり、部屋は肉のぶつかる音と乃亜の果てしない喘ぎ声、潮の飛散する音で完全に満たされた。彼女は何度も何度も達し、体を激しく痙攣させ、涙とよだれを垂らしながら真っ赤な肌を震わせ続けた。クロノスは限界まで彼女を追い上げ、最後に最も奥深くまで突き入れ、熱い白濁を後ろの内部に勢いよく放った。

「出して……後ろに……全部注いでぇ……! あぁんっ!」

熱い奔流が乃亜の後ろの奥を満たす感覚に、彼女は最後の長い喘ぎを上げた。

「はあ……はあ……あぁぁ……んっ……」

乃亜の体はぐったりと台の上に崩れ落ち、満足げな恍惚の笑みを浮かべていた。全身が真っ赤に染まり、汗と蜜と潮と蝋の跡と鞭痕で覆われた姿は、普段の無口で冷静な彼女とは完全に別人。興奮と変態の極みが、声と体と潮で存分に曝け出された時間だった。

――しばらくの後。

特別室の扉が開き、出てきたのは先ほどの『司』ではなく、漆黒の外套に身を包み、不気味な仮面を被った悪魔――『クロノス』であった。

彼は乱れた衣服を直すこともなく、そのまま真っ直ぐに葦原博士のいる地下研究室へと向かった。

「……クロノスか」

無数の培養液のタンクが並ぶ薄暗い研究室で、白衣姿の葦原博士が狂気じみた笑みを浮かべて振り返った。

「もうすぐだ。もうすぐ、あんたの望む『最高の兵隊』が完成するぞ」

タンクの中で蠢く異形の影を見上げながら、葦原は自信に満ちた声で言い放った。

「そうか。頼むぞ、博士」

クロノスは短く応えた。

その声は威厳に満ちていたが、仮面の下の瞳は冷たく澱んでいた。

(……最強の兵隊ね。まぁ、これが少しでも俺の『退屈しのぎ』になってくれればいいけどな)

満たされない虚無感を抱えながら、クロノスはタンクの中で産声を上げようとしている新たな「おもちゃ」たちを、ひどく冷めた目で見つめていた。

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