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魔術師団内の秘密の恋〜眠れる令嬢は公爵閣下に溺愛される〜  作者: 漆原 凜


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「師団長格好良かったなー」

「まさか会えるなんて!」


私は次なる研修先を目指し同期達と廊下を歩く。皆先程の興奮冷めず盛り上がっている。本当に来ただけだったな。私の事は気にしないでと言い端にいたが存在感が全く隠れていなくて皆チラチラ見ていた。


次は第一騎士団で研修を行う。近衛の方達が所属し1番人気が高い部署になる。それだけに令嬢方の争いが起きるらしい…静かにしておこう。


「師団長の婚約者って私なの。秘密よ。噂になってしまって困るわー」

 

今日から隣の席になった先輩にココだけの話なんだけどって話しかけられた。婚約者なの?そんなわけないよね?私が断ってるから婚約者いないし。…この先輩危ない人だ。なるべく穏便に研修を終わらせよう。無難に交わし仕事を教えてもらう。急に第一騎士団がざわつく。


「師団長!お疲れ様です!どうされましたか?」


「あぁちょっと話があって。団長来て。」


はい!っと第一騎士団長が連れて行かれた。少しすると戻ってきたが副団長と話をしている。なんだか異様な雰囲気。師団長は少し顔を覗かせ、じゃ頼んだよって帰って行った。


なんだろう。…!!本当にこの人婚約者?!そういう事?え…私がダメなら次ってこと?そんな事ある?



ーーーーー


「貴方は何するために新人達の所へ行ったのですか?!新人以外も混和していたと苦情が入ってます!もう駄目ですからね!!」


「今年は優秀と聞いて激励に…」


はぁぁぁとため息をつかれニコルに怒られる。もうしませんと誓う。副師団長強くない?私師団長だよ。


「…さらに嫌われますよ?」


「…っ、さらにってなんだ!そもそも嫌われてないから!」


冷たい目で見られ傷ついてしまう。私は何を目標に頑張ればいいのかとため息をつく。


「そういえば変な令嬢が現れてますよ。貴方の婚約者だと職場で言っているそうです。気をつけてくださいね。」


「はぁーミアには断られているのに、誰が婚約者だ。1度注意をしてあまりしつこいようなら退職勧告出すか。」


お相手ミア様っていうんですね。可愛らしいお名前ですねとからかってくる。お前はミアって呼ぶな。私だけだと牽制し行ってくると言い、変な令嬢の元へ向かう。


第一騎士団にいると聞き団長を呼びだす。ミアがいる!!危ない!余計注意をしとかないと。


「急に来てすまない。…婚約者だと言いふらしてる令嬢がいると聞き来た。全く関係無いから騒ぎを起きさせない様に注意を払ってもらいたい。前回違う隊長で問題が大きくなったから今回は気をつけて。問題によっては退職勧告してもいいから。」


「承知いたしました!最近周りの人に言っている節はあったのですが…我々真偽がわからず対処にこまっておりました。本当に婚約者では無いのですよね?婚約者様は別の方で間違いないですね。」


「…そもそも婚約者はいないけど。」


「え?先日婚約されると聞いたのですが…」


「…いないです。」


本当ですね?いないと言うのが真実であればやりやすいのでしばらく監視しておきます。と言ってくれとりあえず安心する。


「…近々出来るかも知れないけど、出来たらきちんと報告するからそれまではそれで頼む。巻き込まれて勘違いさせたくないから。」


団長に目を見開き凝視される。第一にいるのですか?塔内ですか?守りようがないので名前伺っといてもいいですか?と。


「バラさない?嫌われたら君のせいにするよ?」


「…重いですが、誰にも言わないです。」


「…アメリア·ブラッドフォード。絶対巻き込まれないようにしてね。」


「新人の…逐一報告させて頂きます!」


よし!念押しもしたし大丈夫でしょ!


ーーーーー


師団長と別れた第一騎士団長は先程聞いた名を考え今日から研修に来ていたな…何故この最悪なタイミングでと頭を抱える。誰にもバラさないと約束した以上どう伝えるか。何故毎年うちで揉め事が起きるのだろうと落ち込みながら部屋へと戻る。


副団長を呼び名前を伏せあらましを話す。慌てながらどうするのですか?!と聞かれるがどうしたものか。ふと見ると隣!!最悪じゃないか…。


師団長が顔を覗かせ、じゃ頼んだよと。この研修が無事終わることを願う。


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