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隣だった人が変わった。指導員がブルーノ先輩に決まったため席が移動となり、危ない人では無くなってホッとした。ブルーノ先輩は優しく頼り甲斐があって、とても教え方が上手で安心する。
あとで新人ひとりずつ面談があると言われ時間になり向かう。ノックし部屋に入るとノア様とマーガレット様が待っていた。
「お待たせ致しました。」
「時間通りだから大丈夫だよ。座って。研修はどう?何か問題は無い?」
「はい。少しずつ慣れてました。今のところ問題はありません。」
「経理課からは、ぜひうちにと強い希望が出てたよ。試験も良かったし優秀なんだね。この調子で頑張って。もし何かあれば私でもマーガレットにでも真っ先に相談してくれていいから。内容に関わらずすぐ相談してね。」
はい…わかりました。何か起こるの?一抹の不安がよぎる。
第一騎士団は毎年ちょっと揉めるのよ。マーガレット様が言う。毎年ですか?そう毎年…今年はどうかしらねって頬に手をあて困った顔をしている。
「…なので少しでも何かあれば言ってくれ。」
わかりました。失礼しますと部屋を出る。見目麗しい方が多いとそうなるのねと納得してしまう。実際塔内ですら令嬢方の牽制は凄い。それが第一だと…想像を絶する。あの危ない先輩以外も気をつけよう。
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「師団長はいつも優しくて私とても大事にしてもらっているの。この前もー…」
例の先輩が周りの方と話をしている。耳に入ってくる話が空想話しなのか本当なのかわからない。ルイ様に聞くすべがない。私のわがままで接触を控えて貰ったので何とも言えない。約束のお出かけの日まで待つ他ない。
「無駄話をしない!ほら解散!」
団長が散らしている。目が合うと困ったように微笑まれた。男前すぎる。ルイ様とは違うタイプの凛々しくたくましい感じ。ふとどこからか舌打ちが聞こえた。え!私に?怖い。私団長狙ってません!!誰とも目を合わせたら危険なのだと思わされる。
ブルーノ先輩は素朴な感じの方でギラギラした第一騎士団において癒やしのタイプ。文官なので騎士方に比べたら地味に見えるが、私なら絶対ブルーノ先輩がいい。もてないんだよって笑って言っているが、他が強敵過ぎるだけだと思う。
伯爵家の嫡男だがまだ結婚とかは考えておらず、誰か良い人がいたら結婚したいけど次男に家督を譲ってココで穏やかに過ごすかなーて。えっ良い。素晴らしい。結婚相手にはこんな人がいいのに令嬢方はガツガツし過ぎている。
「穏やかな生活最高ですね!私そんな生活がいいです!」
「え?」
「「え?」」
ブルーノ先輩と後ろを振り向くと団長がいた。口に手をあて青い顔をしている。どうしたのだろう。
「いや、邪魔した。何でもない。」
団長様が内心焦っている事など知らずブルーノ先輩と話に花が咲く。
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まずいまずい。まずいぞ。師団長の相手だから穏やかなブルーノつけとけば大丈夫だと思ったのに、思った以上に気が合っているではないか…。え?私師団長に殺される?秘密裏に動く師団長が彼女を離すわけない…まさかの新たな問題にさらに悩まされる。




