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クールな神原シャスケ刑事

神原シャスケ刑事。疾風(はやて)のガンマンである。独自で開発したレーザー銃を使って悪者を駆除する勇敢な男。


「よう、早乙女華恋さん。久しぶり。スーパーヒーローだってね。凄いじゃん。おめでとう。で、俺のレーザー銃で、あいつをぶっ殺して良いかい?」と神原シャスケ刑事が元気よく言って社会の窓から突き出ているレーザー銃を上下に振ってアピールした。


「許可する」と早乙女華恋スーパーヒーローは言って大きく頷いた。


「ダ、ダメですよ! 生きたまま確保してください!」と股草井サトシ刑事は泡々しながら言うと泡々して慌てて泡々したまま止めた。


「軽い冗談だよ。だが、ナメた真似して歯向かったら撃ち殺していい。俺の命令だ」と早乙女華恋スーパーヒーローは言った。


「了解。面倒くさいけれど説教してきます」と神原シャスケ刑事は社会の窓から突き出たレーザー銃を上下に素早く小刻みに振って言った。


「おい、おっさん! お晩です。早く出てこい。出でこないなら殺すよ!」と神原シャスケ刑事は社会の窓から飛び出ているレーザーの引き金に指を添えた。


「テメェ、なんでチャック全開なんだ? 情けない。社会の窓を開けて恥ずかしくないのかよ?」と活揚研二は嘲るように言ってバカにした。


「お前こそ居酒屋『夜這い』の入り口に貼ってある注意の貼り紙を読んだのかよ?【居酒屋夜這いでは焼肉やジンギスカンもお客様に御提供しております。室内の換気は当店自慢の強力な空気清浄機の稼働によりクリーンに保たれております。決して当店の窓を開けないでください。ご近所様に香害の御迷惑となります。宜しくお願いします】と書いてあるんだぜ。お前こそ店の窓を全開しやがってよ。違反している」と神原シャスケ刑事はまくし立てた。


「社会の窓とお店の窓が共に全開しているんだ。腹と胸を割って話そうぜ」とも神原シャスケ刑事は付け加えた。


「おっさんよ、言わせてもらうぜ。社会の窓を全開にして生きるのが本物の男なんだよ。俺はオープンマインドなんだ。抑圧された社会をこじ開けて生きている。通気性を良くして風通しの行き届いた社会にしたいんだな。だからこそ、常に悩める社会に対して社会の窓を全開にして、そこから社会に参加して社会的な模範となるべく、社会の窓から銃を突き付けて悪に立ち向かって社会を正そうとしているのさ。ズボンのチャックなんか信じるな!」と神原シャスケ刑事は力説した。


活揚研二は黙って聞いていた。


「俺は開け放たれた社会の窓から社会や世界を見つめている。そんな時代遅れの男がいてもいいんじゃないのかい?」と神原シャスケ刑事は言ってバック転をしてから着地をすると股間の社会の窓から突き出ているレーザー銃を闇夜に向けてブッ放した。


ピキューン

ピキューン

ピキューン


と3発。青い光を放つレーザー光線が暗黒の空の彼方へ消えていく。





つづく





社会の窓を開ける男こそ本物の勇者なんだよな。実に男らしいよな。皆もズボンのチャックを全開にして社会に羽ばたいてほしいと思う。

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